ゴールデンウィークの現金事情

学生の時には長い休みをずっと旅行に使っていたこともありましたが、暦の上での休みが長期間続くということでは2019年の4月27(土)から5月6日(月)までの最大10連休というのはどうなってしまうのか予想が付きません。この連休中は現金をATMで出すのに手数料がかかることになるので、仕事がある人もない人も、出掛ける予定がある人もない人も、この電子マネー普及へと盛り上がっている中で、どこまで現金を用意しておくべきか? ということを考えるべきではないでしょうか。

普通の買い物なら、クレジットカードで決済したりもできるのですが、旅行でカードが使えないような所で買い物・宿泊・観光をするような場合はどうしても現金が必要になりますし、仲間内で集まって飲みに行くような場合、全てを電子マネーで各々が払うというのは、さすがにまだ一般的ではないと思います。誰かが手を挙げてクレジットカードで払うような事はできるかも知れませんが、カードで払った人への支払いについては電子マネーの送金をお互いに使えるものなのかという問題があります。

せこい話で申し訳ありませんが(^^;)、いったん換えてしまった電子マネーを再現金化する事ができなかったり、現金化するのに手数料がかかってしまう場合、やはり現金で割り勘というのが一番スマートです。飲み会の参加者がみんな同じ電子マネーを使っていて各々チャージ及び送金の手続きができれば全てを電子マネーのやり取りで完結することができるでしょうが、そういった事がまだできないようであれば、不本意と思う人もいるかも知れませんが、やはりまとまった現金を用意しておくことが必要になるということになります。

しかし、まとまった現金が手元にあるということを狙って詐欺の電話がかかってくる可能性が今年も大きく、小さな心の隙に付け込んで言葉巧みに現金を振り込ませたり(コンビニなどで各種ギフトカードを購入させて送らせるというケースもあります。話に乗ってはいけません)、自宅に押し入って現金を強奪するような事件は絶対起こると思いますので本当に注意して下さい。

そうでなくても、お金があると思うとついつい気が大きくなって無駄遣いをしてしまうということが人間にはあります。かなり前になりますが、漫画家の蛭子能収さんに10万円を旅の資金として渡し、途中3人のゲストにお金をたかられつつ、残ったお金はギャラとは別に番組からプレゼントするというテレビの特番を見ましたが、最初は5万円残すと意気揚々だったものの、結局移動が大変だからとタクシーを使いまくったり、お気に入りの女性ゲストにおごったりしているうちに現金は見る見る減っていってしまいました。これは蛭子能収さんだからということではなく、それだけ現金を持っていればその分使いたくなってしまうという所を明らかにしたということで感心したことがありました。やはり基本的には手元に持っている現金はそこまで多目には用意せず、いざ現金が足りなくなりそうな時に、手数料を払わずに現金を入手するためのもう一つの対策をと考えています。

私が各種クレジットカードの決済に利用している銀行は普通の地方銀行ですが、平日の朝から夕方以外には口座から引き出すだけで手数料がかかってしまいますので、その中からいくらかを特定のネット銀行に移動しておきます。ネット銀行には月に数回という限度はあるものの、土日祝日および夜~早朝までの24時間ATM利用の手数料がかからないところがあります。ネット銀行は独自にATMを持たない代わりにコンビニやスーパー、郵便局のATMを利用してお金を引き出すことができるところも多いので、旅行中に現金が必要な場合にも対応は可能かと思います。詐欺電話以外の急な現金が必要になった場合に利用する可能性があるものとして準備しておけば安心だろうと思うのですが。

今回の連休は10日間銀行のATMが手数料がかかるようになるため、どのくらい現金を出しておくか考えている方もいるのではないかと思うのですが、現金は多少少なめに用意しておき、使えるならクレジットカードや電子マネーを使いながら現金の使用を控えつつ、現金が足りなくなったらネット銀行から引き出して使うというのが私の連休前のプランになります。私のところはそこまで引き出す現金がないので(^^;)、詐欺電話がかかってきても大した被害にはならないと思いますが、それでもやはりお金を騙し取られることはされたくありません。

冗談ではなく本当に、詐欺犯は家の中にお金が用意されているであろう今回のゴールデンウィークの時期をねらって用意周到に計画を立てているだろうと思います。そうした犯罪の被害に遭わないように、自らだけでなく実家や親戚には十分その事を伝えましょう。その際、「電話番号は変わっていない」ことや、仕事や私生活で多額のお金が必要なトラブルに巻き込まれていることはないということを伝えたり、事前に電話連絡する際の「合言葉」を決めておくのもいいでしょう。

また、連休中は公的な機関および銀行・普通の会社は休みなので還付金関連やネット料金請求の電話がかかってきたり、クレジットカードの暗証番号を銀行協会に伝えてなどの電話はまず詐欺と考えて間違いありません。この休みにどんな事が起きるかはわかりませんが、くれぐれも現金にまつわるトラブルに巻き込まれないように自分なりの対策を考えてみてください。

あと、連休中から連休明けについてのお金の事について忘れがちなことは、クレジットカードの請求引き落し日が4月末から5月頭に決まっている場合、銀行休みの影響で、一斉に連休明けの5月7日に来てしまうことがあるということもあります。連休前に計算して口座の残高が足りなくなる可能性がある場合には、連休前の4月26日までに入金しておかないと引き落としができない可能性がありますので、その点にも十分注意して楽しいゴールデンウィークをお過ごしいただきたいです。


カテゴリー: ノンジャンルコラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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