クッキングシートをメスティン大に折る「メスティン折」は災害時にも有効

週末に改めて100円ショップに立ち寄って、色々なものを仕入れてきたのですが、とりあえず買いに行ったのはフライパンや鍋に敷いて使う「クッキングシート」でした。このシートはまさに魔法のシートで、うまく使えば野外調理での洗い物をかなり減らすことができます。

今回は、このクッキングシートを小型飯盒の「メスティン」に使う方法として
確立されている「メスティン折」をするために購入しました。ちゃんとしたクッキングシートが110円(税込)で買えるというのは、単なるコストだけでないメリットがあります。

こちらの写真にメスティンとともに写っている台紙は、すでにPDF化されてフリーで利用できるクッキングシートをメスティン大に折るための台紙です。図面のPDFファイルは以下のリンクより入手できますので、メスティンを持っている方はぜひともダウンロードして折ってみることをおすすめします。

https://note.seethestars.jp/n/nfd5995fa263e

実を言うと、私は最初こうしてメスティンにすっぽり入る内袋を作り、金属の当たりがあっても内部を傷つけないようにと思っていたのですが、このメスティン折は使ってこそ意味があります。上記リンクとは違う方のブログで、メスティン折をした内袋をセットした状態でお米を入れてご飯を炊き、さらに蓋の上にレトルトカレーを乗せることでご飯が炊きあがる時にはカレーも温まっているという調理方法を実践されている方がいまして、その方は内袋に直接カレーを入れて食べたものの、何とかカレーがあふれることなく食べ終わることができ、結果としてメスティン内部を改めて洗う必要がなくなったことを紹介していました。

山登りをする方にとっては水は貴重で、できれば洗い物はしないで済ませたいところがありますが、この方法を使うと軽く本体を拭くことはあっても、食事の後片付けについてはメスティン折した内袋をゴミとして処理するだけで、これ自体は丸めれば小さく軽く扱えるので、帰ってからゴミに出せば良いだけなので、クッカーがテフロン加工になっているよりもメリットがあるのではないかと思います。

翻って考えてみると、同じように水を少しずつ使わなければならないような状況は、まさに災害があった後に断水が起こった場合があります。災害時の食器洗いを回避する方法としてラップをお皿に巻いて食事をし、終わったらラップのみを捨てるというものがありますが、このメスティン折の場合、メスティンが調理器具と食器を兼ねますので、例えば人数分のメスティンがあり、それに対して事前にクッキングペーパーをメスティン折しておけば、災害時には食事の時に使っても洗わなくて済みます。

さらに、メスティン折した内袋は、写真のように内部に畳んでしまうことができますので、暇な時にでも予備のメスティンをいっぱいにするように折り進めていけば、それ自体が災害準備として役に立つのではないかと思います。

さらに、メスティンとクッキングシートの関係については、蓋の部分に合うような大きさに切るだけで、写真のように蓋にぴったりはまります。たまたまセリアで見付けた税込110円のクッカークリップを使えば、フライパンのように使えます。目玉焼きやウィンナーを焼いてもシートを捨てるだけなので、こちらも野外用兼災害対策用として用意していてもいいでしょうね。

結局のところ、多くの人がこのメスティンを使いこなしていて、大きさが共通だからということで様々な便利な使い方が出てきているわけです。外出の時や災害用にちょっとした調理をしたいという方は、やはり多くの人が使っているものの方が様々な新たな使い方を試せるという事もありますので、今後の新たな使い方を試す人にも期待しつつ、ソロメインのクッカーとして使っていくのもいいと思います。


カテゴリー: 車中泊のための道具考 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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