月別アーカイブ: 2015年4月

ガソリン携行缶はどのサイズを用意すべきか

 近い将来には起こりそうな話ですが、電気自動車で旅をしていて、充電スタンドが見付からないというのは悲劇以外の何ものでもありません。電気を充電するよりはるかに手軽に早く燃料を補充できるガソリン車であっても、旅先でのガス欠というのも恐ろしいものです。そうならないためにも、普通にガソリン車やハイブリッド車を利用されている方は、ガソリン携行缶を持って旅に出たいという方もいるかも知れません。その際に、どんな携行缶を持って行くのがいいのか、悩みだしたらきりがありませんが、私のケースについて紹介させていただこうかと思います。私は今回あえて小容量のものを購入しました。

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 写真では大きさが伝わらないかも知れませんが、容量2.5リットルのものを約2千円で購入しました。ショップではもっと容量が大きいものでも価値が変わらないので、あえて小さいものを買うのはもったいないという気もしなくもありませんが、これにはこれで私なりの合理的な理由があったりします(^^)。

 私の場合は車だけでなく、原付に入れる場合も想定しておきたいということで、兼用できる大きさが2.5リットルだったということもありますし、今の私の車の中にはすでに空きスペースが限られてきているので、15リットル20リットルクラスの大きなものは旅に持って行くには物理的に無理な感じもします。

 実際に旅にガソリン携行缶を持って行ってどのように使うかというと、事前にガソリンを入れていくのは原付でスタンドがなさそうな長距離を走る時ぐらいで、車で出る場合は空の状態で持って行くことになると思います。というのも、今乗っているガソリン車のホンダ・フィットなら1回ガソリンを満タンにすれば500kmから600kmくらい走りますので、400kmくらい走ったところでスタンドで給油するようにすればまずガソリンがすっからかんになるまで走ることは考えられませんし、車中泊用に様々な準備をしていることで、アイドリングをしてガソリンを浪費する事もあまり考えなくていいということもあります。

 ただメーターの故障のような原因で、もし万が一ガソリンが切れているのが急にわかった場合、全くスタンドが見当たらなければ加入しているJAFや自動車保険のロードサービスで実施されているガソリン給油のサービスを利用するという選択肢があります。どこにあるかわからないスタンドを探してウロウロするよりも、相当の時間待たされたとしても現地を動かず救援を待つ方が利口な気がします。携行缶が活躍するのは、スタンドが割と近くにあるのに車が動かない場合でしょう。普通のスタンドでは直接訪問しても専用の携行缶がないとガソリンを売ってくれません。そのため、とりあえずそのガソリンスタンドまで動けるだけのガソリンを入手できれば十分と考えました。小さいということはガソリンを入れても重くならないということで、特に携行缶を持って歩くことを考えると、このくらい小さい方が持ったままの移動も楽にできます。

 また、ガソリン携行缶を災害用として用意する場合、可能ならば20リットルクラスの携行缶と、この2.5リットルのものを両方用意しておくと便利です。大きいもの一つだけだと、限られたガソリンを並んで入手したとしても、それを複数の車やバイクに分けることはなかなか難しいものです。しかし、もし20リットルの携行缶に満タンに入れた状態で手動式のポンプなどでガソリンを移せば、自分の車だけでなく近所の人の車をどうしても使いたい場合に気軽におすそ分けができます。いったん車にガソリンを入れてしまうとそこからガソリンを移すことは大変ですし危険も伴います。携行缶から携行缶への移し替えも危険なことには変わりありませんが、いざという時に周辺に気を付けながら行なうことは災害時には必要に迫られて行なわなければならないこともあるでしょう。そういう時に役立つものとして、普段はガソリンを入れていなくても用意しておくと何かの際には役に立つものではないかと思います。

 ただ、あまりにも長期間利用しないと、パッキンや給油ノズルが劣化して漏れを起こす場合があります。ネット経由で安いものを購入するのも有りですが、その場合でも近くのお店で交換用の部品が入手できるメーカーのものを購入することをおすすめします。


