月別アーカイブ: 2017年7月

「見守る」新自動車保険 は高齢者対応の専用端末とのセット

私自身はこのブログで紹介している自動車保険と連動したドライブレコーダーである東京海上日動の「ドライブエージェントパーソナル」を利用しているのですが、他の保険会社でも新たな機能を付けた自動車保険のサービスを今後は行なっていくようです。

今回紹介するのは「三井住友海上」と「あいおいニッセイ同和」の連合グループが2018年1月から取り扱いを始めるということでの発表がありました。まだちょっと開始までには時間がありますが、先に発表があった新しい保険の内容について記者発表用の資料からその概要及び特徴について紹介していこうと思います。新たな保険の名前はそれぞれの会社により違いまして、

・三井住友海上「GK 見守るクルマの保険」

・あいおいニッセイ同和「タフ・見守るクルマの保険」

となっています。この保険では有料で専用端末を車に設置するというところで東京海上日動の保険と似ていますが、この端末自体にはドライブレコーダーの機能があるわけではなく、高齢ドライバーの運転をアシストしたり状況を家族にメールで送信したりするような機能を追求しているもののようで、全くターゲットとする層が違うという印象です。

さらに、保険会社から貸与される専用端末は単体でユーザー側から使えるものではなく、Bluetooth接続のできるアプリを入れたスマートフォン(具体的な対応機種については現時点では不明)とセットにして、スマホのアプリから利用することになるようです。もちろん、スマホを持っている人でないと以下に紹介する機能は使えません。

具体的に専用端末とスマホで何ができるかと言うと、まず専用端末ではリアルタイムでの走行情報をセンターに送り、車に何らかの衝撃を受けたり、事前に登録しておいた(例えば自宅から半径20キロ以内など安全に走行できそうな範囲を登録しておくことが可能です)区域外の場所を走ったり、自動車専用道路を逆走したような場合に検知して動作します。ペアリングしたスマホを経由して危険運転をした内容が別に登録した運転者のご家族のスマホやパソコンなどにメールとして届くので、車を運転したまま帰って来ないような場合、このシステムを使ったメールで運転者の安否の確認が遠く離れた家族との間でできる可能性があります。

メールでの通知だけでなく、専用端末では上記のような危険な運転をした場合に運転者に認識させるためのアラーム音を鳴らしたりすることもできるので、より運転者が危険を察知することができるようになります。また事故を起こして端末が大きな衝撃を感じた時には端末が自動的にコールセンターに通知し、折り返しペアリングしているスマホに向けて「安否確認コール」を送るそうです。向こうからかかってくる分、自分で発信する必要がないので事故を起こしパニックになっていても連絡を取りやすいということはあるでしょう。

そうした一連の専用端末が収集したデータをまとめて家族にメールで送ったり、運転者の運転パターンを表示したりできるとのことで、基本的に運転に不安を感じる高齢者用のシステムであるということがわかります。

特にこの一連の内容について気になるのはこの専用端末からのアラームで、最近よく起こる逆走事故を未然に防ぐことができるなら、高齢者の方が主に運転する車に付けてもしもの時に対応するように加入するのもいいのではないかと思います。ただその場合、事前に逆走アラームが鳴った場合、速やかに車を端に寄せたまま停止させ、救援を待つように運転者には良く言いきかせておく必要があるでしょう。

また、「安否確認コール」についても、常に専用端末とスマホが正しくペアリングされているかということと、運転している高齢者にそもそもスマホに掛かってきた電話を受けるという事ができるのか? という疑問はあります。単に画面を一部分をなぞって電話を受けることは生まれた時からスマホがある世代にとっては簡単でも、物理的ボタンを押すことが当り前だと思っている人に、そんな基本的なスマホの扱い方を理解してもらうことも大変なことであるとも言えるので、先ほどの逆走アラームの件もそうですが、事前に十分なスマホ利用のためのレクチャーが必要になることは覚悟しておいた方がいいかも知れません。

また、スマホを持っていない場合はどうするのかということもありますが、当然ながらスマホでないとこのプランは使えません。となると新たにスマホを契約する必要のある方もいるかと思いますが、その場合はお子さんなどが車に置くスマホとしてMVNOで安く音声通話SIMを用意して、保険会社の推奨するスマホの中でも安く購入できそうなスマホの白ロムと一緒に入手して常に車にセットしておくような方法も考えられます。

ただそういうことはかなりのスマホにおけるスキルがないと導入は難しいとも思えますので、広く一般に普及するのかという点においては疑問に思う点も拭えません。さらに、少し紹介した安いMVNOを利用したスマホを新たに契約して車に設置することは、保険会社自らがやる仕事でもないので、契約者の方で何とかできる方を中心に注目し、スマホに興味を持っている運転できる高齢者が身近にいた場合、今年中にスマホを契約してみて最低限の事故時の扱いができるかどうかを確かめてみるのもいいかも知れません。

なお、今回紹介した内容についての発表資料については以下のリンクからご確認いただければと思います。

クリックして0627_1.pdfにアクセス


スマホカーナビに災害避難機能は付かないか?

福岡県朝倉市や大分県日田市における大雨による被害の情報が時間を置いて具体的に出てくるようになり、何とかして安全に危険な地域から逃げ出すことはできないのかと多くの方は思うに違いありません。その事について、テレビのニュースでは参考となるネット上の情報を紹介していました。

http://www.jma.go.jp/jma/index.html

上の気象庁のホームベージのホームにアクセスした後、「危険度分布」をクリックすると「土砂災害警戒判定メッシュ情報」として日本の地図が出てきます。その中で色の付いているところを拡大していくと、危険度が高い方から「濃紫」→「紫」→「赤」→「黄」→「白」というように色分けされていますので、現在の自分がいる場所はどうなっているのかを10分ごとの変化を見ることができます。自分の住む地域が赤になったらまずは逃げるという判断をした方がいいように思いましたが、ここで一つの疑問にたどり着きます。

目の前を増水した川の流れがあり、ものすごい勢いで雨が降り続く中ですぐに気象庁のホームページを開き、冷静に地図を出してスムーズに状況の把握を多くの人ができるのかという問題がまずは考えられます。そして、土砂災害の危険がある場合にどこへ避難したらいいのかという点についても気象庁のホームページでは示されていません。

たとえ、近くの避難所に逃げ込んだとしても、その避難所自体も大量の流木や増水によって被害を受けるかも知れません。できれば気象庁の土砂水害警戒で警報レベルが低い地域の避難所まで車で逃げることができれば、安心できると思うのですが、何か方法はないのでしょうか。

今すぐできることは、上記のリンクをスマホに登録しておいて、だいたいの方向をと場所を決め、いまだ警戒レベルが少ない場所まで車で逃げることを繰り返すことです。しかし、時間によって逃げた先がさらに警戒レベルが上がってしまう可能性があるので、日頃から車で安全に逃げられるルートを把握しながら、数パターンの逃げ道を考えておくことが大切だと思います。

ただ、日々使っている地元の道ならまだしも、車での旅行中にそうした警報にあった場合、同じく気象庁のホームページを見た上で、どこへ逃げたらいいか地元の人に聞いて避難地に辿り着ける安全な道もレクチャーしてもらわないと、状況によっては大変なことになってしまうかも知れません。

