車内はとりあえず「温かい飲み物」モードに

暑かった季節もようやく終わりを告げたようで、このような天候の中でこそ思い切りスポーツをするのに適していて、今までの日本の「体育の日」が前回の東京オリンピックの開幕日である10月10日だったことを実感できます。このことを改めて考えてみると、1964年の東京オリンピックを招致した時でもさすがに当時の日本の夏でも世界最高レベルのスポーツ競技会を行なうのは無理だという頭があったんだろうと思いますね。ちなみに、1964年7月末から8月初めにかけての東京の最高気温は32度から33度という現在の基準からしても相当暑い日々が続いているので、もしその日程でオリンピックが行なわれていたら、それはそれで大変なことになっただろうと思います。

多少肌寒いような天気に落ち着いてきたことによって、夏の間に持ち歩いていたマイボトルの状況も変化してきました。夏の暑い時期にはとにかく火照った体を冷やすためにキンキンに冷やした麦茶を持ち出していましたが、今ではそこまで冷やさなくてもちょっと汗をかいたときに補給できるくらいの常温の水を持って出れば十分という感じになっています。逆に、寒くなれば常温の水でも冷たく感じてしまうので、沸かしたお湯を保温ボトルに入れて持っていき、お茶やコーヒーを出先でいただく方がいいぐらいになってきました。

ボトルとそれに入れるものというのは、個人の好みで違ってはくるでしょうが暑い時には毎日同じボトルに麦茶を入れて持っていったものですが、同じようにボトルを用意した方はおわかりかと思いますが、水でない麦茶やお茶でもかなりボトルに汚れがついてしまいます。改めて思ったのですが、ボトルによってはパッキンや飲み口の洗えない部分の汚れが激しく、気にする方ならその部分だけでも1シーズンで交換した方がいいというところがあります。さらに言うと、パッキンやフタという部品が売り切れになっていたり新品の方が部品合計の金額より安く売っていたりすると、エコなマイボトルと言いながら一定期間で買い替える方が金銭的には良いということになってしまうので、何かもったいないなと感じてしまいます。

そういう意味からおすすめしたいのが、先日購入した「ナルゲンボトル」の利用で、このボトルはパッキンを使用していないながらも漏れなく締まり、きれいに洗った後には匂いが残りませんので、味の付いた飲み物を入れて直飲みするならこのボトルを利用すれば一シーズン毎の買い替えは必要ないでしょう。ただ、分厚いながらもプラスチックボトルには違いないので今の季節はいいですが、真夏には最初冷たくてもだんだんぬるくなっていきます。

ナルゲンボトルは飲み物を入れたまま凍らせることができるので水分の膨張に注意しながら(氷は水の1.1倍になるため少なめに入れること)フタを外した状態で冷凍庫で凍らせた麦茶なりお茶なりを持って行く方法があります。このやり方だとボトルを保冷剤代わりにできるので、小さめのソフトクーラーに複数のボトルを入れて持っていくというのもいいでしょう。しかし凍らせたボトル単体だと持ち出してすぐ飲めないので、そういう場合には凍らせずに冷蔵室で液体のまま冷やしたものを少し大き目のボトルカバー(一応保冷機能があるものが望ましい)に保冷剤を入れたのと一緒に持って行ったりするというパターンも有りでしょう。

気軽に飲みたい人にはちょっとめんどくさいような、それなりの工夫が必要にはなりますが、どちらにしても真夏であれば水の消費量も多いと思います。そんな状況下ではボトルの中味がぬるくなる前に飲み切れるかと思いますので、何とか夏の季節でも冷たい飲み物を飲むことができるでしょう。そもそも「ナルゲンボトル」の存在をご存知ない方は、先日紹介したナルゲンボトルの詳細について過去に書いたものがあるので、そちらの方も合わせてごらん下さい。

ナルゲン(nalgene)Kitchen広口0.5Lボトル

逆に冬はナルゲンボトルに入れると時間が経てば経つほど常温での保管になりますので(そうした特性を利用してタオルを巻いたりフリースの袋に入れて湯たんぽとしても使えるのですが)、熱いお湯を使って飲み物をという場合には普通のカップ付きのステンレスボトルに飲み物を入れて持参する形でいいと思います。ただ、直接お茶やコーヒーをボトルに入れて飲んでいるとパッキンに匂いが移って気になる人は気になると思います。私の場合にはボトルには熱湯のみを入れて、別にカップと粉末でお湯に溶かして飲むタイプのものを併用するように心掛けています。大容量のステンレスボトルにお湯を入れていくと、早朝に入れていってもお昼にカップ麺やスープをいただくことも可能になりますので、事前に準備ができればお湯を入れて持っていくことになるでしょう。

ただ、そうは言ってもそこまでの用意せずに出発してしまうこともあります。私の車の中も季節の変化を受けて、飲み物のための装備を更新しました。以前に購入していたステンレスの2重になったカップをドリンクホルダーに2つ入れました。こちらについてもその存在をご存じない方は、過去に紹介したブログのエントリーがあります。この商品はこれを書いている2019年10月現在には品切れになってしまっているようですが、同じような製品は今後も出てくると思いますので、参考ということにはなりますが、以下の内容についてもリンクを貼っておきます。

パール金属「真空コンビニカップ」は旅行にも災害対策にも有利

これ自身に飲み物を注いで飲んでもいいのですが、車の中なので飲んだ後でつい車の中で放置してしまって汚れたままになってしまうということにも気を付けなければなりません。写真のカップの中にはカップに熱い飲み物を入れた場合に多少持ち易くなるように考えられた紙製のカバーを入れていて、紙のカップを入れただけの時よりも多少温かさが長持ちしないかと考えてのことです。

上のリンクをご覧いただくと良くわかると思いますが、よくコンビニで提供されているレギュラータイプの紙コップにピッタリ合うようなサイズになっていまして、コンビニで熱いコーヒーを買い、揺れてもこぼれないようにフタをして車内に持ち込みこのカップに入れると、熱が外に伝わらずに飲物自体が冷めにくくなるという特徴があります。コンビニコーヒーはカップ自体が熱くなってしまうということで、手を温めながら飲もうとすればその分早く冷めてしまうというところがありますが、車内で飲むならそこまで体が冷えることもないと思いますので、このカップ兼ホルダーに入れたままこれからの季節は車内で楽しもうと思ってます。


カテゴリー: ボトルに関する話 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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