プリングルズ パーティスピーカー 到着レポート

 先日このブログで紹介させていただいたポテトチップの「ブリングルズ」を食べて応募すると必ずもらえるというパーティースピーカーが到着しましたので報告かたがたレポートします。

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 同封の使用説明書によると、その仕様はこうなっています(中に入っていた説明書の通りに記載してます)。

・スピーカータイプ 52mmマルチメディアスピーカー
・スピーカーインビーダンス 3ohm
・オーディオ line in 3.5mmステレオミニプラグ
・出力 3W(定格出力)
・周波数応答 150-20kHz
・電源ライト LED
・電池 単四乾電池3本

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 この仕様を突っ込まれても私にはわかりませんが(^^;)、このプレゼントの話を聞く前に購入しようと思っていた、モノラルタイプのアクティブスピーカー、オーディオテクニカのAT-SPG51シリーズが同じような形状と電池の使用なので調べてみたら出力が2Wということなので、音的にはこちらの方がより大きな音まで出せるだろうことは予想できます。ちなみに、音量はスピーカー側では調整できず、スマートフォンのボリュームで上下させるため、スマートフォンや音楽プレーヤーの音量には気を付けて、音を絞った状態で電源を入れましょう。電源が入るとスピーカーの周りが赤く光り、電源が入っているかどうかわかるようになっています。

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 コードは本体にくっついており、プラグが収納できるようになっていますのでコードを本体に巻きつけるようにするとうまくまとまります。電池収納部はねじ込み式になっていますが、コインでねじは回すことができます。仕様には電池寿命の記載はありませんでしたが、モノラルスピーカーで3Wの出力を持つオーディオテクニカのAT-SPB200シリーズが、充電式のニッケル水素電池で連続20時間となっていますので、おそらくこれ以下であることは間違いないでしょう(AT-SPB200はニッケル水素電池での使用も想定されていますが、このスピーカーはそうでないため)。

 スピーカーの音の大きさは使うスマートフォンで、イヤホンを繋いだ時にどのくらいまで大きい音が出るか、その差によっても違ってくるでしょうが、とりあえず利用したiPod touch第四世代では、本体のボリュームを最大にするとかなりうるさいくらいまで鳴ります。元々私がこうしたスピーカーを欲しいと思ったのは、スマホ本体だけでは聞こえないようなことがないためで、その用途では十分実用になると思いました。

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 さらにこのスピーカーはポテトチップの販促品であるということもあって、単体でも使えますが、プリングルズの紙製のポテトチップのフタの部分に乗せて使うことが推奨されています。サイズはまさにびったりで、一度はめ込むとなかなか取れないくらいです。音の広がりという部分では共鳴する箇所が多い方が響くわけですので、車のドリンクホルダーにプリングルズのポテトチップスを空箱でもいいので差しておき、使う時には乗せて使えば車全体に響く感じで使えるようになると思いますが、残念ながらプリングルズのポテトチップの容器は、私の車のドリンクホルダーより若干大きいので、別に置き場所を考えなければなりません。私の車の場合は、サイドブレーキの後ろのスペースにねじ込むことで置くことができましたが、不安な方は実際にポテトチップの容器を手に入れて試してみてください。

 単体スピーカーなのでステレオでなくモノラルになる分、臨場感を感じたいものを聞くにはおすすめしませんが、ポテトチップ容器に入れて使うと、単体で使うより聞きやすい音質になる感じがしました。一通り使ってみて、かなり物としての質感もよくそれほど大きくないので、私は持ち運びながら必要に応じて使っていこうかなと思っています。


Razikoで録音したファイルをデフォルトで再生できる端末

 前回紹介した、ラジオ放送をAndroid搭載のスマートフォンやタブレット端末で録音するためには、RazikoというRadikoとは別物の無料アプリ単体でも可能ですが、手動録音にしか対応しないということですので、有料のRaziko拡張を併用すると、番組名での簡単な録音予約が可能になります。

