列車移動も楽しむ 静岡~高崎パスタの旅 その1 グリーン車のどこに乗るべきか?

2019年春シーズンの青春18きっぷの旅は、それこそきっぷの有効期限ぎりぎりの4月10日の朝から出発することにしました。

ここまで、様々な旅をしてきて、最後の一回をどう使おうか考えると、残り一回の列車乗車というのは最寄り駅への往復に使ってもいいし、何なら使わなくてもいいくらい4回分を使い切っていたのですが、まるまる一日空きの日ができたことで、時間はかかっても快適な旅をしようと思い立ちました。

私の住む静岡駅から東西へ向かって電車が走っているわけですが、西は少なくとも浜松から豊橋まで行かないとJR西日本の新快速の電車で座って行くことができません。逆方向の東方向では、沼津から熱海まで行けば追加料金を払うことになりますが、そこから普通列車のグリーン車に乗ることができ、そのまま一本の列車で宇都宮や高崎まで行くことができます。

今回は静岡駅を朝9時24分発熱海行きというそれほど早起きがきつくない電車で出発したのですが、その電車を熱海で乗り換えると10時53分発の高崎行き(到着は14時41分)に乗り継げるので、3時間40分と時間はかかりますが、静岡から乗り換え2回で高崎まで行けてしまうのは18きっぷの乗りつぶしにはぴったりです。

ただ、せっかく高崎まで行っても何か見るものや食べるものがあるのか? と思われる方がいるかも知れませんが、高崎には独特のパスタ文化があって、安い値段でもかなりボリュームあるパスタが市内では色々楽しめるという事で最近注目をされています。出発時間が遅いので現地でそこまで時間を取れないのですが、ボリュームたっぷりのパスタをたくさん食べ歩くのも胃袋の関係で難しいので(^^;)、事前に有名なお店2店をピックアップし、そこで高崎の名物パスタを食べて帰ってこようという、実にくだらない企画なのですが、それとは別に関東近郊を走る東海道本線から高崎線をノンストップで乗って、車窓を楽しむとともに、ブログも車内で書いてしまおうという、ある意味かなり贅沢な列車での旅ということでその計画を実行に移すことになりました。

当日は冷たい雨が降る天気で、4月だというのに関東の山あいでは雪が降るのではないかと心配されるほど肌寒い天候なのですが、駅に着いてしまえば雨のことは気にする必要がありません。ただ、出発後には電車内でお昼を食べることは難しいので、駅ホームにある駅そばの「きつねそば」(340円)をいただき、長丁場の列車の旅に備えます。

静岡発9時24分の列車はそこそこ混み合っていたものの座わることができました。ただ、シートが長いので隣の人に気がねをしながらの移動になるのでスマホを見るくらいがせいぜいできることで、この時間は仕方ないということでとにかく耐えるしかありません。しかし、私の隣に座っていた男性はMacBook(ノートパソコン)を膝の上に乗せながら狭い空間で使っていました。私もパソコンは持ってきているものの、隣から覗かれる可能性のある中では出して使おうという気にはなれません。

ちなみに、最初に乗った電車は沼津で後ろの一部車両を切り離すので割と長く停車していたのですが、最初に静岡から乗る時に間違って後方の車両が空いているからといって乗ってしまうと、いったん車外に出て改めて込みまくっている前方車両に乗り直さなければいけなくなります。ですから、自分が電車に乗る前にきちんとその車両に表示される行先表示を確認することがまずは大事であると言えます。

そのまま電車は熱海に着きましたが、次の電車への乗り換えは同じホームではなく、階段を降りて別のホームからの発車になります。他の乗客はそれほど急いでいるような感じではなかったのですが、待ち合わせ時間は3分しかないので、とにかくグリーン車の停まる場所まで移動しました。

今回は普通列車のグリーン券を利用するのに、はじめてモバイルSuicaの機能を使いました。suica残高とは関係なく、登録してあるクレジットカード決済で直前にでもスマホによる手続きができます。高崎まで行く座席を定めたら、あらかじめ購入してあるsuicaグリーン券の入ったスマホで天井をタッチすれば、赤色LEDが緑色に変わり、きちんとグリーン券を購入の上で乗車していることがわかります。

今回は高崎まで通しで乗るのでこのままずっと高崎まで座っていればいいのですが、一筆書きのように降りた駅から別のグリーン車に乗り継いで進むこともできます。その場合は、降りる時にいったん座席の天井をタッチしてLEDを赤色に戻し、次に乗ったグリーン車で同じスマホからタッチすればそのまま乗り継いで行っても構わないのですが、それには事前にきちんと行く予定の駅までのグリーン券を買わなければいけません。

あと、ここから長い旅になるのはわかっていましたので、今回はどこの席に座るかというところにも気を配りました。グリーン車のトイレはだいたい4号車と5号車のつなぎ目付近にあるので、5号車のトイレ近くにある2列8席しかないスペースの左後ろにしました。これで後ろの人の事を気にしてリクライニングを下げる必要はありませんし、私の席の後ろにはトイレと洗面台があるので、長い乗車中にトイレに行きたくなった場合はその混雑具合を確認しながらさっと行って帰ってこられます。少人数での乗車でも乗っている時間が長くなる場合には、トイレの近くに席を取る方が何かと便利ですのでおすすめします。これも始発の熱海から乗ったことでできることなのですが、とにかく無事に旅はスタートすることができました。


カテゴリー: 旅日記 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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