車中泊のマナー問題に関する話

このページにネット検索でたどり着いた方の意図とはちょっと違った話になってしまうかも知れませんが、今回は「車中泊のマナー問題」について考えてみたいと思っています。インターネットで車中泊の事について調べていると、そのマナーについて様々な意見が書き込まれているのがわかります。

実際に車中泊する人が多いと言われている高速道路のサービスエリア・パーキングエリアの駐車場、道の駅、24時間開いている公共駐車場でマナー違反と指摘される行為は多くありますが、「車中泊」と一口に言っても、いわゆる車上生活で長期間居座るようなケースは論外としても、果たしてどこからがマナー違反なのかは議論の分かれるところです。

基本的には、現地では車中泊をしようとする土地の所有者・管理者の意向に従うことが無用のトラブルを避けるためには大事です。あえてそうした人の言うことに反発し、自分の都合で無理を通そうとする人が沢山出てくると、現地の人も態度を硬化することになり、結果、多くの人に影響を及ぼしかねない新たな規制が作られる可能性も出てきます。

自分の後にやって来る人のことなどどうでもいいといった考えは、これから車中泊をやってみようと思った人にとっては大変迷惑な事態を引き起こすかも知れません。基本は自分がいやだと思うことは旅先ではしない事に尽きますが、たとえ自分の正しいと思って取った行動について理不尽な文句を言われたとしても、その場で喧嘩になってしまっては収集が付かなくなりがちです。

決して自分が悪くないと思うのに一方的に非難されるのは気分が悪いでしょうが、その土地独自のローカルルールというものもあります。一般的には間違っていない論理でも、その土地の考えからすると間違っていると言われれば、そこまでして土地に根付いて生活している人と争っても仕方がないですし、そこまでしてその土地に留まる理由もないでしょう。個人的には楽しむためにやってきた先で最悪な気分になりたくはないので、現場でマナーについて注意された場合はその指示に従うことになると思います。

ただ、車中泊のマナーの話は現地の対応だけでは済まない点もありますので、この点についても注意しておくべきでしょう。友人や家族てワイワイと知らない土地に行って楽しかった様子をこのようなブログやツイッター、フェイスブックにアップし、その書き込み自体やネットで報告した行動を写した写真がマナー違反の行為だと後からネットで指摘されるケースというのもあります。

ネットへ書き込んた内容については、現地で起こったことをより多くの人に楽しく読んで欲しいがために話を盛ってしまったりすることもあるでしょう。実際は全く問題がないことでも、そんなサービス精神のおかげで「不謹慎だ」などと指摘を受けたとして、もし指摘が誤解だったとしても自分の正当性を主張しすぎることでネット炎上を引き起こしてしまうパターンも起こってしまうかも知れません。

ですから、現地での行動に気を付けるというだけではなく、その様子を現地ですぐネットにアップしたいと思っても仲間うちだけてやり取りできるグルーブライン程度にとどめ、その場ですぐに写真付きの投稿を拡散させてしまうツイッターや、その日の様子をすぐにブログにアップすることは控えた方が無難でしょう。

昔と比べて、いろんな事を考えながら行動しないといけなくなったと嘆く方もいるかも知れませんが、車中泊に限らず何についても今ではネットと繋がることでその内容が拡散されてしまう事が普通にニュースになっています。さらに、自分自身がネットを全く使っていなくても、誰かからネット上に困った行動が晒されることもあるので、公共の場所ではあまり羽目を外さないように気を付けたいものです。

マナー違反の行動の内容について、年とともに厳しくなりがちではないかと憤慨する方もいらっしゃるかも知れませんが、自分がやられて嬉しくない事は旅先でも行なわないようにすることがやはり大事です。少なくともここを読まれている方々がそのようなトラブルに巻き込まれないような行動を取りながら楽しい旅ができることを願っています。


カテゴリー: 車中泊での心構え | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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