 録音したものは同じ端末なら簡単に聞くことができますが、このままのファイルを他の端末で再生させようとするとなかなか厄介です。というのも、Razikoの録音フォーマットは、ファイルサイズを比較的小さくできるAACでエンコードされているからです。

 この問題を解決するための一番簡単な方法は、Razikoと連携してAACをMP3に変換するアプリを導入することだと思いますが、実はこれも有料アプリなので(^^;)、そこまでして単にMP3に変換するだけのものを購入するまでもないと思い、パソコンでの作業をしばらく続けていたのは、前日のブログで紹介した通りです。たた、MP3に変換すると当然ながら音は劣化し、サイズも大きくなってしまうのが悩みの種です。改めて容量に限りのあるクラウド上に保管することを考えると、録音したオリジナル音源であり、単純にMP3より大きさが少なくて済むAACファイルのまま保管しておいた方がいいということもあります。聞く端末が決まっている時には改めてMP3に変換すればいいし、どうせならAACファイルのままで持ち出して聞ける環境を整えられれば、いちいち変換することもなくなるでしょう。

 普通に考えるとAACファイルなら手持ちのiPad mini2で再生できそうなのですが、試してみたところ何度やっても再生できませんでした。なぜなのかと考えるよりネット検索した方が早いと思い、アップルのページを調べたらこんなことが書いてありました。

(引用ここから)
AAC でエンコードされた曲であっても、iTunes で作成されていないものや、iTunes Store からダウンロードしたものでない場合には iTunes アプリケーションで再生されないことがあります。iTunes 4 またはそれ以降のバージョンを使ってオーディオ CD からエンコードしてください。
(引用ここまで)

 つまり、最新のOSを搭載したiPhoneやiPadではRazikoで録音したものはせっかくAACでエンコードしているのに再生することができないということになります。ただ、上の文章を読むと、iTunesのバージョンアップによって再生できなくなったと思われますので、念のためということであることを試してみました。

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 それが、写真の第四世代iPod touchです。OSのバージョンは6.1.6で止まっていますが、Razikoで録音したファイルをクラウドにアップしてあったので、ダウンロードではなくストリーミング再生する形でファイルを開いてみたら問題なく録音した放送が流れてくるではありませんか。iOS7にバージョンアップできないということで、使えるアプリが少なくなり、どうしようかと思っていたiPod touchが蘇った感じです。

 モバイル環境では1~2Mbpsでの通信が可能なぷららLTEのSIMを入れたモバイルルーターとBluetoothで繋がるので、ネット経由でのラジオの聴取や、クラウド上に保管しているさまざまな音楽ファイルのストリーミング再生までできてしまうiPod touchは出先でのミュージックプレーヤーとしてはかなり便利に使えるようになるでしょう。こうして旅先での音楽をiPod touchに集約できるようになると、他の端末で使うことは限られるためメイン使用のスマートフォンの電池の持ちの点からもメリットがあります。私と同じ第四世代のiPod touchが使われないで眠っている方は、Razikoで録音した番組を聞くためだけに使うだけでもおすすめです。録音したファイルをパソコンのiTunesで同期してラジオの語学講座や通勤時間に前夜のお気に入り番組を聞くなど、ネットに繋がなくても録音番組を再生する方法はあります。ショップから音楽は買わず、録音したものを聞く用途ならこれで十分だと私には思えますね。

(2015.4.19追記)

 今回のエントリーは、いったんクラウドにアップしたRaziko録音ファイルをクラウド上からダウンロードしないでストリーミング再生できる端末についての話でした。クラウドはあくまで録音番組の保管庫と考え、聴きたい番組をその都度ダウンロードして聴くような場合はAndroidスマホに最初から入っているGoogleの「Play ミュージック」というアプリを使えば再生可能です。

 もっとも、RazikoはAndroidで動くアプリですので、クラウドからダウンロードしたファイルをRazikoが録音ファイルを保存している「raziko」フォルダに入れると、Razikoアプリから簡単に再生できるだけでなく、放送局などの情報も確認することができます。移動中常に安定した電波状況が確保できそうでなければ、使い古しのAndroidスマートフォンにRazikoアプリを入れて、録音したラジオ番組を聴くために用意するのも一つの方法でしょう。