というのも、以前大雨にも関わらずカーナビの案内するままに山奥の峠に入り込み、脱出ができなくなってしまった車の事があったりしましたし、現状のカーナビをそのまま信じる事は危険な点もあります。ただ、災害時のことを考えた機能を持つカーナビアプリもあります。

トヨタがiPhoneやAndroidスマホのために無料で提供する「TCスマホナビ」の機能の中には、災害時に「通れた道マップ」としてトヨタ独自のリアルタイム交通情報・通行実績情報を地図上に表示し、被災地付近を安全に走行するための参考情報として利用できます(スクリーンショットは、今回の九州の豪雨で通行止になっている地域の「通れた道マップ」です。この状態でのナビはできません)。ネットと連動したスマホナビであるからこその機能ですが、できればこうした機能に上記の気象情報も加えて、雨が強まっている地域に向かって間違っても進んでしまわないような機能があればなおいいのではないかと思います。

普段はスマホのカーナビアプリを使っていないような人でも、事前に特定のアプリを入れておいて、「緊急」のようなボタンを押すと現状の交通情報と気象情報にアクセスし、警報レベルが低い地域の避難所までのルートを出してくれるようなアプリが出るのが理想ですが、現状でもとりあえずは「気象庁ホームページ」と「TCスマホナビ」の組み合わせでいざという時に備えてみるのはいかがでしょうか。


外でお茶する環境を作る その4 コンビニコーヒーの限界

不定期に続けていますお茶セットについての話ですが、もう少し続けていきます。ここからは、多くの人が野外で飲みたいと思って考えることが多いと思われる「コーヒー」について考えたいと思います。以前このブログで紹介したUCCコーヒーのカップコーヒーなら紙コップにコーヒー・ミルク・砂糖・マドラーが揃ったパッケージになっているので、後はお湯だけを用意すればいいものが全国のスーパーやコンビニで簡単に購入できるので事から用意しなくてもいいと思う方もいるでしょう。もう少し下準備ができるというなら、さらにカップ付きのボトルや気に入ったカップおよびインスタントコーヒーを容器に入れて持って行けば、様々なインスタントコーヒーをその都度作って飲むことができます。ただ、インスタントの風味では満足できない人がいることも確かです。

そんな人々の嗜好にマッチするようなサービスが全国のコンビニエンスストアではすでに始まっているのはご存知の通りです。お客が注文してからカップをもらい、マシンが自動的にコーヒー豆をドリップして一杯ずつ煎れてくれる機械が普及し、ホットだけでなくアイスコーヒーもドリップした美味しいコーヒーがその場でいただけるようになったのです。

こうしたシステムを利用して、コンビニ回りだけではなく通常はカップに入れて早めにいただくのが基本のコーヒーを、あえて保温・保冷できるボトルやタンブラーに移し換えて飲むという方法もあります。ただこれはすぐに飲めないような場合にはおすすめできません。

というのも、お茶にしろコーヒーにしろ時間の経過とともに淹れたての味とかなり変わってしまうからで、私が紙コップから移し替えるのは自宅まで車で運んで飲むような場合や、電車のホームで購入したものを移し換えて、乗った電車内で周りに迷惑を掛けないようにいただくためであったりします。栓がありしっかり閉めればひっくり返しても中味をぶちまける心配はないので、電車に乗る場合は紙コップのままでなくフタの閉まるボトルに移し換えるようにしています。また、数人でコーヒーを買ったもののコンビニで飲みたくない場合には、いったん大きめのボトルにまとめてコーヒーを紙コップから移し、なるべく時間を掛けないでみんなでコーヒーが飲めそうな場所に到着したら、ボトルから改めてコンビニでもらった紙コップに分けて早めにいただくという、よくあるコーヒーの出前のような感じで使うようなケースもあるでしょう。

ただし、そうして補充したコーヒーを1時間以上そのままにするならばその場で紙コップのまま飲み切ってしまう方がましでしょう。味は明らかに悪くなりますし、酸化したコーヒーを飲むというのも体に良くなさそうなので、なかなか飲む場所が決まらないような場合には、お湯だけ用意して飲みたい時にその都度自分でドリップして飲む方がボトルも汚すことなく、常に淹れたてのコーヒーが飲めるということで、用意するのが小さく折りたためるコーヒードリッパーの存在です。

この点ではやはり2~4杯用と大きさとしては十分なモンベルの「O.D.コンパクトドリッパー2」を外すことはできないでしょう。折りたたむことで、バックの中に入れたか入れないかわからなくなるほど小さくたたむことができる布製のドリッパーです。ただしこのままでは自立しないので、お箸を左右に通して固定する必要があります。たまたま昔、ダイソーが出していた金属性の組み立て箸を取っておいたので、木の箸と比べると重く安定し、さらに専用の袋も付いているので、ドリッパーの袋の中に一緒に入れています。

本体だけでもコーヒーの粉を入れてドリップできますが、後片付けの事を考えると、ペーパーフィルターとの併用がおすすめです。実際にコンパクトドリッパーと組み立て式のお箸をセッティングすると安定感も増し、十分に使えるドリッパーとして外出先でも使うことのできる、お茶セットを作る上ではこのドリッパー以外のものは利用を考えられません。後は出てくるコーヒーを受ける容器とカップさえあればあとはコーヒーを持って行くだけです。ただその時にどんな状態でコーヒーを持って行くのか悩むところなのですが、その点については次回に詳しく考えます。

※外でお茶する環境を作るにあたり、一通りのセットが出来上がるまでの試行錯誤について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その0 究極の「お茶セット」を目指して
その1 お湯の用意について
その2 コーヒーと茶葉は両立するか?
その3 コーヒーお茶以外の飲み物
その4 コンビニコーヒーの限界
その5 ドリップコーヒーは豆か粉か?
その6 豆を挽く二人用コーヒーセット
その7 まとめ・どこでもお茶できる事の大切さ
その8 外出先で緑茶を簡単に飲むために
その9 ポーレックス お茶ミルIIを選んだわけ
その10 バッグに入り切らないものは入れ替える
その11 市販のティーポットの「フタ」を活用する


テレビ映像が乱れる可能性のある700MHz帯電波って?

すでに対策が行なわれていて、改めてここで紹介するような事は終わっている地域も存在しているかも知れない中ではありますが、先日自宅のポストに一枚のチラシが放り込まれていました。同じチラシを見た方は、いきなりの事なのでちょっと面食らった方もいるかも知れません。まだ来ていない地域の方もいるかと思いますが、私の住む地域ではテレビ映像が乱れる可能性があるということを知らせるためのチラシが恐らく近所の全ての家に投函されていたのではないでしょうか。

しかしいきなりこんなチラシを見たら、何か怪しい気がするでしょうし、もしテレビの電波を正常に受信できなくなった場合、何かしらの対策にお金がかかるのかなど不安な気持ちを持ってしまう方もいるかと思います。

このチラシは一般社団法人「700MHz利用推進協会」というところが作って配布しています。この法人は携帯電話の大手キャリアである「NTTdocomo」「KDDI」「沖縄セルラー」「ソフトバンクモバイル」という日本国内をカバーする通信事業者が全て加入しています。

