シャープ SH-RM02(SH-M02) その2 カメラスペックと便利機能

スマートフォンのカメラに何を求めるかという事によって変わってくる事ではありますが、最新のスマホのようにレンズを二つ持ち高機能の撮影のできる機種ではコンパクトデジカメの代替として使えるということもあるでしょう。しかし、普通のスマートフォンの場合にはそこまで高性能な撮影性能は期待できるものではありません。

それでもこのSH-RM02のカメラ自体の性能は、写真に付いた情報を見るとF2.2 4mmとなっていて、単焦点としては明るい部類に入りますが、それほど際立ったものではないというのが正直なところです。どちらかというと、スマホの写真の機能を決めるのはどんなアプリを使っているかということが決め手になる場合もあります。本機には標準のカメラも入っていますが、製品紹介におけるカメラ機能はプリインストールしてある「SHカメラ」の機能になります。もしGoogle標準のカメラを使ってしまっている場合は、カメラアプリを変更することをおすすめします。

「SHカメラ」の撮影機能については以下のようなメニューがあります。

・おまかせオート
・マニュアル
・モノクロ
・銀残し
・タイムプラス(1~10秒おきに連続撮影)
・全天球撮影
・読取カメラ(バーコードリーダー)
・翻訳ファインダー(英語を映すと日本語に変換)
・検索ファインダー(映った文字列をなぞって検索できる)
・手鏡

このように単なる撮影モードだけでなくバーコードリーダーや画面に映ったものを翻訳する機能、さらに撮影しないで約210万画素のインカメラで自分を撮影して手鏡のように使うモードまで一緒になっています。アウトカメラは1,300万画素(4128×3096)と、個人的にはそこまで大きくなくてもと思えますが、設定で画素数は下げる事ができます。他人と共有するために画像ファイルの大きさを小さくしたい時には300万画素(2048×1536)、VGA(640×480)の中から選ぶことができるようになっています。

スマホで撮影する画像はブログに載せるだけとかSNSで共有するだけで、ちゃんとした写真をデジカメで撮影するならVGAでも十分ですが、これ一台で全てをまかない、写真としてプリントすることも考えているなら最大で撮っておくのもいいでしょう。もちろん、その都度大きさを変えてから撮ってもいいのですが、私のようにブログに載せるために撮る場合が多いので基本はVGAにして、旅行でデジカメがないというような場合には最大にしてというように使い分けしています。

カメラのフラッシュはありませんが、レンズ脇にLEDのライトがあります。まっ暗な中での撮影で役に立つだけでなく、いざという時の懐中電灯の代わりにも使えます。設定画面に「モバイルライト」の項目があり、そのイラストにタッチするとライトのON OFFができますので、まっ暗で何も見えない時には役に立つでしょう。

またデジタルズームも使えるのですが、個人的には画質の低下につながるためにあえて使うということはありません。ただこの機能はもっぱらあまりに小さすぎで何が書いてあるかわからないものでもちゃんと拡大してピントも合わせてくれますので、あえて別にアプリの拡大鏡をインストールして使わなくても基本性能の中だけでそうしたニーズを満たしてくれるという点で気に入っています。

また、日常の中で地味に便利そうなのが「検索ファインダー」の機能です。例えば買い物の時にとある商品に目がとまり、これはこの価格で妥当なのだろうかとか、この商品は世間ではどのような評判なのだろうかが気にかかることがあります。そんな時には今まではスマホからその商品の型番を手入力して検索するしかありませんでしたが、この機能を使うと画面に映った文字列をなぞるだけでさまざまな検索語句が画面上に表示されるので一番良さそうなキーワードをタップしてその結果にすぐに辿り着くことができます。

カメラというのは単に写真を撮るということでなく、スマートフォンに搭載されることで様々な付加価値が付くということがおわかりだと思います。SH-RM03はデフォルトでこれだけの機能が付くので、できればこうした機能を使いこなしてさらに便利な生活に役立てていただきたいと思います。さらにシャープのサイトから撮影機能についてのアプリを入れることで、プリクラ風の写真やLINEスタンプの自作も端末内でできてしまうなど、さらなる工夫の余地もありますので、興味のある方はぜひ試してみて下さい。


カテゴリー: スマートフォン | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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