エスビットポケットストーブ「モドキ」を購入

私の非常用持出袋は主にデジタル機器を中心に入れているのであまり他の方の参考にならないかも知れません。ただできるだけ少ない荷物の中で、もしもの時に最低限の調理ができるものを入れようと最近内容を変えました。

まず、スマホ用のケーブルなど小物を入れていた袋の代わりに、ミニマム調理を考えた場合に炊飯ができてヤカンのかわりにもなる、trangiaのメスティンを入れました。細長いアルミのケースにフタが付いているので、鍋と食器を兼ねるものとしても実用的です。
ただこれだけだと火にかけることはできないので、今回はメスティンが安定して乗るキャンプ用ストーブ「エスビットポケットストーブ」のようなもの(^^;)を手に入れました。

ポケットストーブ01

これはタバコの箱くらいの大きさで、本来は固形燃料とセットで売っているのですが、この製品は固形燃料が付かない代わりに500円以下と安く購入できました。ちなみに、このキャンプ用ストーブはエスビット製ではないあくまでも「モドキ」でありながら作りはしっかりしています。

ポケットストーブ02

ゴトクになる部分は本体を開いて作るようになっていて、中に本当は小型の固形燃料を入れて火を付け、この上にシェラカップなどを置いて調理するわけです。地面に直に火を付けずに調理でき、終わっても周りを汚さずに移動することもできます。

ポケットストーブ03

そして、メスティンをポケットストーブモドキの上に乗せてみましたが、かなり安定していてぐらぐらすることは全くありません。個人的にはこのポケットストーブモドキには、純生の固形燃料は使わず、よく旅館へ行くと出てくる青色の固形燃料を使おうかと思っています。

というのも旧ブログの方でこの種の事はいろいろ試したのですが、だいたい25gか30gのものを風の影響がない所で使えれば一合のご飯を炊くことができますし、お湯も十分沸かせます。さらに、エスビットの固定燃料はナベにススを付けてしまいます。青色の固形燃料はアルコール燃料が入っているので、メスティンにススがつかず、後片付けも簡単です。

もし、そうした固定燃料が入手できなかったとしても、割りばしや小枝をくべながら火力を保つことはできそうなので、メスティンにススが付いても地面を燃やさずにミニマムな装備で温かいものやお湯を作ることはできるでしょう。もちろん、火を付けるための装備も必要になりますが、そういうものもあらかたは100円ショップで手に入れることができます。

あと、この組み合わせを使う場合に考えなければいけないことは、外で使う場合の風の影響です。風をまともに受けると火自体も消えてしまうかもしれませんし、調理時間もあらかた伸びてしまいますので、風よけの仕組みとして市販のウィンドスクリーンを用意するなどの工夫も必要になってきます。

本格的なミニマム調理システムとしてはこうしたものを揃えておけば十分です。往々にしてこういうものは揃えただけで満足してしまいがちですが、機会を見付けてキャンプの時などはこれでお茶やコーヒー用のお湯を沸かすだけでもいいので、使ってみることをおすすめします。それがいざという時に使える道具であることを再認識するきっかけになるかも知れません。


カテゴリー: 防災グッズ | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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