携帯電話やスマホの事情に詳しい方なら何となくわかるのかも知れませんが、そうした事情を知らない方からすると、いきなりテレビが見られなくなるかも知れないとなると、これからどうなってしまうのかと不安になる方も少なくないと思いますので、ここで改めてこのチラシの意味について紹介させていただこうと思います。

まず、地上波デジタルのテレビがなぜ乱れる可能性があるかというと、現在テレビの使っている周波数と、これから本格的に携帯・スマホで使おうとしている周波数がそれほど離れていないため、混信を起こす可能性があるからなのです。周波数が近いとは言っても全く同じでなければ混信は起きないと思われるかも知れませんが、例えば夜にラジオを聞いていると、特に夜になると昼間問題なく聞けていた放送局が隣国の高出力の放送の影響を受けて、その大出力局の近くで放送している国内の放送がまともに聞けないような事が起こります。

それこそ昔には違法CB無線を搭載したトラックが家の前を通るとテレビの画面が乱れたり、無線通信の音楽が直接テレビから聞こえてきたりと、電波の出力が大きくなればなるほど、周辺にも影響が出やすくなってしました。特にテレビの視聴に影響があるということは受信料を払っている家庭からしたらとんでもない事なので、すぐに何とかしろと思うはずです。違法でなくても趣味でアマチュア無線の電波を出していた人は大変だったと思います。アマチュア無線機の出力が免許で認められた出力の範囲を超えていないかどうかを確認の上、さらに電波を出している時に近所のテレビが問題なく見ることができているかもしっかり確かめてから、本格的に電波を出すようにしないと、趣味としてのアマチュア無線を続けることは難しいような状況もあったでしょう。

その頃に比べると技術も上がり(そもそも電波の波長も違うので一概に昔の事と比べること自体がおかしいのかも知れませんが)、さらに違法ではない電波同士の干渉についての話であることから、そこまで日本国内のあちこちで問題が起こるようでは困るのですが、どちらも国内で止めることのできないインフラであるためにここまでの大事になったとも言えます。とにかく携帯の電波によってテレビが乱れるという状況はあってはならないということだけは昔も今も同じで、受信料の事はこのブログでも何回も書いていますが、電波障害でテレビが見られないというケースが日本全国で頻発すれば、テレビ局も携帯キャリアも困ります。そこでチラシを使っての告知をここまで大々的に行なっているのだということです。

しかし、そもそもテレビの受信障害を生み出すかも知れない携帯電話の電波をなぜテレビ放送のすぐ側ではじめる必要があるのかと思う方も当然いると思います。ただこれは、現状でのモバイルインターネットの混雑ぶりを日々感じている方にとっては、早く何とかして欲しいと思える事だと思います。

現在の携帯電話の電波には多くの種類があるのですが、その中でも主力と呼ばれるものは800MHz帯と言われていて、山間部やビルの間もすり抜けて受信することができるのですが、いかんせん多くのユーザーが、通話だけでなく延々とデータ通信を行なうためにひしめき合っているために高速道路でいうところの渋滞が起き、高速クーポンを使っていても急にスピードが落ちたりダウンロードが止まってしまったりという現象が普通に起こっているのはご存知の通りです。

そこで、テレビの地上波アナログ放送が終了したことで電波の割当を再編し、国内の携帯電話のキャリアに分配して今後のネットを含むモバイル通信網の使い勝手を良くしようと今までのメインと800MHz帯だけでなく、800MHzの電波と性質が似ていて、プラチナバンドと呼ばれる700MHz帯を本格的に携帯キャリアが使おうとしているのです。普通に700MHz帯が使えるようになると現在のようなネットの混雑を少なくし、より多くの人が恩恵を受けることが期待されています。ただし問題としてあるのがテレビの電波と干渉してしまうかも知れないということなのです。ですから本格的に携帯電話がこの周波数を使う前に、電波の発射実験を行ない、エリア内にある住宅でどの程度テレビに影響のあるかということを調べる必要があるということなのです。

チラシには「費用を請求することは絶対にありません」と書かれていますので、逆に言うと今後携帯電話の新しい電波が飛ぶのでテレビ受信障害のための工事を有料で行ないますという業者がいたらその業者は悪質な業者ということになります。チラシにはコールセンターの番号も書かれていますので、もしこの種のチラシが自宅に配られているのを見付けたら、捨てないで取っておくことをおすすめします。

そして、実際に今までには考えられないブロックノイズや画面がまっ黒になるなどの受信障害が起こったら、早めに連絡を入れて対策工事を行なってもらうようにしましょう。具体的な作業としては、受信障害対策用のフィルターを取り付けたり、アンテナに電波を増幅するブースターを繋げていて障害が出る場合は、そのブースターを対策された品に交換するということが書かれています。自分でフィルターやブースターを用意しようとすると結構なお金がかかることが予想されますし、将来的にモバイルインターネットのみで自宅のインターネットをまかなう事を考えている方は、早めに連絡してテレビ受信への不安を消しておくことで、安心して自宅でネットを使えるようになるでしょう。チラシをすでに捨ててしまったという方は、以下のサイトでも同じ事が掲載されていると思いますので、そのアドレスを紹介させていただきたいと思います。

http://700afp.jp/tv

携帯電話の電波が700MHz帯を使うということは、すでに決定している事項なのでテレビ視聴に関する不具合をそのままにしておくということは、今後もずっと同じ不具合に悩まされてしまうということにもなってしまいます。私の所では7月20日からということになっていますが、同じようにチラシが投函された場所にお住みの方は、多少神経質になってもそれまでのテレビ視聴と比べて状況が悪くなっていないかをまずは確認するようにしましょう。


「おうちのでんわ」を「ホワイトコール24」でホワイトプランと紐付け

前回、Y!mobileショップに行って自宅のNTT回線の固定電話をソフトバンクの「おうちのでんわ」に変更しに行ったものの、今まで使っている電話番号で発信も受信もできるようにするためには私の場合およそ一週間のタイムラグがあります。その間にぜひやっておきたいと思うのが、「ホワイトコール24」の申し込みです。

ソフトバンクのホームページのみを見ると、「おうちのでんわ」から全てのソフトバンク携帯への通話が24時間無料になるように誤解される方もいるかも知れませんが、店頭で確認したところそうではないことがわかりました。24時間無料になるのはソフトバンクのやっている「ホワイトコール24」というサービスに申し込んだ場合ということで、「ホワイトコール24」への申込みが必要になります(申込料・月額とも無料)。ただし、ソフトバンク携帯からおうちのでんわに掛ける通話料を無料にしたいときには、家族の携帯電話10台までに限定されています。

この「家族」の範囲についてソフトバンクのホームベージで調べたところ、「家族確認書類にて「ご家族(血縁・婚姻)、または同姓もしくは同住所(生計を同じくしている)」を証明できれば問題ないという事でした。離れて暮らしている父母や祖母祖父、兄や姉、弟や妹がソフトバンクの携帯電話を使っていれば(その逆でも可)、いざという時には時間関係なく長電話可能な無料電話が完成するということにできれば最高です。前回、申し込みに訪れるならY!mobileでなくソフトバンクの方に行けば良かったと書いたのは、この「ホワイトコール24」の申し込みはY!mobileで受けることができず、改めてソフトバンクに行き直す必要があると知らされたからです。

