「おうちのでんわ」契約までの顛末

先日紹介したソフトバンクがサービスを開始する「おうちのでんわ」について、受付開始日に加入してきましたので報告します。加入はソフトバンクショップでもY!mobileのお店でもできるのですが、なるべく人がいなそうな時間を狙って比較的空いていたY!mobileへ行って最初は話を聞くだけのつもりが加入までこぎつけてしまいました。

一通り手続きを済ませて帰るまでにはそれでも一時間弱かかりましたので、本気で加入を考えている方は時間に余裕を持って訪れるのがいいと思います。なお、事前にわかっていればY!mobileよりもソフトバンクショップへ行った方が手続きが一回で済んだりもしますので、加入を迷っていらっしゃる方は、まずこれから書く内容を読まれることをおすすめします。

まず、ホームページの記載内容以上の事を知りたい場合には、店頭に置いてあるチラシをもらってくることをおすすめします。すると、チラシの裏に加入できないケースの数々が書かれていますので、自宅の固定電話が以上のサービスやハードを使っていないかをまず確認する必要があります。

・ガスの検知システム(消し忘れの際の緊急連絡、外出先から消し忘れ確認を行なうもの)
・緊急通報システム(警備会社などにボタン一つで通報できる装置の利用)
・ホームエレベーター(一般家庭用)
・ホームセキュリティ(住宅に侵入したら通報するシステム)
・ホームテレホン(親子電話を二世代住宅などで利用)
・ドアホン(電話と連動してインターホンと繋ぐ電話機利用)

さらに、今使っている番号をそのまま新しいサービスで使おうと思っている場合、NTTの加入電話の場合は加入名義人の名前を伝えることが必要になるとのことです。ちなみに私の場合は番号を引き継ぎたい回線は親の名義だったのですが、その名義人さえわかれば、新たな契約については自分の名義にしても問題ないとのことだったのですんなり話が進みました。また、ADSLを契約している場合はこの「おうちのでんわ」を契約して使用可能になった時点でADSLが使えなくなりますのでご注意下さい。さらに、今までの電話番号を引き継ぐ場合は、元契約がNTT東日本/西日本のメタル回線かISDNである必要があるとの記載がパンフレットにありましたので、他社で固定電話を契約した番号を移したい場合は、いったんNTTに戻す必要が出てくる可能性があります。その場合は直接お店へ行く前にソフトバンクに電話をして契約の可否を確認した方がいいと思います。

また、他社IP電話(ひかり電話を想定?)の場合も、IP電話事業者の名前と契約者名が必要になるとの事ですが、「おうちのでんわ」の契約者名とIP電話契約者名が違う場合には少々開通手続きに時間がかかるとのことです。

基本的には契約後にすぐ開通も可能なのですが、電話番号をNTT回線からの引っ越しで手続きが必要になる私の場合は、開通までは1週間くらい時間がかかると言われました。ですからここで「おうちのでんわ」の音質など実際に使ってのレポートはできません。ただ電話と繋ぐ「でんわユニット」だけはもらって帰ってきました。このユニットは電話機とは接続せずに本体の電源を入れてしばらく放置することで、利用開始の手続きが進められないとのことなので、購入当日から本体をコンセントにつなぐ必要があるということです。その後、開通日の正式な連絡が来るので、「でんわユニット」のランプがすべて緑に点灯していることを確認して使うことができるようになるそうです。

さらに、色々契約を進める中でわかったことがありますので、そちらの事も報告しておきます。まず、このユニットに繋いで使えるというファクシミリですが、受信はそのままでも、発信してファクシミリを送る場合に、電話番号の最初に「0009」という番号を付けないといけないようです。すでにFAX電話機によく送る番号を登録されている方は、登録番号の前に全て「0009」を付けるかプレフィックス設定があるものならその登録をする必要がありますのでご注意下さい。

また、この電話はLTEを利用したモバイル通信を使った電話機であるので、東京なら「03」から続く番号を使えていても、緊急通報時(110・119・118)に電話した場合にのみ、元々の番号であると思われる090・080・070から始まる携帯電話の番号が通知されます。その番号については申込時に教えてもらえ、端末の方に番号の書かれたシールが付いていますので、緊急通報時に発信した電話番号の確認が必要だと言われた場合、その番号があることおよび、番号をすぐに答えられるように用意しておく必要があるでしょう。私の場合は「でんわユニット」は単体で使うので、本体の上にあるカバーを外した上面にシールを貼ることで対応しました。この辺の事がよくわからない人に対しては、一応携帯電話を自宅番号でも使えるようにしているので、厳密には固定電話でなく携帯電話であるという風に説明しておくのがいいかと思います。