使わないスマホ・タブレット端末でラジオ録音

 10インチの大きさを持つdocomoのdtabを以前から購入して持っているのですが、iPad mini2の購入とともに自宅から持ち出す頻度が少なくなりました。dtabという端末は元々dビデオ(近々dTVという新サービスに移行予定)に契約させる目的で出てきた端末だけに、単体でビデオ鑑賞するには画面の大きさがありいいものではあるのですが、chromecast購入後はもっぱら自宅のテレビでネット動画を見る事が普通になったため、さらに出動回数が減ってしまいました。

 こうなると、電源を入れないまま放置することになるか安値を承知で店頭やオークションで換金を試みるかという選択になりがちですが、新たな使い方を模索してみることにしました。

 自宅から持ち出さないということは、自宅のWi-Fiに接続したままの状態にできるので時刻表示はネット接続により修正され、常に最新だということです。そうなると、インターネットラジオのタイマー録音を、使っていないスマホやタブレット端末で代わりにやってしまおうかという風に思ったのでした。

 特にAndroidの端末の場合はアプリの「Raziko」と「Raziko拡張(有料アプリ)」(Radikoとは別アプリですので注意)を使えば簡単に予約録音ができるようになるのです。ファイルはaacファイルの形で保存されるため、私の場合はアプリで録音したaacファイルをmp3ファイルにWindows上で動くフリーソフトを使って変換した後で、必要に応じて別のフリーソフトを使って不要部分をカットして保存します。これで、あえて録音機能付きのラジオがなくてもお気に入りの番組を増やせます。

 ラジオで直接MP3ファイルの形で録音する方法にも惹かれるものがありますが、ネット経由で録音する場合、データ詰まりがなければノイズのない音を楽しめるので、特に普通のラジオではクリアに聞けない所で生活している方や短波放送をじっくりと聞きたい場合にはおすすめです。ラジオの世界は本当に奥が深いので、まだまだ私自身知らない番組があると思います。そんなものも調べつつライブラリを増やして行こうと今後は目論んでいます。


手ぶらで逃げられるためにもクラウドを活用しよう

 現在のパソコンやスマートフォンを使っている人の中で、全くクラウドを使っていない方というのはあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。IDとパスワードによってさまざまな情報を管理するため、第三者からクラウドに入れた情報を見られたり盗まれたりする危険性は常につきまとうのですが、本当に人に知られたら困る情報については別に考えるとして、ここでは災害時にないと困る情報の管理について考えてみることにします。

 大きな災害により避難生活が長期に及ぶことになったら、水や食料、トイレの問題は外からの支援物資で何とかなりますが、必要なものが個人の状況で違ってくる場合、やみくもに頂いても困る場合があります。持病や高血圧で定期的な薬の摂取が欠かせない場合、いつもかかりつけの薬局からいただいている薬の種類は何で、その分量はどれくらいかという情報はいざという時にはないと困るものの一つです。

 薬の情報というのは薬局でもらえる「おくすり手帳」に書いてあったり、薬をもらう時に添付されている書類に記載されていたりします。常におくすり手帳を持っている人ならいいのですが、着の身着のままで逃げてきたものの、服用している薬そのものやおくすり手帳を取りに帰って被害に遭ってしまう可能性もあります。そうならないために、たまたま先日聞いたラジオの防災コーナーの中では、家族のおくすり手帳の当該ページをガラケーやスマホのカメラで撮影して保管しておくといいという話が紹介されていましたが、個人的にはそれだけでは不十分だと思います。

 常に持っているものでもガラケーやスマホが水没や破損で中のデータを見られなくなってしまう可能性は残ります。端末本体に残すこと自体はいいことですが、同時に、何らかのクラウドサービスにそのデータをアップしておけば、仮に全ての端末を失ったとしても、極端な話ですが人の端末を借りてクラウド上の情報を入手することが可能になります。

