シャープ SH-RM02(SH-M02) その3 利用制限のない特徴を生かす

SH-RM02はSIMフリーという割には利用できる周波数がNTTdocomoに最適化されていることもあり、ドコモの白ロムと変わらないではないかという話も聞かれます。ただ、最初からドコモのエリアに魅力を感じている場合には、必要十分の機能を備えていますし、ドコモの白ロムを使う場合とは決定的に違う事があります。今回はその点について紹介します。

ドコモの白ロムの場合はドコモの提供する様々なアプリがプリインストールされていて、MVNOのSIMで利用する場合はそもそもドコモのサービスを使えないので使わないアプリは消したいというのが正直なところでしょう。しかし、プリインストールされているアプリについて消せない仕様になっていて、内部の貴重な記憶容量を無駄に使ってしまっているという残念なことがあります。

SH-RM02は楽天モバイルが販売する端末ということもあり、楽天関係のアプリが大量にインストールされているのはドコモの場合と同じです。しかしそうしたアプリがいらない場合にはそのアプリを完全に消すことができるので、残すものは残しいらないものは消して内部メモリを有効に使うことができます。

もう一つ、ドコモの白ロムで制限されているのは、本体による通信以外にスマートフォンをモバイルルーターのように利用することのできるテザリングを行なう場合に追加料金を取っている関係から、ドコモ本家以外のMVNOのSIMを入れるとテザリングができない仕様になっている端末がほとんどだという事があります。

MVNOはそのサービス開始以来、本体の中だけで通信を使おうが、スマートフォンをモデムのようにパソコンに接続してその通信をパソコンで使ったり、無線を使って複数の端末で同時に利用するモバイルルーターの代わりになるテザリングを使っても、支払う料金に差は付けていませんでした。もちろん、大きな画面で多くの通信をするパソコンで使えばそれだてデータ通信の量は増えるわけですが、その分スピードの規制がされるなどで調整されています。

とにかく、USBでパソコンと接続したり、Wi-FiやBluetoothを設定すればどこでもパソコンがインターネットでつながるようになるというのはモバイル通信の幅を広げることになり、余分な荷物も減ります。大き目のモバイルバッテリーを用意すれば電池切れの心配からも解放されます。そうなれば思い切って旅先で色んな事に活用できるようにもなるでしょう。

余分なアプリが入っていないので内部メモリを十分に使え、テザリングも自由に使えながらもおサイフケータイが使えたり防水機能があるなどキャリアスマホに近い使い勝手を併せ持っているということで、機能的にはスタンダードでも奥が深く、古くなったとしてもテザリング専用機にできるなど息の長い使い方ができるでしょう。また、通話機能もVoLTEに対応しているので通話メイン機として将来使うという方法も取れます。

ともあれ、これを書いている時点で発売されてから1年というモデルなので、そんなに無茶な使い方をしなければ十分使えるスタンダードなスマートフォンという形で使っていけばいいのではないでしょうか。


カテゴリー: スマートフォン | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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