他の3ケタ番号では、「113」(故障の場合)「116」(営業窓口)はソフトバンクの担当につながります。災害用伝言ダイヤルの「171」も使えます。番号通知の「184」(非通知に)「186」(番号を通知させる)も利用できます。時報や天気予報も聞けます。「104」の番号通知は高いので利用しない方が賢明ですが、「115」の電報にもNTTには直接つながらないものの、NTTのサービスを案内してもらうことは可能だとのことです。

また、一つ気になったことは「でんわユニット」本体にACアダプタとともに明らかにUSB端子に繋がるコードが付いていて、本体には5V1.0Aとあるのでもしかしたらモバイルバッテリーで停電時に使えるのか? という期待がありますが、このコードはソフトバンクが行なっているSoftbank Airのモデムを繋げて使うために、このコードでSoftbank Airのモデムに接続し、ACアダプタを共用にするためのコードになっているようなので、モバイルバッテリーや付属以外のUSB出力のあるアダプタを使うことは自己責任と言えそうです。

この「おうちのでんわ」は本体に張られたシールのように自宅以外の場所に持ち出して使うことはできないので、災害で停電した場合に緊急避難的に使うという可能性はあるかも知れませんが、基本的にはいきなり使えなくなる可能性のあるバッテリーからは使わないのが無難でしょう。

あと、NTT回線から引っ越してくる場合、NTTで加入権を持っている電話番号を移行して使う場合に加入権を休止させる必要があるようです。その手続きはソフトパンクで代行するものの、休止にかかる費用はNTTの方から2,000円が後からこちらへ請求されるとのことです。ソフトバンクから請求されるのが契約事務手数料(800円)、番号利用登録料(1,000円)、番号継続登録料(使っている固定電話の番号をそのまま使う時のみ2,000円 全て税抜価格)となりますが、これ以外にもかかる費用として覚えておいて下さい。これは、実際は携帯電話て使われている番号を持つ電話に固定電話の番号を通知させたり電話を固定電話の番号で受けられるようにするには必要なことなのでしょうが、緊急通報時の番号表示といい、純粋に固定電話を無線化したのではなく、あくまで携帯電話で代替している回線であると考えるべきなのでしょう。そうなると、ソフトバンクの携帯がつながらない場合にこちらの方にも不具合が出ることが予想されます。通話品質についても携帯電話並みになる可能性もありますので、その点についても利用開始時には実際のところを紹介させていただく予定です。

ただここで、ちょっと気になったのが、固定電話利用を休止したら元の回線の加入権はどうなってしまうのかということです。NTTのホームページを見ると、全く連絡しないと10年後に加入権が消えてしまうものの、5年ごとに休止期間延長の連絡をすればずっとそのままにしておくことは可能だということです。その場合、自分から連絡をするのか、それともソフトバンクの方で番号を使っている関係上ソフトバンクがNTTへの連絡を代行してくれるのかという事が未確認です。ただ手数料を取られる分そうした連絡はしっかりソフトバンクがやってくれるとは思うのですが、気になる方は店頭や電話で確認されてみることをおすすめします。

いろいろ長くなってしまいましたが、実は未だに解決していない事があります。「おうちのでんわ」の特徴として「ソフトバンク携帯電話へこちらから掛ける通話が24時間無料」というのがあるのですが、これは主に家族間の通話を対象にした「ホワイトコール24」を申し込まないといけません。ただし携帯電話からおうちのでんわに掛けた電話も無制限に無料なのではなく、ソフトバンク携帯電話の番号を家族限定でで最大10回線という制限もあり、申し込みの手間も掛かるみたいですが、今回加入したのはこの機能を使って親戚間の電話をお互いに無料にしようという魂胆だったので、次にこの「ホワイトコール24」の申し込みに向けて動こうと思っています。さすがにここまでで長くなり過ぎましたので、実際に手続きができた段階で改めて紹介するようにさせていただきます。