 こうしたことの応用として、家族の中では大切な情報でも他人には全く価値のない情報であるなら、クラウド上に安心して保管しておけるでしょう。写真立てにおさまっている家族の写真も、改めてデジカメで撮影したデータをクラウドに保管しておけば、全てが失われても、クラウド上にあるデータから再び印刷することによって蘇ります。同様に子供さんの書いた作文や絵もデジカメで撮影したデータで保存できますし、家族の様子を撮影した動画なども、機会があればクラウド上に置いておけば、いざという時の家族の思い出は守られます。公的なデータはあえて用意しなくても普段の生活が送れるくらいの復旧は行なわれるのではないかと思いますが、プライベートなもので大切にしておきたいが、常に持ってはいられないものについて、改めて何が大事かをリストアップして自分でクラウド上に保存しておくことは、その後の生活にも必要なことではないかと思います。すでにデジカメやスマホで家族の写真を撮りためている方は、Flickrのようなサービスを使って自動的にアーカイブを作っておけば改めてアップし直す手間も軽減されます。非常用の持ち出し袋の中味を吟味するのも大事ですが、クラウド上に置いておけばいいものについてはあえて持って逃げようとしないよう家族で意思を統一し、できるだけ身軽に逃げられる状態を作っておくことも大事かも知れません。


Gyao!で見る テレビ東京 無料見逃し番組視聴レポート

 今の日本政府は地域格差をなくすため、地方創生担当を内閣府特命担当大臣を置いてその格差是正に努力されていることと思います。ただその割には、いっこうにテレビ局の地方格差はなくならず、テレビ東京の放送をリアルタイムに視聴することは私のところではできません。これだけネット網が進んでいるのに、なぜかとおもうのですが、そんな中で、テレビ東京の一部のバラエティ番組が無料で放送終了後の見逃し配信されることになったのは先日このブログで紹介した通りです。そこで、まず最初に配信された「Youは何しに日本へ?」を見てみました。

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 動画サイトのGyao!で配信されるテレビ局の番組を見逃し配信する場合、テレビ局によってはパソコンやスマートフォンでは見られるものの、chromecastを使って普通のテレビからは見られない制限がかかっているものもあったので心配したのですが、テレビ東京の見逃し配信はchromecastでも視聴可能で、問題なく見ることができました。

 このサービスはあくまで期間限定のもので、6月末でいったんサービスが終了するとのことだったので、キャンペーンサイトにあったプレゼント付きのアンケートに答え、サービスをいつでも使えるようにしてほしいと要望を出しておきました。

 それでも、ゴールデンウィークの期間にモバイル環境でも利用できるので、車中泊の車内でけでなく(^^;)、chromecastと併用して旅先の旅館のテレビを利用して見逃し配信を見るというのもいいかも知れません。配信番組は本放送終了後に追加されますので、番組が全く見られない地方の方だけでなく、放送されてもかなりタイムラグが有る地方の方は一気に追いつける見逃し配信を利用してみましょう(^^)。

(2015.6.24追記)

 このサービスは6月いっぱいで終了するということですが、なぜかはわかりませんが6月に入ってから更新された見のがし番組について、端末では見られるもののchromecastでは見られないようになってしまうようになりました。それと同時にコマーシャルに入るタイミングで同局の番組案内の短い動画が入るようになり、明らかに使い勝手が悪くなりました。chromecastを使ってテレビで見られるからこそ家族で楽しめたのですが、端末でしか見られないとなると残念ですが私の場合は意味のないコンテンツになる可能性があります。今後の取り扱いがどうなるかはわかりませんが、有料でもchromecast経由でテレビ視聴ができないと厳しいなという感じがします。


mineoの新エントリープラン出現と新アプリ

 auのLTE通信を提供するMVNOであるmineoが安い値段で契約を維持できる新たなコースを2015年6月から提供することが発表されました。今までは月850円(税抜)の月間1GBまで高速通信が使えるコースが最安でしたが、6月以降は月間500MBというコースが新設され、その月額料金は700円(税抜)になるそうです。

