セブン-イレブンで買える「マルチステンレスボトル」その3 直飲みキャップとカップ

マルチステンレスボトルのペットボトル用のフタから飲み口を出し、ペットボトルを入れたまま保冷できるというマルチステンレスボトルのコンセプトは素晴らしいですが、これから梅雨明けには連日の猛暑が予想される中、家庭のコストとしては大したことはなくても連日空のペットボトルのゴミを出すというのは個人的にはどうかと思ってしまいます。

前回紹介したナルゲンボトルにキャップを工夫して、何とかペットボトルのように使えないのかと思ってキャップを探したのですが、残念ながら私の目的に合うような製品は、ぴったり本体にはまる0.5リットルタイプのボトルには適合しないということがわかり、改めて別のボトルで何とかならないかと思って自宅にストックしてあるボトルを大量に出して試したところ、その解決策が見えてきました。

それは、過去に何かに使えるだろうと思って値引きされて売られていたのを購入した用で複数のSIGGボトルです。0.6リットルタイプのボトルはナルゲンの0.5リットルボトルと同じく、マルチステンレスボトルに入ります。しかも、ナルゲンより容量が多い分、ボトルの形状はペットボトルと同じような狭い口になっていて、この形状は今までは洗いにくく水も入れにくいということで、ナルゲンボトルと比べるとディメリットでしかなかったのが、今回の用途では俄然メリットになってきます。

ただ、ナルゲンボトルと違ってSIGGボトルはアルミ製のため、若干金属同士の当たりが気になります。そこで思い出したのがスノーピークのキャンプ用のチタンマグを購入した時に付いてきたメッシュの巾着袋でした。この袋をかぶせた上でマルチステンレスボトルに入れると、スキマがうまく消えて当たりも気にならず、いい感じになります。ちなみに、このようなメッシュ袋は100円ショップで手に入れられる場合もあります。

そして、うまい具合にフタを付けると飲み口がペットボトル用の穴から顔を出しましたので、その上からキャップを付ければ、見事に汎用で使えるようになりました。ただこれだと、飲む時にいちいちスクリューキャップを開けなければならず、落下防止の観点からも心配になります。そこで、複数購入していたSIGGボトルに偶然付いていた、子供用の「ニューキッズボトルキャップ」に付け換えてみました。

このキャップはまさに絶妙で、しっかり閉めても中フタをきちんとねじ込むことができます。このキャップを付けた上での飲み方としては、親指でキャップを持ち上げるように開け、中にある栓を手で開いて飲むような形になっています。飲み終えたら逆に栓を閉めればこぼれることもありません。構造上、中せんを開けたままだとキャップが閉まらないようになっているので、きちんとキャップまで閉じて戻すことを心掛けていれば、中せんの閉め忘れは起こしにくくなります。さらに、飲み口が細いので一生懸命吸っても、出てくる量は一定なので、定期的な水分補給にもぴったりだと思います。

なお、同じようなSIGGボトル用のキャップに、同じようにキャップを開けて中せんを押しながら中味を出す仕組みになっている「アクティブボトルキャップ」がありますが、こちらの方は全長がちょっと長いため、キャップをセットする時にマルチステンレスボトルの中フタに当たり、かなりぎちぎちになりますので、もしかしたらマルチステンレスボトルのフタを痛める恐れがあります。多少ゆるめに付けるという方法もありますが、それだと気を付けないと中のSIGGボトルが落下したり水が漏れたりする可能性が出てくるのであえて使用する方は気を付けて下さい。

ともあれ、これでSIGGボトルを使えば、アルミならではの熱伝導性を持ちつつ、保冷性能を同時に手に入れられるということになり、個人的にはかなりおすすめではないかと思います。一昨日この組合せで持ち出したところ(室内仕事なので苛酷な状況ではありません)、5時間後でもシグボトルはまだ冷たさを保っていて、十分に冷たいと感じるくらいに中味をキープできるだけの性能がこの組合せにはあります。

最後に、ペットボトルを入れて使う時に便利なグッズを紹介させていただきたいと思います。写真のカップは、ペットボトルのフタの部分に付けられるペットボトル用のカップで、100円ショップで売られているものです。これを使うと、直接口を付けて飲まなくてもいいので、中味をシェア(他に紙コップの用意は必要ですが)することができる便利グッズです。

背の低いペットボトルの場合、付けられないということはあるのですが、いわゆる炭酸飲料系の背の高いボトルならだいたい付けることはできると思います(上の写真のペットボトルは三ツ矢サイダーのペットボトルです)。その上からカップをはめると、上の写真のようになるのですが、気持ち上部から冷気が逃げるのを防ぐようになるので、保冷機能アップも期待できるわけです。

このような多機能ボトルですが、すでにネット上では品切れになっていて、明らかに転売目的で購入した人がプレミア価格でネット上に出てしまっています。ただ、そのプレミア価格を出すなら、もっと別の選択肢があると思うので、お近くのセブンイレブンで見掛けたら手に取ってみて、改めて購入すべきかどうかご判断下さい。

その1
その2


カテゴリー: 真空断熱ボトル | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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