DTI SIMで始まる「5分以内通話定額」の楽天モバイル、FREETELとの違い

MVNOの中では「楽天モバイル」「FREETEL」に続きDTI SIMが5分間以内の通話定額オプションによる一部通話定額を可能にすることが、データ通信無制限プランの開始とともに発表されました。

DTI SIMでは「どっちもおトク!キャンペーン」として、データ通信使い放題のプラン(データ専用・SMSオプション付きデータ・音声通話プラン)を半年980円引きにし、データ通信の高速プラン3GBの各プランはデータ専用・SMSオプション付きデータ・音声通話プランのどれでも月額0円で提供するキャンペーンを2016年6月30日までに公式ページから申し込んだ人向けに行なっています。

音声通話プランは1年間が最低契約期間になりますが、この後の説明を読まれて興味を持たれた方は以下のリンクから公式ページヘおいでになり、キャンペーン及びサービスの内容をじっくりと考えてもいいのではないかと思います。

DTI SIM

さて、ここではあえてキャンペーンの明細には触れませんで、通話の5分以内定額というオプションについて紹介していこうと思っています。オプション料金780円(税別)で使える通話定額は、MVNOとしてはかなり頑張った画期的なものだと思えるからです。

というのも、通話が5分を超過した場合、超過料金は30秒20円で取られるのですが、これはドコモの出している一般的な料金と同じです。ということはどういうことかというと、DTI SIMの5分以内定額というのは楽天モバイルでは「楽天でんわ」のように電話番号の前に特定の番号を付けることで半額の料金で通話が可能になるという「プレフィックス電話」のサービスではないということです。

つまり、NTT回線を使ってそのまま電話した料金が5分以内なら定額で使えるということで、ドコモ本家の「カケホーダイライトプラン」と同等のプランであるのです。アプリを介さなくても普通に電話を掛けたものが5分間定額になり、他のサービスのように使うアプリを間違えて料金が発生したり、何らかのトラブルがプレフィックス電話のサービス内で起こったとしても関係ありません。

個人的には11月にau回線のガラケーが更新月になる予定ですが、楽天モバイルなどのプレフィックス型のサービスにすると音質や回線自体の信頼性は大丈夫かということが気になっていたのですが、DTI SIMのプランなら今までと同じように使え、調子が悪い時はドコモで契約している人皆が調子が悪いということになるでしょうから、安心して乗り換えられるMVNOのサービスが出てきたなという感慨は大きいです(^^)。

残念ながらその時には上記のキャンペーンは終わってしまっていますが、このDTI SIMの発表を契機としていよいよNTTdocomoがMVNOにデータ回線だけでなく通話用の回線も貸すことが現実になっていくのかも知れないので、しばらくは注目しながらDTI SIM以上の音声通話プランは出てくるのか見て行きたいと思います。

個人的には月3GBの高速プランが付いた音声通話SIMが半年間0円で持てるということになると、5分以内定額オプションの780円(税抜)+ユニバーサルサービス料金だけで半年間電話もネットもそこそこできてしまうということで、たとえデータ通信が激遅になったとしてもメリットある内容ではないかと思っています。


カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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