 さらに、同日からアプリの「mineoスイッチ」が提供されるそうです。このアプリは長いこと私が待ち望んだもので、データ通信の速度を「高速」「低速」に切り替えることができ、低速の状態では高速クーポンを消費しませんが、通信速度は最大200kbpsに制限されるとのこと。メール通知やちょっとしたネット閲覧なら低速でも十分使えると思うので、私としては6月からはすぐに500MBプランに変更する予定です。

 私の現状での使い方としては、mineoのSIMカードが入ったスマートフォンをメインに使っているのですが、今までは常に高速クーポンを使うことしかできなかったのでインターネットラジオの使用は控えていたのですが、低速のままradikoやらじる★らじるが使えるかどうかがmineoを使い続けるかのカギになりそうな気がします。ちなみに、700円という価格設定はdocomoのMVNOと比べると高いような気がするかも知れませんが、mineoのデータプランの仕組みは、docomoのMVNOだと月150円くらいかかるSMSオプションに入る必要がなくSMSが基本料金の中で使えるので、最初からSMSを使うつもりの方はメリットが大きいですね。

 このようにできるだけ安いMVNOに私が固執するのは、すでにメインとして最大3Mbps容量無制限のぷららLTEを持っているからで(^^;)、複数ある端末を単体で動かすため(ぷららLTEのSIMはモバイルルーターに入れてあるので)、速度は遅くてもいいから安い値段で維持できるプランであればあるほどありがたいのです。昨今のMVNOを提供している会社は、高速クーポンを増やしたりといった方向でのサービス拡大はありましたが、利用料を下げるという選択肢は政府の物価を上げる政策があるためしないのかなと思っていました。それが、もうすぐ実現されるということで、私と同じようなニーズを持つユーザーを集められるのではないでしょうか。


「餃子の町」は家計調査の統計では決められない

 今では日本全国の方の知るところとなった栃木県宇都宮市と静岡県浜松市の餃子日本一に関する争いですが、先日宇都宮の方ではあえて日本一奪還運動をしないことを明言されたことでも話題になりました。個人的にはその意見に大いに賛成で、目の前の数字に踊らされてしなくてもいい争いはやめた方がいいと思っています(^^;)。というか、日本一とされる基準自体がおかしいと常々思っているので、今回はその事について書かせていただこうと思います。

 餃子の日本一といっても、何を争っているかと言うと、総務省統計局が実施している家計調査の中の餃子の項目ということです。具体的にどんな消費がカウントされるかというと、最新の統計で全国一となった静岡県のサイトに以下のような説明がありますので、そこからまずは引用しましょう。

(引用ここから)
この支出額はスーパーなどで購入した餃子(生、調理済)の金額で、冷凍食品や外食の餃子は含まれていません
(引用ここまで)

 外食における金額が含まれないということがまずは重要です。これから書くことは、浜松市が餃子の街として名乗りを挙げるはるか前に私が体験した話です。宇都宮を訪れた際に宇都宮名物餃子のお店に、市内在住の友人に連れられて散々はしごをしたのですが、びっくりしたのはいわゆる「餃子専門店」というものがかなり昔からあることと、その金額の安さでした。具体的な金額については後で触れますが、餃子専門店の中にはごはんすら出さないというこだわりの餃子専門のお店まであり、中華料理店のメニューとしての餃子しか知らなかった私としては、そこまで餃子が浸透しているのかとちょっとしたカルチャーショックを感じました。その際に聞いたのが、宇都宮の人たちは、餃子を食べるのに家ではそれほど食べず、お店に食べに行くのが基本だということでした(この話は、当時友人から聞いた話なので現在は違うかも知れません)。今もその構図が変わっていないということになると、主に持ち帰り餃子販売のお店が発展してきた浜松周辺の状況と比べること自体がおかしいと思えるでしょう。