それでは、改めて「ホワイトコール24」について紹介していくことにしましょう。このサービスでは、「おうちのでんわ」と家族のソフトバンク携帯(ホワイトプラン・標準プラン・通話定額基本料・通話定額基本料(ケータイ)・通話定額ライト基本料・通話定額ライト基本料(ケータイ)の各プランで登録することができます。お子さん用のプランやプリペイドの場合はおうちのでんわから無料電話はできますが、逆を無料にしようと思って登録するのは不可のようです)を10回線まで登録でき、ソフトバンク携帯からおうちのでんわなどのIP電話への通話が24時間無料で利用できるというものです。その際、当事者同士でソフトバンクのショップに一緒に行って契約するのがベストですが、なかなかそうもいかないこともあるでしょう。

私の場合は自宅で同居する家族だけでなく独立して違う場所で住んでいる家族もいますので、それらの人たちに全員時間を作ってもらってショップへ同行し、数時間も待たせるようなことはできません。その代わり、ソフトバンクでは申し込みを代行するための委任状を用意しています。委任状は以下のリンク先から入手できますので、事前にこの委任状を「おうちのでんわ」とソフトバンク携帯で無料通話をしたい人の数だけ印刷し、記名捺印をしてから「おうちのでんわ」を契約に行けば、全ての事が一回で済みます。

https://broadband.mb.softbank.jp/mb/campaign/procedure/shared/pdf/proxy.pdf

実際にはこの書類に加えて本人確認のための資料が必要になるのですが、ここで一つ問題が生じました。その後ソフトバンクショップで直に聞いてみたところ、本人確認書類はコピーでは駄目で原本でないと契約できないと言われました。そうなると、同居の親族の場合はパスポートや保険証など常に持っていなくても構わない物を借りて委任状ともに出せばいいのでしょうが、私の場合ターゲットにしているのは離れて暮らしている血縁の親族なので、この方法では契約が難しいことがわかりました。ちなみに本人確認書類については以下のページに解説があります。もしこうした書類を一時的に借りることができれば、おうちのでんわ回線を契約している人間の方で何とかすることは可能なのではないかと思います。

https://www.softbank.jp/shop/buy/id/

さらに、今回の私の場合おうちのでんわが設置してある住所と、通話をしたい親族のソフトバンク携帯を契約している住所が違っていますので、家族であることを証明する書類というものも必要です。このケース以外にも、結婚をして改姓をされた場合などにも続柄のわかる書類が必要です。同居で同姓同士での加入なら、そこまでの書類は必要としないと申し込んだ先のY!mobile店頭では言っていました。ただ、住所が違えばやはりちゃんとした書類は必要になるとソフトバンクショップでは言われたので書類は用意すべきでしょう。

一般的に家族確認の書類として必要になるのはホームページの説明では「住民票記載事項証明書」、「登録原票記載事項証明書」、「同性とのパートナーシップを証明する書類」など役所で出してくれる書類の3ヶ月以内に発行されたものになります。私のケースのように住所が違う場合、ショップでは戸籍謄本で血縁関係と現住所がわかればいいということで、戸籍謄本の取り付けが無難かなと私の場合は思います。

ここまで説明していることは私の場合だけでなく、多くの方にとっても同じことで迷う可能性があると思いますので、更に書かせていただきます。なかなか親族でも会う機会のない場合、運転免許証を借りるのは不可能に近いですし、パスポートがあればいいですが重要な書類をしばらく預かるのも責任が生じるということで、逆にこちらの方で委任状を書き、時間がある時に親族の方で最寄りのショップに行ってもらってホワイトコール24に申し込んでもらうのがいいのかなと言う気がしてきました。そこでショップの担当の方に上のリンクのものとは違う委任状を出してもらって、こちらで記入し捺印したものを用意し、戸籍謄本と一緒に渡して時間のある時にでも、ソフトバンクショップへ出向いてもらって、ホワイトコール24の申込みをしてもらうことにしました。その際に使用し、おうちのでんわの回線を持っている人が記入するための委任状は以下のリンクから表示・印刷できますので参考になさってください。

https://broadband.mb.softbank.jp/mb/price_plan/shared/pdf/bbphone_proxy.pdf

ここまで書いていても実に面倒くさくて嫌になる手続きだと尻込みをする方も少なくないとは思いますが、そうした煩雑さがあってもソフトバンク携帯と時間とお金を気にせずに、さらに携帯やスマホのように電池切れも気にせずにおしゃべりのできるようになるのですからやる価値はあると思います。実はここまて書いていても、本当に独立して生計を立てている家族が無料通話の対象として契約するのに大丈夫なのかと思っているので、実際に申し込んだ結果が「家族」と認定されず不可だった場合も考え、このような文章を書いています。実際に問い合わせたり申し込んだ結果についても、引き続き改めて詳しく紹介させていただこうと思っています。

なお、今回の内容を書くにあたってソフトバンクの問い合わせ先で色々聞いた中で、前回書こうと思って書けなかった事が一つありますので最後に紹介させていただきます。「おうちのでんわ」はLTEを使ったモバイル通信によるIP電話ですが、固定電話の番号がそのまま使えるため、通販などが提供するフリーダイヤルのうち、携帯電話からの着信ができないタイプのものには電話はかかるのか聞いてみたところ、非常通話以外には全て従来の番号で相手に通知されるので、固定電話としてフリーダイヤルに繋がるという回答を得ました。この点については機会があれば実際に試してみたいと思いますが、個人的にはとりあえずこの点だけでも従来の固定電話と同じだということがわかってほっとしています(^^)。

※「おうちのでんわ」に関する内容は以下のリンク先でも紹介しておりますので、興味のある方はぜひごらん下さい。

LTE通信でもファクシミリ利用可に?ソフトバンクの「おうちのでんわ」
「おうちのでんわ」契約までの顛末
「おうちのでんわ」開通報告と利用レポート


「おうちのでんわ」契約までの顛末

先日紹介したソフトバンクがサービスを開始する「おうちのでんわ」について、受付開始日に加入してきましたので報告します。加入はソフトバンクショップでもY!mobileのお店でもできるのですが、なるべく人がいなそうな時間を狙って比較的空いていたY!mobileへ行って最初は話を聞くだけのつもりが加入までこぎつけてしまいました。

一通り手続きを済ませて帰るまでにはそれでも一時間弱かかりましたので、本気で加入を考えている方は時間に余裕を持って訪れるのがいいと思います。なお、事前にわかっていればY!mobileよりもソフトバンクショップへ行った方が手続きが一回で済んだりもしますので、加入を迷っていらっしゃる方は、まずこれから書く内容を読まれることをおすすめします。

まず、ホームページの記載内容以上の事を知りたい場合には、店頭に置いてあるチラシをもらってくることをおすすめします。すると、チラシの裏に加入できないケースの数々が書かれていますので、自宅の固定電話が以上のサービスやハードを使っていないかをまず確認する必要があります。

・ガスの検知システム(消し忘れの際の緊急連絡、外出先から消し忘れ確認を行なうもの)
・緊急通報システム(警備会社などにボタン一つで通報できる装置の利用)
・ホームエレベーター(一般家庭用)
・ホームセキュリティ(住宅に侵入したら通報するシステム)
・ホームテレホン(親子電話を二世代住宅などで利用)
・ドアホン(電話と連動してインターホンと繋ぐ電話機利用)

