エリアフリーTV Plus SB-TV06-WRIP その8 イヤホンでサラウンドを聴く

たまたま深夜に寝付けなかったので、地上波とBSで面白いプログラムはないかと思って見てみたところ、BSフジで角松敏生さんの特番をやっていてつい見てしまいました(^^;)。知らない人は全く知らないと思いますが、長野オリンピック内で頻繁に流され、大会の閉会式の時に「WAになっておどろう~イレアイエ~」の演奏し歌うために出演し、そして踊る地元の子供たちを海外の選手がとりまいて会場全体に踊りの輪ができたことが今でも懐かしく思い出されます(当時は長万部太郎という別の名前を使っていました)。

番組は、彼の音楽活動35週年を記念して作られたものでこれまでの音楽活動や新たな試みについても紹介したかなり濃い内容の番組になっていました。

で、この番組がすごかったのは番組の最後にヘッドフォンやステレオイヤホンをテレビにつないで副音声にして聴くと、単に普通のイヤホンをつなぐだけでヘッドホン用にサラウンド効果を付けたヘッドフォンサラウンド技術による臨場感ある音声を放送してくれたのです。ステレオであれば100円ショップで買ったようなステレオイヤホンでも聴けるというので、すぐさま千円くらいで買ったステレオイヤホンを深夜に用意しました。そのままイヤホンを普通のテレビに繋いで聴いてもいいのですが、それだと大きな画面のすぐ脇に移動して、画面を目前から直視して聴かなくてはなりません。

そこで、テレビから離れ改めてエリアフリーTV Plusを使ってテレビ放送をWi-Fiでタブレットの小さな画面に飛ばし、タブレットに安物のイヤホンをつなぎ、アプリの方から音声を副音声に切り替えて(サラウンド音声は副音声で放送されるので)5.1サラウンド放送を待ちました(^^)。

サラウンドチェック

で、いざその放送が始まる前にテレビでは、サウンドチェックとして前後左右から音を出すチェックが行なわれました。写真の画面にはこれから音が出てくる方向が示された上で音が出てきたのですが、きちんと画面の通りの方向から音が聴こえてきたのには驚きました。繰り返しますが、今回使った機材としてはタブレットと安物のステレオイヤホンだけです。

そうしてその直後、ステレオイヤホンから流れてきたのは5年前に行なわれた角松敏生さん30周年記念ライブの「WAになっておどろう~イレアイエ~」だったのです。小さな画面で、しかも音質的にもそれほど期待できないタブレット端末から見て聴いているのでその点はテレビに高価なヘッドフォンを繋いで聴くのとは迫力が違うかも知れませんが、こういう趣味は個人的なものなので、一人でスマホにステレオイヤホンをして楽しむというなら、あえてエリアフリーTV Plusを利用して手元のタブレット端末で楽しむにはちょうどいいのではないかと思いました。

今後、このように特別な機材を使わなくてもヘッドフォンだけでサラウンド効果を得られるような音楽番組が出てきたら、ネットからストリーミングで聴くよりもテレビの音声を聴くような人も増えてくるのではないでしょうか。また、ネット配信でこのような効果を持つ音声を聴けるのかどうかというのも気になります。どちらにしても、スマホにイヤホンを付けて音楽を聴く人が多い今、実に面白い試みだと思いました。


カテゴリー: 映像・画像関連 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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