 もうひとつ指摘させていただきたいことは、指標となる数字の単位は、いくら使ったかという金額で比べられていることです。家庭内で餃子にいくら使うかということはもちろん消費の指標になりますが、私はすでに宇都宮の餃子の安さを知っているので、この点でも宇都宮は浜松と比べて不利になるのですね。

 インターネットで浜松餃子の老舗と言われている「石松餃子」のページを開いてみると、ネット通販の20粒×3袋(60粒入)が3,240円になっていますが、同じく宇都宮の老舗、みんみんの餃子は30個入りが税別1,100円なので、60個の税込みでは2,376円になると思います。餃子自体の大きさもあると思いますが、お店で食べる場合も一人前6個で240円という金額なので、ほぼ同じ量を宇都宮・浜松両市民が消費したとしても、同じ金額が出てくるわけではないということはここまで読まれた方には理解していただけるのではないでしょうか。

 私自身が静岡市にいるので浜松市を悪く言うという風に捉えられるかも知れませんが(^^;)決してそんなつもりはなく、こうした争いに巻き込まれるような形で、消費を煽られることはあまり良くないことなのではないかと思ったので書かせていただきました。そして、静岡県で餃子を消費している身から言わせていただければ、静岡県内の餃子が宇都宮と競うなら、宇都宮餃子並みに浜松餃子の値段を下げることで主張して欲しいと切に思います(^^)。


毎月千円台で通話し放題のカラクリ

 何を隠そう、今私の契約しているauのガラケーによる通話し放題の契約において、このブログを書いている今現在のauからの請求金額は月千円そこそこしか払っていません。しかしこれにはカラクリがあって、新しい端末を購入した際に毎月値引かれる金額というのがあって、基本料はドコモやソフトバンクモバイルと横並びの2,378円(税込)です。

 先日知り合いから、会社に営業の電話がかかってきて、法人限定ながら通話し放題のガラケーを千円台で持てると勧誘を受けたという話を聞きました。キャリアはソフトバンクモバイルで、PHSではないとのこと。その方はすでにドコモでカケホーダイに加入しているので、無理に変える必要は感じていないものの、なぜ安くなるのかということに興味と不安を感じてこちらに話をしてくれたようです。

 私は、よくある期間限定のキャンペーン価格だろうと思って調べてみたら、確かに会社用のガラケープランに月1,480円(税抜)でかけ放題が使える期間限定キャンペーン用のプランがありました。ただしこれはPHSを含む他社からのMNPでの乗り換えが条件で、新規では扱っていないようです。この金額は3年間の限定で、新スーパーボーナスで端末を購入し、3年後には各社横並びの料金に戻ります。さらにこの3年間はそのまま3年契約となり(他社の場合は2年の縛りが普通)、このキャンペーン専門3年契約というものに入ることになるようですね(明細は確認できず)。

 何も問題なく同じガラケーとキャリアを3年間使い続けられればいいプランかと思いますが、使っているうちにエリアの関係で元のキャリアに戻したいと思っても通常の解約金の他に割賦販売で端末を購入している場合は残債の支払いも生じることになります。またこのキャンペーンではスマートフォンの契約はできなそうなので、ソフトバンクのガラケーで3年間使い続けられるなら乗り換えもいいのではないかと一応答えておきました。しかし、今のキャリアで使っていて問題がなければ、1,480円が3年更新でずっと続くわけでもないし、3年後の3Gガラケーがどうなっているかもわからないので、できるだけ長期縛りのある契約は避けた方が無難だというのが正直なところです。しかも、電話での営業というと相手の顔がわからないまま契約が進んでしまいますし、個人的にはそちらの方が不安になりますね。