さらに、今使っている番号をそのまま新しいサービスで使おうと思っている場合、NTTの加入電話の場合は加入名義人の名前を伝えることが必要になるとのことです。ちなみに私の場合は番号を引き継ぎたい回線は親の名義だったのですが、その名義人さえわかれば、新たな契約については自分の名義にしても問題ないとのことだったのですんなり話が進みました。また、ADSLを契約している場合はこの「おうちのでんわ」を契約して使用可能になった時点でADSLが使えなくなりますのでご注意下さい。さらに、今までの電話番号を引き継ぐ場合は、元契約がNTT東日本/西日本のメタル回線かISDNである必要があるとの記載がパンフレットにありましたので、他社で固定電話を契約した番号を移したい場合は、いったんNTTに戻す必要が出てくる可能性があります。その場合は直接お店へ行く前にソフトバンクに電話をして契約の可否を確認した方がいいと思います。

また、他社IP電話(ひかり電話を想定?)の場合も、IP電話事業者の名前と契約者名が必要になるとの事ですが、「おうちのでんわ」の契約者名とIP電話契約者名が違う場合には少々開通手続きに時間がかかるとのことです。

基本的には契約後にすぐ開通も可能なのですが、電話番号をNTT回線からの引っ越しで手続きが必要になる私の場合は、開通までは1週間くらい時間がかかると言われました。ですからここで「おうちのでんわ」の音質など実際に使ってのレポートはできません。ただ電話と繋ぐ「でんわユニット」だけはもらって帰ってきました。このユニットは電話機とは接続せずに本体の電源を入れてしばらく放置することで、利用開始の手続きが進められないとのことなので、購入当日から本体をコンセントにつなぐ必要があるということです。その後、開通日の正式な連絡が来るので、「でんわユニット」のランプがすべて緑に点灯していることを確認して使うことができるようになるそうです。

さらに、色々契約を進める中でわかったことがありますので、そちらの事も報告しておきます。まず、このユニットに繋いで使えるというファクシミリですが、受信はそのままでも、発信してファクシミリを送る場合に、電話番号の最初に「0009」という番号を付けないといけないようです。すでにFAX電話機によく送る番号を登録されている方は、登録番号の前に全て「0009」を付けるかプレフィックス設定があるものならその登録をする必要がありますのでご注意下さい。

また、この電話はLTEを利用したモバイル通信を使った電話機であるので、東京なら「03」から続く番号を使えていても、緊急通報時(110・119・118)に電話した場合にのみ、元々の番号であると思われる090・080・070から始まる携帯電話の番号が通知されます。その番号については申込時に教えてもらえ、端末の方に番号の書かれたシールが付いていますので、緊急通報時に発信した電話番号の確認が必要だと言われた場合、その番号があることおよび、番号をすぐに答えられるように用意しておく必要があるでしょう。私の場合は「でんわユニット」は単体で使うので、本体の上にあるカバーを外した上面にシールを貼ることで対応しました。この辺の事がよくわからない人に対しては、一応携帯電話を自宅番号でも使えるようにしているので、厳密には固定電話でなく携帯電話であるという風に説明しておくのがいいかと思います。

他の3ケタ番号では、「113」(故障の場合)「116」(営業窓口)はソフトバンクの担当につながります。災害用伝言ダイヤルの「171」も使えます。番号通知の「184」(非通知に)「186」(番号を通知させる)も利用できます。時報や天気予報も聞けます。「104」の番号通知は高いので利用しない方が賢明ですが、「115」の電報にもNTTには直接つながらないものの、NTTのサービスを案内してもらうことは可能だとのことです。

また、一つ気になったことは「でんわユニット」本体にACアダプタとともに明らかにUSB端子に繋がるコードが付いていて、本体には5V1.0Aとあるのでもしかしたらモバイルバッテリーで停電時に使えるのか? という期待がありますが、このコードはソフトバンクが行なっているSoftbank Airのモデムを繋げて使うために、このコードでSoftbank Airのモデムに接続し、ACアダプタを共用にするためのコードになっているようなので、モバイルバッテリーや付属以外のUSB出力のあるアダプタを使うことは自己責任と言えそうです。

この「おうちのでんわ」は本体に張られたシールのように自宅以外の場所に持ち出して使うことはできないので、災害で停電した場合に緊急避難的に使うという可能性はあるかも知れませんが、基本的にはいきなり使えなくなる可能性のあるバッテリーからは使わないのが無難でしょう。

あと、NTT回線から引っ越してくる場合、NTTで加入権を持っている電話番号を移行して使う場合に加入権を休止させる必要があるようです。その手続きはソフトパンクで代行するものの、休止にかかる費用はNTTの方から2,000円が後からこちらへ請求されるとのことです。ソフトバンクから請求されるのが契約事務手数料(800円)、番号利用登録料(1,000円)、番号継続登録料(使っている固定電話の番号をそのまま使う時のみ2,000円 全て税抜価格)となりますが、これ以外にもかかる費用として覚えておいて下さい。これは、実際は携帯電話て使われている番号を持つ電話に固定電話の番号を通知させたり電話を固定電話の番号で受けられるようにするには必要なことなのでしょうが、緊急通報時の番号表示といい、純粋に固定電話を無線化したのではなく、あくまで携帯電話で代替している回線であると考えるべきなのでしょう。そうなると、ソフトバンクの携帯がつながらない場合にこちらの方にも不具合が出ることが予想されます。通話品質についても携帯電話並みになる可能性もありますので、その点についても利用開始時には実際のところを紹介させていただく予定です。

ただここで、ちょっと気になったのが、固定電話利用を休止したら元の回線の加入権はどうなってしまうのかということです。NTTのホームページを見ると、全く連絡しないと10年後に加入権が消えてしまうものの、5年ごとに休止期間延長の連絡をすればずっとそのままにしておくことは可能だということです。その場合、自分から連絡をするのか、それともソフトバンクの方で番号を使っている関係上ソフトバンクがNTTへの連絡を代行してくれるのかという事が未確認です。ただ手数料を取られる分そうした連絡はしっかりソフトバンクがやってくれるとは思うのですが、気になる方は店頭や電話で確認されてみることをおすすめします。

いろいろ長くなってしまいましたが、実は未だに解決していない事があります。「おうちのでんわ」の特徴として「ソフトバンク携帯電話へこちらから掛ける通話が24時間無料」というのがあるのですが、これは主に家族間の通話を対象にした「ホワイトコール24」を申し込まないといけません。ただし携帯電話からおうちのでんわに掛けた電話も無制限に無料なのではなく、ソフトバンク携帯電話の番号を家族限定でで最大10回線という制限もあり、申し込みの手間も掛かるみたいですが、今回加入したのはこの機能を使って親戚間の電話をお互いに無料にしようという魂胆だったので、次にこの「ホワイトコール24」の申し込みに向けて動こうと思っています。さすがにここまでで長くなり過ぎましたので、実際に手続きができた段階で改めて紹介するようにさせていただきます。

※「おうちのでんわ」に関してこのブログで紹介した記事を以下のリンクにまとめました。ご参考になれば幸いです。

・「おうちのでんわ」契約までの顛末
https://syachu.net/ouchino-denwa-kanyu

・「おうちのでんわ」を「ホワイトコール24」でホワイトプランと紐付け
https://syachu.net/ouchi-denwa-white-call24

・「おうちのでんわ」開通報告と利用レポート
https://syachu.net/ouchi-tel-start

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外でお茶する環境を作る その3 コーヒーお茶以外の飲み物

