車中泊用品とキャンプ用品は全く同じではない

自分の車で出掛け車中泊をするために道具を用意することはあるかと思いますが、車中泊用の道具というのは(オート)キャンプとは微妙に違うニュアンスであるという認識が私の中にはあります。もちろん、マットや寝袋などキャンプと共通するところもありますが、一時車中泊がブームの様相を呈してきた時に起こった様々な問題が生じてきたことにより、モラル的に外しておいた方がいいのではないかと思われるものも存在します。

具体的に車中泊とキャンプとの違いから考えていくと、オートキャンプは事前にその日滞在できる場所(キャンプ場など)を予約するのに対し、単なる「車中泊」という言葉のイメージでは、道の駅や高速道路のサービスエリア、無料開放された駐車場内などお金のかからない場所でコソコソ行なうものだというイメージで車中泊を捉えている人が意外に多いのではないでしょうか。

また、キャンプ場が使えるなら自炊設備や水場など、炊事ができる場所があるので、火器類や調理器具などを常備して現地で使う目的で持ち出すのが普通です。しかし車中泊の旅行をキャンプ場以外の場所でし、普通の駐車場内で泊まるということになると、設備のちゃんとしたキャンピングカー以外で調理器具を使うことは危険です。

車の中でも外でも、キャンプ場でない普通の駐車場内で火を使ったことが原因で、何か事故があったら新聞誌面やネットニュースを賑わす原因にもなり、積極的に普通の車の中で調理をすることはとてもおすすめできるものではありません。車中泊用具として火を扱う調理器具を紹介しないのはそんな理由からです。

それでも、旧ページ時代から様々なキャンプ用のストーブなど調理器具類を多く紹介してきたのは、車の中に様々な物を積んでいる理由として、大きな地震などの災害で孤立したような場合の備えとして使いたいというあくまで「防災用品」として利用する事を考えてのものです。もし車中泊の旅で活用するということがあったとしても、キャンプ場に泊まれる事になった場合か、そうでない場所でも火器の利用について許可された場所があった時に使うかなという感じです。

さらに、今自分の車の中に入れている物でいうと、キャンプ用のストーブで使える燃料についてもそれが車両火炎の原因とならないように気を付けています。私が唯一車内でも保管しているのは、それ自身が爆発的に燃える心配のない木くずを固めた「木質ペレット燃料」のみにしています。

何しろ車の中には揮発性の高いガソリンが詰まっていますし、常日頃からカセットガスや灯油、アルコール燃料を持ち歩くことはせず、いざその種の燃料が使いたいような場合は、現地で最低限の量を調達するようになるでしょう。そのため、普段の生活をしている中で手に入りやすい燃料を使ったコンロについても、今後は何が究極の一品なのか考えていきたいと思っています。

ただ、このカテゴリは車中泊のための道具について紹介していく場所として考えていますので、今回お話しした調理器具をのぞいた車中泊のために便利な数々のグッズについてこれから一通り書いていきたいと思っています。


カテゴリー: 車中泊のための道具考 | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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