夜に歩いて避難するための装備について

昨日は夜の7時過ぎになって沖縄本島地方と久米島地方に台風の影響による特別警報が出ました。過去の台風と比べても大きな被害が出ることが予想されたということで、もし大した被害が出ないのではないかと思ってもしっかりとした対策を立て、場合によっては頑丈な建物に避難する必要も出てくるでしょう。

ただ警報が出たのが日が沈んだ後の事であり、下手に外に出る方が危険ということもあります。だからこそ、まだ本格的な暴風雨にさらされる前の段階で、もし自宅が台風に直撃されると不安だと思った場合に安全な避難所に移ることが大切になります。

もし避難しようと思った段階で雨や風が強くなってきたような場合は、むしろその場に留まった方がいい場合もあります。強い風で看板やトタンが舞ってきた場合、当たればまさに命の危険に襲われてしまうでしょう。止むを得ず外に出て歩いて逃げる時は十分な対策が必要です。

まず、移動時に傘は使わず、レインコートやポンチョを着用しましょう。ヘルメットがあれば頭にかぶり、ヘルメットの上からでも装着できるヘッドライトを点灯させ、両手は空けておきましょう。軍手があれば付けて移動した方が怪我を防げます。荷物は背負うことのできるリュックタイプのものにし、できれば登山用のレインカバーとセットになったものを選べば、かなりの雨でも荷物が濡れにくくなります。

足元は歩いているうちに脱げてしまう危険性があり、さらに一部素足が露出するスリッパのようなものは避け、また中に水が入ってしまうととたんに重くなって歩くのに支障が出る長靴も避けた方が無難です。ずぶ濡れになったとしても靴下を履いた上で普段使っているかかとの低いスニーカーを履いて逃げましょう。そして避難所にたどり着いたら、リュックの中に用意したタオルで体をふき、新しい下着と靴下でリフレッシュできるようにするのがいいでしょう。

台風の場合は地震と違ってあらかじめその大きさと通り過ぎるまでの時間を予測することができるので、いかにやり過ごすかということを考えれば、それほどの荷物は持って行かなくても大丈夫だとは思いますが、安全が確認されるまでは避難所に留まる方がいいと思います。そうなると長い時間を避難所で過ごすことになるので、避難所でスマホを使いたい場合にはスマホとともに少し大き目のモバイルバッテリーが一つあれば停電が起こっても情報収集は続けられます。避難所には自分だけでなくいろんな人が集まってきますので、スマホでワンセグやラジオを利用する場合はイヤホンを忘れないで用意しておけば、周りの人に気がねをすることなく情報を入手したり音楽を聞いて過ごすことができます。

特別警報がどういう時に出て、さらに警報が出たことをいつ知るかによってどのように動くかという事は違ってくるとは思いますが、まずは周りを見ながら安全を確認した上で外に出るように心掛けましょう。今後台風は沖縄から日本列島を縦断する恐れがありますので、いざという時の準備についても怠らないようにしたいものです。


カテゴリー: 防災コラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

スポンサーリンク

コメントを残す