楽天モバイルが「かけ放題」を始めるかどうかの判断は一年後

昨日10分までの定額通話を実現したOCNの事について書かせていただきましたが、やはり先行して5分定額をはじめに行なった楽天モバイルは黙っていませんでした。

というのも、現在ユーザーであるかどうかは関係なく、2月15日から2月17日正午までに申し込んだ人の中で先着100名に2017年3月1日から翌年の2月28日の一年間限定で、時間と回数に関わらない「かけ放題」オプションを1,980円(税抜価格 以下の表記も同様)で提供するというアナウンスを出したのです。まだ楽天モバイルのホームページで申し込みはできるようですが、今から申し込んでも多量のキャンセルや条件に満たない申し込み内容での利用者がいない限り使うのは難しいかも知れません。

ただ本当に100人だけトライアルさせるのかどうかというのも利用者側の立場ではわからないので、もしこの書き込みをご覧になった後でも申し込みページが残っているなら、試しに申し込んでみるのもいいかも知れませんが、その前にとりあえずこのエントリーを最後までお読みになることをおすすめします。

楽天モバイルのページにはかけ放題の1,980円と、ドコモなど大手キャリアのスマホでのカケホーダイ(2,700円)を比べていますが、ガラケーでカケホーダイでいいならその料金は2,200円となり、差額は圧縮されます。さらに、注記として以下のような文がありますので引用しておきます。

(引用ここから)

「楽天でんわ かけ放題トライアル by 楽天モバイル」月額基本料金1,980円(税別)には、通話SIM月額基本料、その他のオプションサービス、楽天でんわアプリを使用せずに通話した通話料、ユニバーサルサービス料等は含みません。

(引用ここまで)

つまり、音声通話にデータ通信の付いた最安値の「ベーシックプラン」に1,980円が加わるということになるので、実際の支払総額は1,250円+1,980の合計3,230円に消費税とユニバーサルサービス料で、約3,500円でデータ通信は最大200kbpsで固定になります(高速クーポンのあるプランもありますがさらに月々の利用料は高くなります)。

もしすでに大手キャリアのガラケー用かけ放題プランを2,200円で使っている人がいたとします。楽天モバイルの最安値と条件を揃えるために、2台持ちでスマホを使うのに、高速は一切使えない低速のみというロケットモバイルの「神プラン」298円と併用した場合、おおよその差額は千円前後となってしまいます。MVNOには月額千円以下でも魅力あふれるプランはたくさんあるので、使う人の嗜好に応じてプランを選んでも、2台持ちの方が安く維持できるようになってしまうのです。

ガラケー用のかけ放題プランは中に入っているSIMは同じガラケーに入れて使うのが大前提で、中のSIMをスマホに入れ替えて使うと利用料金が高くなってしまうディメリットもありますが、電話番号の前に特定の番号を付けるプレフィックス方式ではないので、電話専用のかけ放題を使いたい方はまだ大手キャリアのガラケー・ガラホで利用してMVNO利用のスマホと2台持ちをした方がリーズナブルに使えるという事は確かです。ただ、スマホ一台で電話もネットもしたいと考えた場合は今回の楽天モバイルのトライアルの方が安くなりますので、用途によってどちらと契約するかを考えて、十分に納得できるようなら楽天モバイルに申し込めばいいでしょう。

ただ、今から申し込んでも先着利用者の100名というワクに引っかかってしまい、トライアル経験ができない可能性の方が高いのではないでしょうか。このトライアルサービスがスタートした後には具体的なアクションは楽天モバイルからは起こってはこないでしょう。むしろ来るとしたら来年の今頃、トライアルサービスが終了する時点でこのサービスが誰でも契約できるようになるのか、トライアルはトライアルで終了してそのままになるのかははっきり言ってわかりません。

むしろその間にOCNを含む他のところが今回の楽天モバイルの発表を見て、それに対抗するようなかけ放題プランを作ってくる可能性だってあります。私の場合はとりあえずあと2年は大手キャリアのガラホを利用してかけ放題を使い続ける予定ですが、次回の更新月にはいよいよMVNOでも魅力的なかけ放題が始まる予感がしています。

ただ、今の楽天モバイルが出してきた金額から下がらなければ、ここまで説明してきたようにMVNOで一本化したとしても、現状でのガラケー・ガラホとスマホの2台持ちの方が安く使えるわけですから、2年の契約のしばりがあったとしても大手キャリアのガラホを選ぶという選択も十分に有りだと思います。というわけで、冷静に考えて10分までの定額で何とかなりそうなら別の通話し放題を提供するMVNOも選択肢の一つの考えるなど、くれぐれも先走らずに自分にとっての「かけ放題」についてこれから冷静に選ぶというのが大切になってくるだろうと思います。


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