※「おうちのでんわ」に関する記事は以下のリンクにも有りますので興味のある方はごらん下さい。

LTE通信でもファクシミリ利用可に?ソフトバンクの「おうちのでんわ」
「おうちのでんわ」を「ホワイトコール24」でホワイトプランと紐付け
「おうちのでんわ」開通報告と利用レポート


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「おうちのでんわ」契約までの顛末」への4件のフィードバック

  1. ケイタイオタク

    参考になりました。先日一人暮らしの叔母に教えたところさっそくソフトバンクショップに行き丁寧な説明を受けたということです。現在固定回線がソフトバンク契約になっていて亡くなっている叔父名義だったので名義変更も必要との事で一か月程度かかると言っていました。自宅でネットをひいてはいるが、マンションの共通回線で電話は別と言う知人も大変興味を持っていました。
    近くのソフトバンクショップにはまだパンフレットが置かれていませんでした。それにしても宣伝もしていないためかほとんど知られていませんでしたね。
    法人名義の契約は出来ないと言う事ですが、個人であれば事業用でも契約できるとの事で個人事業主にとってはずいぶん経費削減になりますね。

  2. てら 投稿作成者

    ケイタイオタク さん コメントありがとうございました。

    私自身もホームページに書いてある状態を見て自宅の電話が切り替わるのか質問しに行くつもりが、幸いなことに元回線がNTTの個人契約の回線であったことと、名義についてはこちらの免許証を提示することで変更もきき、支払い方法についてもあえて銀行振込にしようとキャッシュカードをカードリーダーに通し暗証番号を入れることで口座届出印も必要なく、最後にはタブレット上にタッチペンで署名をして終了になりました。

    初期費用もそこそこかかりますが、自己責任になるとは言え大き目のモバイルバッテリー経由で給電して使える可能性もあるので、それこそ今回のような大きな災害で停電になっても使える可能性もあり、電話機については電源を必要としないタイプのもので運用していこうと思っています。

    問題は通話品質がVoLTEくらいになるのか3G止まりなのかとか色々ありますが、人柱になるのは覚悟の上なので(^^;)、続きはおいおいこのブログを通してお知らせさせていただきたいと思います。

  3. こんにちは

    >5年ごとに休止期間延長の連絡をすればずっとそのままにしておくことは可能だということ
    >です。その場合、自分から連絡をするのか、ソフトバンクがNTTへの連絡を代行して
    >くれるのかという事が未確認です。

    下記pdf6頁の8に、[1]利用休止の5年ごとの更新手続きはお客様ご自身で行ってください。なお、更新手続きを行わなかった場合、さらに5年経過後その契約は解除となりますのでご注意ください。
    おうちのでんわ 重要事項詳細
    https://cdn.softbank.jp/ybb/set/data/terms/pdf/attention-ouchinodenwa.pdf

    とのことですので、5年~10年以内にご自身で更新手続きが必要です。

  4. てら 投稿作成者

    重要事項説明書の提示をいただきありがとうございました。

    私が契約をしたのは初日だったため、担当されていたY!mobileの方もそこまでわかっていないまま手続きを受けてしまい、こちらも疑問を残したままでそのままにしておいてしまったので、コメントをいただき疑問の一つが解けました。ありがとうございました。

    メタル回線の休止の手続自体はソフトバンクからの依頼により終わっており、自宅にはNTTから「電話回線の権利お預かりのお知らせ(利用休止)」というハガキ大の大きさの書類が届いています。この書類は、もし「おうちのでんわ」を解約してNTTの固定回線に戻る場合に必要となるそうです。

    そして、休止の間も住所や連絡先が変更になった場合には「116」まで連絡する必要があるそうです。利用休止であっても、電話回線の権利は契約者にあるので、契約者側もしなければならないことがあり、その一つが連絡先の変更があった場合の通知であったり、5年ごとの電話回線の権利を延長する意思を示すことであるということのようですね。

    とりあえず、自分のグーグルカレンダーの5年後にはマークをつけて、もし「おうちのでんわ」をそのまま続けていた場合には回線権利の継続の連絡をする予定でいます。その期間前に固定回線に戻す場合は、単に「116」に電話するだけでいいようです。これは、ひかり電話で固定回線の電話番号をそのまま使っている人にも当てはまるようですので、心配な方は「116」まで問い合わせをされることをおすすめします。

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