盗難防止手段が車の維持費を上げてしまう不安

技術の進歩というのは、技術の塊である自動車の窃盗に関しても進化を繰り返すようで、最近の窃盗の方法としてあるのが、ドアをこじ開けた後にあらかじめ用意した特定の車に合う制御機器を外して載せ替えることで、これも制御機器とセットで用意したキーを使って車を簡単に動かせるようになるのだそうです。私はそんな方法があるということすら知りませんでしたが、そうした方法で盗まれる車は多いとのことです。

ニュースではトヨタプリウスの窃盗事例について紹介されていましたが、いつの世も街中に溢れているありふれた車を狙うというのはセオリーで、さらに一部情報によるとモーターで発進する分音が小さいのでわかりにくいという状況もあるのだとか。どこまでが本当のことかは判断できない部分もありますが、窃盗自体はなくなっていないことは確かなので、何らかの対策が必要になってくることは間違いありません。

ネットのコメントなどを見ると、制御部品を取り外して別に用意した同じ型の部品をつなげる際に特別な手順を踏まないと動かないようにするようなセキュリティを、メーカーが標準で付ければここまで簡単に盗まれないという話も出ていました。ただしそうなると、もしプリウスに限らず車のシステムにおける警告灯が点灯した場合、そのメンテナンスはディーラーの販売店でないとできなくなってしまいます。

つまり、いわゆる町の車屋さんでは何処かから正常に動く部品を調達してきて付け替えようとしてもお手上げとなってしまい、たとえ警告灯が点灯する原因が制御機器の不具合だと原因が特定されたとしても、今までのように新品でない中古部品(リビルト品なら一定期間の保証も付きます)を取り寄せて、比較的安く修理することもできなくなってしまうかも知れません。恐らくそうなったらシステムに起因する故障が疑われた場合は全てメーカー送りになり、決まった金額の修理費が請求されるようになることになるのでしょうか。

こうした傾向が現実のものになってしまった場合、新しい技術についての不具合があった時に車のユーザーの修理負担はどうなるのか今後も不安に思う点です。例えば最近になってどのメーカーの車にも付き出した自動ブレーキですが、そこそこ新しい技術であるため、新車としての保証期間が切れ、後でリコール扱いになるような不具合であってもリコール発表前に問題が出た場合は、おそらく自費での修理になるかも知れませんが、そうなったら一体いくらくらい掛かるのかは、ちょっと想像すらできません。その辺りが最新技術を搭載した車に乗る人にとっては当たり前だと言われると確かにその通りなのですが。

そういう意味でも、今のところは大事にガソリン車に乗っておこうと思いますが、それでも現状では何とか、メーカーはもし何か不具合が出た場合には部品を交換して直すことができる余地を町の修理屋さんや中古部品を扱っている業者にも与えてくれている状況があるので、そこまで深刻に考えるのは考え過ぎかもしれません。ただ、今後さらにこの種の盗難被害が頻発し、それが社会問題化してきたら、多少不便になることはあったとしても、人々のセキュリティについてのお金のかけ方の意識が変わり、ある程度の車の維持費がかかってもセキュリティ強化をすることも仕方ないとメーカーが考えれば、改めて車を持つことに対する意識も変わっていくのかも知れません。

憎むべきは簡単に車を盗んで利益をあげている窃盗犯なのですが、日頃の足として車を使っている人も多いと思うので、リーズナブルに利用できる車も作り続けてほしいと思いますね。さしあたって、以前このブログでも車中泊車のベースとしておすすめした軽トラや軽のワンボックス車については今のところハイブリッド化の話はありませんが、今後はどのように変わっていってしまうんだろうと、それも不安になります。


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