 通常の携帯電話契約の場合でも、契約時に本来は付けなくてもいいオプション契約を強制的に付けないとキャンペーンが適用されないと言われて高い金額で契約してしまうこともあるので、このプランに興味のある方は、たとえ営業の電話がかかってきたとしても、この場合はソフトバンクの法人用の受付ホームページからまずは資料請求するなりフリーダイヤルに電話して相談してみる方が安心して話を進められるのではないでしょうか。全ての電話営業を否定するわけではありませんが、不用意に電話を受けてしまった後で畳み掛けられるような契約の進め方は、利用者の不利な条件での契約になりがちです。電話契約の場合月額は少なくても、数十年単位での総支払額は結構な数字になりますし、安易に話を進めることなく、必要があれば他社の企業契約の内容と比較してから選んだり、それこそ他社の内容を出しながら交渉をすることで、相手のペースに巻き込まれないように話を進めるのがいいと思います。


SONY アクティブスピーカー SRS-M50

ポータブルスピーカーの選択について、ひとまずBluetoothスピーカーでなくてもいいことがわかったので、改めて有線のスピーカーで何かよさそうなものを物色することにしました。既に、ポテトチップのプリングルズを食べて送ると全員にもらえる、筒状容器に差し込んで使うタイプのモノラルスピーカーを入手予定なのですが、その電源が単四電池3本であるということで、同じ電池で動くものを中心に調べてみました。

 色々調べた結果、既に販売を終了している製品の中で、ステレオで5Wの出力があるソニーのアクティブスピーカーSRS-M50が単四電池3本で動くとのことで、早速入手の算段をし、新品では高いので中古のものを入手することに成功しました。

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 持ち運ぶ場合を考えて、2つのスピーカーは一つにまとめるような形で接続することができます。その場合、コードを巻き付けることでまとまるようになるので、ケーブルの取り回しはうっとうしい反面、このようにまとめることができるので、最初からコードが付いているということなのでしょう。基本的にはCDよりも圧縮されることの多いデジタルオーディオをそこそこの音質および音量で聞くならこのくらいのものでも十分でしょう。

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 2つのスピーカーをコードがつながっている範囲内で別々に置くことができるので、写真のように使う端末の大きさに応じてセッティングすることができます。音の確認のためにジャズを聞いてみましたが、この大きさにしてはいい音です。最近の小型で高音質のBluetoothスピーカーは充電池が内蔵されていて、単体での再生の他にUSBケーブルを使ったモバイルバッテリーからの給電でも動くものがありますが、この点でもこのスピーカーはあくまで自己責任ではありますが使える余地があります。というのも、単四電池3本ということは、アルカリ電池の場合1.5V×3で4.5Vとなり、USBからの出力である5Vに近くなります。付属のACアダプターの定格は5,2V 1.25Aですので、あくまで自己責任ではありますが車内でUSBアダプターから接続したコードを電源代わりにして使ったり、モバイルバッテリーから動かすこともできなくはないでしょう。ちなみに、私の環境ではどちらの方法でもスピーカーから音を出すことができました(写真の状況では小型のモバイルバッテリーを繋いで音を出しています)。

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 こうした利用方法をあえてしなくても、写真のように単四電池を3本入れれば日常的にどこへでも持ち運びができます。これも自己責任の範疇かも知れませんが、充電できるニッケル水素電池からでもちゃんと音が出て、普通に使えました。

 最近では小さくコンパクトなのにそこそこ音もいいということで、リチウムイオン電池を内蔵した小型スピーカーにスマートフォン用の外付スピーカーは移行しているようで、今回紹介した乾電池で動くスピーカーは時代遅れの感は否めません。車の中で使う場合にはコードだらけになり、スピーカーの固定も難しそうなので、やはり車内用にはbluetoothスピーカーを別に用意する方がよさそうです。それでもあえて無線でなく有線接続のものを選んだ私には時代遅れ感がありますが(^^;)、断線がなければ安定して利用できるだけでなく、電池を抜いて保管すれば、将来必要な時にすぐ使えるので、災害時に小さなラジオの音を多く人に聞かせたいような場合に役に立つこともあるかも知れません。どちらにしてもこのモデルは今後新品で入手することも難しいと思うので、Bluetooth接続で使えるスピーカーとは別に、このスピーカーは必要に応じて大切に使っていきたいと思っています。