夜間の避難準備について

本日熊本県内で起きた最大震度7強の地震は、九州全土でも大きな揺れがあり、大きな余震も起きているということで、現地の方々は不安な夜を過ごしているのではないかと思います。

報道によると津波の心配はないということですが、いざという時の事を考えて、避難する準備をしている方もいるのではないかと思います。ただ、夜間になりますので、詳しい状況がわからない中で外に出て動くことが危ないということもあります。水が出るうちに飲料水やトイレを流すための水を汲み置きしておきましょう。ガスの元栓は閉めて、火気の使用も控えましょう。非常用持出袋を用意している方は近くに置き、ヘルメットもあれば一緒にしておき、靴下をはきスリッパも用意しておきましょう。落ちて割れたガラスや陶器の破片を踏んで怪我をすることを防げます。

とにかく大切なのは正確な情報の入手だと思います。電気が通っている場合はテレビも見られると思いますが、放送されている内容は全国で一律のものという可能性もあるので、各チャンネルの「文字放送」をチェックして下さい。テレビリモコンの「dボタン」を押すと画面が小さくなり文字放送のメニューが出てきます。その中に有益な避難情報が出てきましたら、その内容を紙にメモしておきましょう。インターネットで県や市町村のページのチェックができるなら、そちらからの情報入手できる可能性があります。NHKのデータ放送から「安全・安心ポータル」のメニューを選ぶと、災害情報や避難指示・勧告、避難所開設情報を表示するメニューが出てきます。もしデータ放送を使えるような方はリモコンで操作してみてください。

また、ラジオがありましたら電池のチェックをして、夜通し付けていられるように準備しておいて下さい。合わせる放送局は放送していれば地元の情報を流してくれやすいコミュニティFM局に合わせましょう。

とりあえず、こちらで思い当たる点について書かせていただきましたが、基本的には本震の後の余震は本震より大きくはならないと思われますので、落ち着いて朝になるのを待ちましょう。今夜は大変な夜になるかと思いますが、くれぐれもお気を付けて。

(2016.4.16追記)

元発言で、本震以上の余震はないと書きましたが、実は本震と思われていた最初の大きな地震が16日未明に起こった地震の前震だったという気象庁からの発表がありました。

私自身が専門家ではないため、報道で発表された内容に基づいて書いたため、結果的に誤った情報を発信してしまい誠に申し訳ありませんでした。現状では当初の熊本を震源とする地震だけではなく周辺を震源とする地震も起こっているようですので、今まで起こった最大級の地震に匹敵するくらいの揺れに見舞われる恐れもあります。地震自体のエネルギーは小さくても震源の深さや場所によって大きな揺れに見舞われる恐れがありますので、頭上の安全を確保して今後に備えていただけるようにお願いします。

そして、雨の対策は身の回りだけではなく、土砂崩れの危険性も考えた上で行動するようにして下さい。


カテゴリー: 防災関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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