インスタントコーヒーは気軽に飲めて便利ですが、現在ではコーヒー以外にもインスタントでお湯を入れるだけで飲めるものが増えています。前回紹介した粉末緑茶や紅茶のティーバックもその範疇に入るかも知れませんが、ミルクも砂糖も入ったカフェオレ、さらにちょっと趣の違ったホットレモンなど、お好みに応じてお湯を入れるだけでおいしく飲めるコーヒー以外の飲料には数々の種類があります。

コーヒーと同じような飲み物とはちょっと違いますが、インスタントの味噌汁やスープも立派なインスタント飲料だと言えるでしょう。こうしたものは食事の代替としても使えるので、日々の生活の中でストックしているものがあれば、旅行に出掛ける時にはストックした余り分を持っていくというのもいいでしょう。各種フリーズドライ食品はとにかく軽いので、破損防止のためタッパー容器に入れてからお茶セットとは別にして用意するなり持って行けば、後はお湯の算段をすればいいので、大き目のボトルを持っていって多くの種類のものをいただくのもいいかも知れません。

あと、お好みで原液がペットボトルになった乳酸菌飲料の「カルピス」(ここで語っている商品は希釈用のもので最初から希釈した状態で販売している「カルピスウォーターとは違いますので注意)ならお湯を入れればホットカルピス、お湯が尽きてしまってもミネラルウォーターを買ったり水場で冷たい水をボトルに補給していけば、そのまま溶かして冷たいものをいただけるというメリットがありますが、開封後は冷蔵管理が求められますので、夏に持って行く場合はクーラーバックの利用が推奨されます。

あと、意外に旅先で疲れた体を癒やしてくれるものとして、割れる心配のないチューブ入リのコンデンスミルク(練乳)があります。山登りをされている方には非常用にいざという時にはチューブから吸い込むようにして食べるために持っていく方もいらっしゃるようです。私の場合は普段でも水っぽくならないくらいにお湯で薄めていただくことがあります。こうして作った「ホットミルク」は、十分に甘くお子さんや疲れた体でカフェインを取りたくない場合のリラックスできる飲み物としておすすめです。コーヒーをブラックでは飲めない方のために別に砂糖やミルクを用意できない場合の代替品としても便利そうで、未使用の状態で常温保存も可能なので、出先で開封しても何とか使い切れそうな120gのチューブを購入してみました。

基本的には旅先では飲まず、一度開けた場合は早めの消費を心がけ、賞味期限が切れそうになったら自宅で使うようにして、その間は暖かくて甘いミルクをいただきつつ、新しいものと入れ替える予定です。もちろん同行者が飲みたいと言ったり、極限状態で体が甘みを求めた場合には開けてお湯で溶かしていただく予定ですが、夏の時期は一度開封したら痛みやすいのでその点には十分に注意が必要だという事は認識しています。お茶セットの中に入れておくというよりも、非常用持出袋の非常食として考えた方がいいのかも知れません。

カルピスもコンデンスミルクも一人前の小分けパックがあればいいのですが、そうもいかないでしょうから夏用のインスタント飲料について更に考えてみます。夏の水分およびミネラル補給のための飲み物としてはスポーツドリンクがあるのですが、ペットボトルだけでなくパウダーでも販売されています。しかしパウダーのパッケージは、比較的大容量の水に溶かして飲むような利用法が考えられているためか、パック一包の量が多く、溶かす水の量が多過ぎるので、夏用飲料とするのは躊躇するのですが、そんな中で用意したのが「日東紅茶 塩とライチ」のパッケージです。

粉のインスタント飲料の良さは、ボトルに保存するのは水で良く、味の付いた飲み物をその都度ボトルに入れて洗う必要がないということです。冷えた水を真空断熱ボトルに入れれば冷たいままの状態で飲む時まで保管できますし、お湯を入れておけばホットでもいただけます。もちろん、常温の水でも問題なく溶けます。「塩とライチ」は冷やしてスポーツドリンクのようにもいただけ、お湯で溶いてホットレモンのような感じでもいただけるので、個人的にはお気に入りです。値段も10パックで300円前後とそう高くありませんし、賞味期限も長いので余らせることなく十分飲み切れると思います。

同じように夏の間の塩分補給に良さそうな粉末を溶かすタイプの飲料としては「こんぶ茶」があります。よりあっさりして塩分を抑えた玉露園の「減塩梅こんぶ茶」はスーパーでも見付けられると思います。前回紹介した粉末茶のようにパウダー状なので水にも溶けます。塩分の過剰な摂取には十分注意しながら、これら熱中症対策の粉末をお茶セットに加えてもいいでしょう。

その他にもお酒を飲まれる方ならポットのお湯を焼酎やウィスキーと合わせてお湯割りに使っている方もいるでしょう。登山者向けのスキットルにお酒を入れてお湯わりにしたり、そのお酒が焼酎だったら、その他に梅干しを付けたりするのもいいでしょう。車の旅の場合、翌日に酒が残り、運転に支障が出るようでは大変ですが、適量のアルコールは特に冬の寒さの中で体の中から温まることもできますので、ボトルに入れたお湯と一緒に持って行くのも悪くないのではないでしょうか。

※外でお茶する環境を作るにあたり、一通りのセットが出来上がるまでの試行錯誤について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その0 究極の「お茶セット」を目指して
その1 お湯の用意について
その2 コーヒーと茶葉は両立するか?
その3 コーヒーお茶以外の飲み物
その4 コンビニコーヒーの限界
その5 ドリップコーヒーは豆か粉か?
その6 豆を挽く二人用コーヒーセット
その7 まとめ・どこでもお茶できる事の大切さ
その8 外出先で緑茶を簡単に飲むために
その9 ポーレックス お茶ミルIIを選んだわけ
その10 バッグに入り切らないものは入れ替える
その11 市販のティーポットの「フタ」を活用する


外でお茶する環境を作る その2 コーヒーと茶葉は両立するか?

熱湯を朝入れて持って行ったものの、お茶する機会がなく翌日まで飲めなかったというような経験をされている方もボトルを使っている方の中にはいるかも知れませんが、実はわざわざ熱湯をボトルに詰めて翌日まで使わない人がいることをご存知でしょうか。

というのも、保温のできるポットでも時間の経過とともに中のお湯の温度が下がっていくのですが、ちょうど一夜明けたくらいの温度が60℃から70℃ぐらいになると、緑茶の玉露や高級煎茶をいただくには良い温度になるのです。

この辺は熱湯で淹れる紅茶とは違いますが煎茶の場合、熱湯をいきなり入れると香りが飛んでしまい、せっかくの香りを飲む時に楽しめなくなってしまうため、熱湯が用意されていたとしても、空のお茶碗に白湯を入れてしばらく放置するなどして温度を下げてから茶葉を入れて抽出するくらいです。

ですから、朝から気合いを入れて熱湯をボトルに入れてきて、その日のうちに飲むことを忘れても落ち込むことはありません。むしろ直接緑茶を飲むには一番いい状態になったと思いながらいただけばいいという事にもなります。

