ETCカードを登録して利用できる高速道路周遊券

どんな旅が好きかと私自身が聞かれれば、予定を立てず行き当たりばったりの旅と答えてしまうのが常なのですが、そういう嗜好が過ぎると、いわゆる人気の宿や列車を利用する旅というのはほとんど不可能になってしまいます。

人気があって多くの人が利用したい宿や列車は、かなり前から予約しないと取れなくなり、それならと予約のいらない夜行列車を使って旅をしていたことがありました。それが東京と大垣を結んでいた「大垣夜行」で、この列車が走っていた頃には東京まで出掛けたり、東北地方に行った帰りにはぎりぎりの段階で東京駅のホームに駆け込み帰ったことが多かったのですが、時期によっては座席は満席で、デッキで立ったまま数時間を過ごすことになっても、何の予約もなしに電車に乗って帰って来られる事の方が大事でした。

その状況が変わったのは、大垣夜行の廃止と現在は季節列車になっている「ムーンライトながら」の出現でした。列車は新しくなって快適になったものの、座席は全席指定となり、18切符の時期の週末には一ヶ月前に指定席が完売になることも珍しくなく、購入した人全てが乗るのかと思ったら、自分で乗らないのに購入した人たちが指定券の売買で儲けようと定価以上の価格からネットオークションに出すようになりました。

こちらは、必要に迫られて指定券を買いたいだけなのに、こんな風になってしまってはと思い、列車で旅に出る機会自体が少なくなってしまいました。その後、この騒動が影響を与えたのかどうかはわかりませんが、「ムーンライトながら」は定期列車として走らなくなり、さらにかなり座席数に限りのある夜行バスを利用せざるを得ない状況になってしまいます。もちろん、JR東海を含むJR各社も営利企業なので赤字を垂れ流す夜行列車の運行を続けることは難しいのだろうと思いますし、現状のように豪華列車の旅を利用する人達へのシフトを模索しているという事でもあるのでしょう。

そんな状況の変化があったので私自身旅の計画を立てる時は、列車よりもむしろ車中泊の旅を考えるようになり、こうしたブログも書くようになったので、その点はJRに感謝しなければならないかも知れません。一度自分の車を車中泊ができるように仕上げてしまえば、後はとりあえず車で出発するだけで、行程や宿泊場所まで自由で好きなように楽しめるので、お酒を飲んでその日のうちに帰らなくてはならないような場合を除いては、車で出掛けるメリットの方を優先させて出掛けています。

そんなわけで、今回は車の旅らしくお得なプランを思い立った直前でも利用することが可能になるという、高速道路会社がETCを利用している車について企画しているドライブプラン(高速道路周遊プラン)について紹介させていただきたいと思います。

私が住む中日本高速道路会社のエリアでは、「速旅」という会員サイトがあり、そこに会員登録することがまずは第一歩になります。いったんメールアドレスを入力して仮登録すると折り返し登録用ページを案内されますので、そこから会員登録をします。メールアドレスにパスワードを決め、住所氏名電話番号の他にお使いのETCカードの番号と有効期限を入力します。高速道路周遊プランを利用する場合は必ず登録したETCカードを使わないと安くなりませんのでご注意下さい。

このプランはどういうものかというと、登録したETCカードを使って指定のインターチェンジから高速道路に入り、周遊区間に入ればその区間内から何度でも高速道路を乗り降りできるというものです。周遊区間まで往復の区間も料金に入っているタイプのものと、周遊区間内だけを乗り降り自由にするタイプのものがあり、料金は普通車と軽自動車で料金が違います。利用期間は2日間ならびに3日間有効のものがほとんどになっています。

実際に申し込む場合はマイページにログインした状態で販売しているプランの中で自分の予定に合いそうなプランを選んで申し込むだけです。申し込み時期については、当日でもフリープランで設定されているインター通過の前までに申し込みが完了していればいいという、いきなりの旅が好きな人にとってはありがたいパターンです。

ただ、渋滞が発生する可能性が高い年末年始・GW・旧盆や集中工事が行なわれる日については除外日になる可能性がありますので、申し込む前に説明をよく読んでからにすることは大事です(他エリアでは最初から利用できる日をカレンダーから選ぶ形で申し込むようになっているところもあります)。さらにこのプランはネット上からの申し込みのみということがあるので、旅をしながらモバイル端末を十分に活用している人にとっては旅の途中からでも利用した方が安く旅を楽しめる可能性もあります。すでに宿を確保している状態であっても、宿泊場所が周遊区間内にあれば問題ないでしょう。

高速道路に乗る前に高速道路会社のウェブページにアクセスして、これから出掛けるエリアでフリーパスの販売があるかどうか確認してから高速道路に乗るようにするのがおすすめです。フリー区間が乗り降り自由になることで、どうしても宿が取れない場合に仮眠のために高速に乗るというような無茶なこともできるなど、料金が安くなるからという理由以外にもメリットが出るところもあります。ちょっとした距離の観光地から観光地への移動にも高速を使えるようになり、時間を有効に使えたり気分的にも随分楽になる部分も出てくるように思います。

なお、今回は中日本高速道路会社エリアのケースを主に紹介しましたが、東日本や西日本の高速道路会社ではその都度ETCカード番号などを入力するようになっていたりとエリアで違うこともあります。事前に会員登録があるのが中日本だけだというのは、他の地区でもその会員情報でも申し込めるようにして欲しかったなということもあるのですが、こうした周遊プランは季節によっても利用できる地域が変わるなど、最新の情報収集が必要です。実際に全国の高速道路でどんな割引プランがあるのかと興味がある場合はETC総合情報ポータルサイトの以下のページから確認し、自分の旅の予定に合った場所や、たまたま行こうと思っていた方面で高速道路乗り放題の周遊パスがあるのかを確認してみましょう。

http://www.go-etc.jp/deal/freepass/


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