車中死を防ぐために「ライフジャケット」常備を考えてみては

過去のブログで車を運転する際の腰の負担の軽減に利用できるだけでなく、いざという時にはライフジャケットとして使えるモンベルの災害用品「浮くっしょん」について紹介したことがありました。詳しい内容については、リンクを貼っていますので、改めてご覧いただければと思います。

https://syachu.net/monbel-ukussyon

これからの車でのお出掛けのことを考える中で、先日の台風21号の影響を受けた千葉県での大雨による人的な被害のニュースというのは大変衝撃を受けることになりました。その際のお亡くなりになった人の多くは家にいて土砂崩れで犠牲になった人よりも、車で移動中に水にのまれてお亡くなりになった、いわゆる「車中死」方の方が多かったのです。

今回の雨では川が決壊するなどして一気に道路に水が溢れ、車内に水が侵入する中で外からの水圧でドアを開けることも難しい中、そのまま水にのまれてしまったことが想像され、とても痛ましい事だと思います。お亡くなりになった方にはご冥福を祈らずにはいられないのですが、ではどうするのか? ということを考えることも必要だと思います。

基本的には大雨で冠水する中では車での避難は極力控え、できるだけ高い所に逃げることが大切だろうと思うのですが、自宅周辺で地理を知っている場合ならそうするにしても、車で旅行中に知らない場所で大雨に巻き込まれてしまったとしたら、気付いたら周辺が冠水していたというケースも想定しておくべきだろうと思いました。

一応、今までもつい低い場所で車が立ち往生し、大人の力でも中から車のドアが開けられないような場合に備え、中から車のドアを叩いて割れる「脱出用ハンマー」を運転席と助手席の両方に常備し、その中で座席のところに通常はクッションとして使いながらもいざという時にライフジャケットとして使える「浮くっしょん」を付けているのですが、もしこの状態で今回のような急な雨にやられて脱出不可能になった場合、まずはカバーから浮くっしょんを出して正しい方法で体に装着した後、必要なら車の窓を割ってでも車から脱出し、車の屋根に乗ったり他に高い所があればそこまで移動しつつ逃げる方法を考えるようにできると思います。

この際、ライフジャケットを装着することによって水にのまれても体自体が沈むことを防ぐことはできると思います。大きな災害では瓦礫などにぶつかってしまう危険はありますが、そこまで考えるなら、頭を守る「ヘルメット」の用意も必要になってきます。今後はそうした脱出の際に役に立つグッズを車内に常備しておくことの重要性を感じ、すぐに車に用意することがいざという時に自分と家族の命を守ることにもつながるでしょう。

物自体はホームセンターで揃えられると思いますが、ライフジャケットは釣具屋さんに行けば子供用のものも用意されていますので、安いものをまとめて購入したいなら釣具屋さんで相談して家族の人数分購入し、車の中でもすぐに取り出せるところに置いておきましょう。この用意があれば、車旅の途中で川遊びをしようということになった場合でも、家族全員がライフジャケットを着た状態になるので、もし何かの拍子で川に流されてしまったとしても助かる可能性は上がってくるのではないかと思います。こうした用意をする人が増えることで、今回起きたような悲劇が少なくなることを願いたいですね。


カテゴリー: 防災グッズ | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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