緑茶を野外でいただくには専用の急須があるに越したことはありませんが、コーヒー用のペーパードリッパーに茶葉を入れて落としてもいいですし、主にだしを入れて使うための紙パックに茶葉を入れてティーバッグのように使っても大丈夫です。60℃から70℃のお湯に2分ぐらい入れて、濃くなりすぎないうちに取り出します。お湯の量自体は少なめにしてまずはお茶の出す旨味成分を楽しみ、楽わい終えたら同じティーバックで二煎目をいただきます。同じ茶葉でも三煎目くらいまでは楽しめますが、渋くなってきたところでお茶菓子があれば渋みを消してくれてお茶もお菓子も美味しくいただけます。

同じ量の茶葉でも数回味の違いを楽しみながらいただけるのが緑茶の特徴なのですが、家で急須を使ってお茶を淹れるのとは違い、野外で限られたお湯の量でいただくには多少厳しいところがあります。その上で茶ガラの処理も必要になるということもあるので、その辺がコーヒーと比べて茶葉から淹れるお茶を持って行くことについて面倒くさい点かも知れません。

もちろん、キャンプなどでいくらでも沸かせばお湯が手に入るような状況なら同じ量の茶葉があればより多く飲めるのでいいのですが、あくまで持っていくボトルの中のお湯の範囲内で楽しむ場合には緑茶も紅茶も茶葉そのものを持って行っても持てあましてしまう可能性が大です。そんな状況でも便利に使え、さらに追加購入がコンビニやスーパーで簡単にできる水でも溶けるので、様々な飲み方で楽しめるのが、特に緑茶の中でも「粉茶」でも「抹茶」でもない「粉末茶」です。

スーパーなどでもカテキンをそのまま飲めるお茶として売っているパウダー状の粉末茶はお湯だけでなく水にも簡単に溶けるので、コーヒーを飲んで余ったお湯で溶いて飲んでもいいですし、お湯を使い切った場合でもペットボトルの水の中に入れてシェイクすれば水出し緑茶のようにしてもいただけます。持ち運びしやすいように、パッキンなしでも漏れる心配の少ない写真のナルゲンの60mlの丸型ボトルに入れて持ち歩いていますが、一回の量はボトルを軽く一振りくらいで十分ですが、飲んで薄ければ調整すればいいのでその点も便利です。

私が緑茶を楽しむために色々考えた結果、茶葉でなく粉末茶をセットの中に常備することでこのボトル一本でお茶を飲め、さらにカップはコーヒーと共用になるので、コーヒーと緑茶を両方楽しめて、荷物的にも最少限の増加で済ますにはこの方法がベストとまでは言えませんがベターではあるでしょう。本来の飲用のお茶としてでなくても、旅先でアイスやソフトクリームに掛けて食べるという活用の仕方もあります。

また、残念ながら紅茶については日頃あまり飲まないので、詳しくは解説できませんが、紅茶の茶葉を粉末にしたものは売られているものの、飲用ではなくお菓子作りに使うような用途で、自分で購入した茶葉を粉にしても緑茶のようには美味しくいただけません。インスタントの味付紅茶を出しているメーカーからノンスイートのスティック紅茶もあるにはあるのですが、まだお湯が熱いうちにティーバックでいただくのが、コーヒーと両方持って行くためには無難なのではないでしょうか。

また、市販の粉末茶がいつでも手に入ればいいのですが、近くに売っているお店がなかったりあまり美味しくないと不満に思った方には、緑茶の茶葉をパウダー状にすることができる「お茶ミル」を使って粉末茶を好きな時に好きな分だけ作るという方法もあります。粉末茶として購入したものだとその量によっては意外と使い切るのが大変なので、この方法だと旅に出る前に、いつも茶葉として飲んでいるお茶の中から引き立ての粉末茶を必要な分だけ持って行けるので、日々美味しい煎茶を購入して飲んでいる方なら、お茶ミルを買ってしまって粉末茶を必要に応じて作るか、お茶ミルごと旅行に持って行き、出先で作るという手も覚えておきましょう。もし茶葉の全てを体の中に入れることに抵抗を感じる方がいましたら、ミルで挽く茶葉は有機栽培茶を選ぶという配慮も必要になるでしょう。

※外でお茶する環境を作るにあたり、一通りのセットが出来上がるまでの試行錯誤について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その0 究極の「お茶セット」を目指して
その1 お湯の用意について
その2 コーヒーと茶葉は両立するか?
その3 コーヒーお茶以外の飲み物
その4 コンビニコーヒーの限界
その5 ドリップコーヒーは豆か粉か?
その6 豆を挽く二人用コーヒーセット
その7 まとめ・どこでもお茶できる事の大切さ
その8 外出先で緑茶を簡単に飲むために
その9 ポーレックス お茶ミルIIを選んだわけ
その10 バッグに入り切らないものは入れ替える
その11 市販のティーポットの「フタ」を活用する


静岡市用宗(もちむね)漁港直営の「どんぶりハウス」

最近はなかなか出掛けることもできなかったのですが、機会がないながらも昨日は久し振りに買い物に出掛けてきました。その帰りに寄ったのはしらすの水揚げで有名な用宗漁港にある野外食堂の「どんぶりハウス」に行って食事をしてきました。

営業時間は午前11時から午後2時までで、一つだけ特徴があります。しらす漁は天候の影響で中止になる場合もあるので、その場合には食堂や直売所で生のしらすを購入したり食べることができないということです。

料金は「生しらす丼」だけが600円(税込価格 ご飯大盛り100円増し 以下同じ)ですが、しらす漁がない日でも食べられる「釜揚げしらす丼」「まぐろ漬け丼」「ねぎとろ丼」の普通盛りは全て500円です。他にはしらすにマグロという二種類が載った丼が800円となっています。

注文してお金を払うと整理番号の付いた紙をくれるので、自分の番が来るまでに複数あるテント内に設置されている席を確保しておきます。お正油と割り箸、そして冷たいお茶はテントごとに設置されています。

今回、実は先に直売所で釜揚げしらすの150グラムを500円で購入していて、生しらすがない日だということがわかっていたので、あえて釜揚げしらすは外し、マグロの漬け丼とネギトロ丼をいただきました。一応味噌汁は付くものの、それほど具は多くありません。丼としての量も少ないので、個人的にはここではしらすだけを食堂とは別の場所にある直売所で購入し、白飯を調達して自前の丼にした方が思い切り食べられるような気がします。

ちなみにその日の夕食を釜揚げしらす丼にしたのですが、150グラムの半分の量で立派なしらす丼になりました。キャンピングカーなどで車内で炊飯ができれば言うことないですが、クーラーボックスに入れたまま運び、白飯を入手できるならかなり贅沢な丼をいただけますので、もし時間の都合で現地で食べられないような状況でもその場から買って帰るのはありだと思います。


外でお茶する環境を作る その1 お湯の用意について

車中泊の旅や車での旅、さらに電車での旅やハイキングでも外で美味しいお茶を楽しみたいと思われる場合、出先で缶飲料やペットボトルを買ったり、コーヒーなら出してもらったものを保温ボトルに入れて持ち出したりするのは、一部ボトルを用意することはあっても事前の準備も何もいりませんし、あえてお茶セットを作らなくても良く、気楽でおすすめなやり方であることは確かです。

