外でお茶する環境を作る その2 コーヒーと茶葉は両立するか?

熱湯を朝入れて持って行ったものの、お茶する機会がなく翌日まで飲めなかったというような経験をされている方もボトルを使っている方の中にはいるかも知れませんが、実はわざわざ熱湯をボトルに詰めて翌日まで使わない人がいることをご存知でしょうか。

というのも、保温のできるポットでも時間の経過とともに中のお湯の温度が下がっていくのですが、ちょうど一夜明けたくらいの温度が60℃から70℃ぐらいになると、緑茶の玉露や高級煎茶をいただくには良い温度になるのです。

この辺は熱湯で淹れる紅茶とは違いますが煎茶の場合、熱湯をいきなり入れると香りが飛んでしまい、せっかくの香りを飲む時に楽しめなくなってしまうため、熱湯が用意されていたとしても、空のお茶碗に白湯を入れてしばらく放置するなどして温度を下げてから茶葉を入れて抽出するくらいです。

ですから、朝から気合いを入れて熱湯をボトルに入れてきて、その日のうちに飲むことを忘れても落ち込むことはありません。むしろ直接緑茶を飲むには一番いい状態になったと思いながらいただけばいいという事にもなります。

緑茶を野外でいただくには専用の急須があるに越したことはありませんが、コーヒー用のペーパードリッパーに茶葉を入れて落としてもいいですし、主にだしを入れて使うための紙パックに茶葉を入れてティーバッグのように使っても大丈夫です。60℃から70℃のお湯に2分ぐらい入れて、濃くなりすぎないうちに取り出します。お湯の量自体は少なめにしてまずはお茶の出す旨味成分を楽しみ、楽わい終えたら同じティーバックで二煎目をいただきます。同じ茶葉でも三煎目くらいまでは楽しめますが、渋くなってきたところでお茶菓子があれば渋みを消してくれてお茶もお菓子も美味しくいただけます。

同じ量の茶葉でも数回味の違いを楽しみながらいただけるのが緑茶の特徴なのですが、家で急須を使ってお茶を淹れるのとは違い、野外で限られたお湯の量でいただくには多少厳しいところがあります。その上で茶ガラの処理も必要になるということもあるので、その辺がコーヒーと比べて茶葉から淹れるお茶を持って行くことについて面倒くさい点かも知れません。

もちろん、キャンプなどでいくらでも沸かせばお湯が手に入るような状況なら同じ量の茶葉があればより多く飲めるのでいいのですが、あくまで持っていくボトルの中のお湯の範囲内で楽しむ場合には緑茶も紅茶も茶葉そのものを持って行っても持てあましてしまう可能性が大です。そんな状況でも便利に使え、さらに追加購入がコンビニやスーパーで簡単にできる水でも溶けるので、様々な飲み方で楽しめるのが、特に緑茶の中でも「粉茶」でも「抹茶」でもない「粉末茶」です。

スーパーなどでもカテキンをそのまま飲めるお茶として売っているパウダー状の粉末茶はお湯だけでなく水にも簡単に溶けるので、コーヒーを飲んで余ったお湯で溶いて飲んでもいいですし、お湯を使い切った場合でもペットボトルの水の中に入れてシェイクすれば水出し緑茶のようにしてもいただけます。持ち運びしやすいように、パッキンなしでも漏れる心配の少ない写真のナルゲンの60mlの丸型ボトルに入れて持ち歩いていますが、一回の量はボトルを軽く一振りくらいで十分ですが、飲んで薄ければ調整すればいいのでその点も便利です。

私が緑茶を楽しむために色々考えた結果、茶葉でなく粉末茶をセットの中に常備することでこのボトル一本でお茶を飲め、さらにカップはコーヒーと共用になるので、コーヒーと緑茶を両方楽しめて、荷物的にも最少限の増加で済ますにはこの方法がベストとまでは言えませんがベターではあるでしょう。本来の飲用のお茶としてでなくても、旅先でアイスやソフトクリームに掛けて食べるという活用の仕方もあります。

また、残念ながら紅茶については日頃あまり飲まないので、詳しくは解説できませんが、紅茶の茶葉を粉末にしたものは売られているものの、飲用ではなくお菓子作りに使うような用途で、自分で購入した茶葉を粉にしても緑茶のようには美味しくいただけません。インスタントの味付紅茶を出しているメーカーからノンスイートのスティック紅茶もあるにはあるのですが、まだお湯が熱いうちにティーバックでいただくのが、コーヒーと両方持って行くためには無難なのではないでしょうか。

また、市販の粉末茶がいつでも手に入ればいいのですが、近くに売っているお店がなかったりあまり美味しくないと不満に思った方には、緑茶の茶葉をパウダー状にすることができる「お茶ミル」を使って粉末茶を好きな時に好きな分だけ作るという方法もあります。粉末茶として購入したものだとその量によっては意外と使い切るのが大変なので、この方法だと旅に出る前に、いつも茶葉として飲んでいるお茶の中から引き立ての粉末茶を必要な分だけ持って行けるので、日々美味しい煎茶を購入して飲んでいる方なら、お茶ミルを買ってしまって粉末茶を必要に応じて作るか、お茶ミルごと旅行に持って行き、出先で作るという手も覚えておきましょう。もし茶葉の全てを体の中に入れることに抵抗を感じる方がいましたら、ミルで挽く茶葉は有機栽培茶を選ぶという配慮も必要になるでしょう。

※外でお茶する環境を作るにあたり、一通りのセットが出来上がるまでの試行錯誤について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その0 究極の「お茶セット」を目指して
その1 お湯の用意について
その2 コーヒーと茶葉は両立するか?
その3 コーヒーお茶以外の飲み物
その4 コンビニコーヒーの限界
その5 ドリップコーヒーは豆か粉か?
その6 豆を挽く二人用コーヒーセット
その7 まとめ・どこでもお茶できる事の大切さ
その8 外出先で緑茶を簡単に飲むために
その9 ポーレックス お茶ミルIIを選んだわけ
その10 バッグに入り切らないものは入れ替える
その11 市販のティーポットの「フタ」を活用する


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