ただ、自分でこだわったお茶を飲みたいとか、自分で好きなものを飲みたいとか思った場合は、それなりの用意が必要になります。ここでは、煎茶(緑茶)・紅茶・コーヒー・その他の飲料についてその楽しみ方を考えていこうと思っているのですが、その中で必要になるのは水であり、多くの場合は水を沸かしてお湯として使うことになります。

野外でお湯を用意する場合、水はあらかじめ持って行けるとして、湯沸かしをしてお湯を作るという発想になりがちですが、現代の日本ではなかなか野外でお湯を沸かすことは難しいのではないかと思います。昔の日本ならあまり考えずにカセットコンロやキャンプ用のコンロを持ち出したりして湯わかしをしていた方もいたと思いますが、今は場所を選ばないとなかなか難しいのではないかと思います。

これは、私たちの日常生活の中で考えればわかりやすいと思いますが、自宅の近所にどこからともなくやってきて、火事の危険のある火器を取り出して湯沸かしをして去っていく人がいたとしたら、やっぱり怪しいと思ってしまうでしょう。個人的には目立つように公共の場所で湯わかしをすることは控えたいと思っています。

ではお湯の調達はどうするのかということですが、どうしても水しかなければ、増水の心配のない状況の川原まで移動して火器を使うこともないこともないですが、ある程度飲む量も決まっているというのなら、自宅から熱湯をボトルに用意して持って行く方がスマートです。

最近はマイボトルのブームはあるものの、フタを開けて直接飲んだりワンタッチで口を付けて飲めるものが多く、昔ながらの魔法瓶のように、中は良く閉まる栓になっていて付属のカップから飲み物をいただくタイプの真空断熱ボトルはそれほど多くありません。

そうしたものがすでに家にあれば、新しいものでなくても十分に使えます。目安としては、少なくとも500ml以上の大き目の容量で、中ブタがしっかりしていてコップがフタ代わりになっているものがおすすめになります。カタログには熱湯を入れて6時間経過後・24時間経過後の数値が出ていますが、熱湯を入れて6時間後に70℃から80℃、24時間後でも50℃以上の温度を保つだけの性能があるものなら、お茶やコーヒーだけでなくカップ麺も普通にいただけるものがそこそこあります。

基本的には直接熱湯を入れる前に少量の熱湯を中に入れてしばらく放置することで中の容器を十分温めてから熱湯を注ぎ、さらに外が寒い場合にはボトルを裸のままにしないでさらにタオルや毛布にくるんで熱が逃げないように気を付ければ早朝入れた熱湯がお昼過ぎでも十分熱々の状態で利用することができるようになります。

ボトルの価格はピンからキリまでありますが、高いものだと5千円から7千円とちょっとお高いものもあります。ただ、そうしたものを一度手に入れてしまえば、旅行中であってもホテルで沸かしたお湯を持って行ったり、旅先の食堂などで熱湯を分けていただけることができれば、一定時間はそのお湯を使ってお茶が楽しめるようになります。

ですから、ここではあえて湯沸かしについての心配はせず、何とかして熱湯を性能の高い真空断熱ボトルの中に入れてもらって使うことを前提にしたいと思います。そうすれば、お茶を二人で飲むだけなら500mlクラスのボトル一本で十分ですし、お昼だけでなく夕方にもお茶をしたり、カップ麺も二人でいただきたいと思うならそうした用途に合う1000mlぐらいの大容量のボトル一本を持って行けばいいでしょう。

ただし一気にお湯を使わず、一回お茶をした後に二回目をインターバルを空けて楽しみたい場合は、1000mlのボトル一本だと、途中で中味が半分に減ってしまいます。紹介したカタログ値はボトルを満タンにした状態での保温性能なので、大容量のボトルでも半分のお湯だと中味が冷めやすいので、1000ml一本よりも500ml二本のボトルを揃えて持って行く方が二回目のお茶をいただく時にはより冷めにくいので、旅先の行動によっても用意するボトルの内容は変わってくるでしょう。

ここまでは、あえて出来たお湯を入れるボトルでお湯を調達する前提で考えてみましたが、車での外出や災害時のことを考えると、もちろん湯わかしのための装備もあっていいでしょう。ただそれはあくまで緊急時にしか使わないこととし、ここではあえて湯わかしのための用意はせず、お湯の供給は事前に用意したボトルからというスタンスでいろんな飲み物についても考えていきたいと思います。

将来的にコンビニでいつでも必要な分だけの熱湯が入手できるようになれば状況も変わってくるとは思いますが、あくまで事前に用意した熱湯をボトルに入れて運ぶ中でお茶をするということで考えていきたいと思います。ちなみに、この文章を書いている時点での個人的なおすすめは以上の製品です。これからボトルを購入される際の参考になさってみてください。

・サーモス ステンレススリムボトル(0.5L) FFM-500

この製品は他の製品と違って保温性能に若干劣る部分はありますが、普通のボトルと比べたら十分保温性能は高く、コップ付きで通販なら二千円を切る安さなので、私も購入して便利に使っています。これに不満が出た場合には他のボトルにステップアップしながら、このボトルは日常の水分補給用にするという手もあります。

・サーモス 山専用ステンレスボトル FFX-500(0.5L) FFX-900(0.9L)

サーモスの登山専用というボトルで、手袋をしていてもすぐ使え、落としても傷が付きにくいようにシリコンが巻かれていたり、保温性能も同社のボトルの中では最高性能を誇ります。サイズの違いによって使い分けられますのでお好みのサイズを利用しましょう。

・モンベル アルパインサーモボトル 0.5L 0.9L

真空断熱ボトルとその性能について、今までは大手3社(象印・タイガー魔法瓶・サーモス)とそれ以外のメーカーには保温能力に差があるのではないかという話が聞かれたものですが、モンベルがサーモスの山専ボトルを研究した上で出してきたボトルということで、多くの人がネット上に性能比較の記事をアップしています。

作りは山専ボトルが二重のフタが使われているのに対し、モンベルはシンプルな一つの中ブタのみです。しかし、放射による熱の移動を抑える反射加工(モンベルの商品説明より)がされている部分が効いているのか、特に0.9Lの保温性能は高いらしく、さらに山専ボトルよりも安い定価で提供されています。

山専ボトルもモンベル製品も値引きをしない製品であるので、定価のより低いモンベルのアルパインサーモボトルの方がお買い得感があります。ただし、私自身はまだこの製品を購入して使っていないので、評判は主にインターネット上から取った上でのおすすめになります。興味のある方は、多くの情報や実際にお店で質問して十分納得し、各々の方のご理解の元での購入をおすすめします。

※外でお茶する環境を作るにあたり、一通りのセットが出来上がるまでの試行錯誤について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その0 究極の「お茶セット」を目指して
その1 お湯の用意について
その2 コーヒーと茶葉は両立するか?
その3 コーヒーお茶以外の飲み物
その4 コンビニコーヒーの限界
その5 ドリップコーヒーは豆か粉か?
その6 豆を挽く二人用コーヒーセット
その7 まとめ・どこでもお茶できる事の大切さ
その8 外出先で緑茶を簡単に飲むために
その9 ポーレックス お茶ミルIIを選んだわけ
その10 バッグに入り切らないものは入れ替える
その11 市販のティーポットの「フタ」を活用する