NTT docomo SH-08E その4 LTEと3G別 対応バンドのお話

今回、SIMフリータブレットでなくあくまでdocomoの白ロムで、更に国内メーカーの製品を選んだのは、テレビが見たかったということもありますが、日本国内の広いエリアで使うためには都市部だけではなく山間部でも電波をつかんでネットができる端末であって欲しいという事からでした。これは車中泊をしながら全国を回る可能性がある中では外せないところです。

最近になって、auが近い将来には3Gの電波を廃止し、全てLTEに切り替えるという発表をし、新たに3Gが使えない端末を出してきています。また、auのMVNOについては最初から3Gは使えずLTE電波のみという状況になっています。これは、時代の流れとして3Gの電波は次第に廃止されLTEが主流となり、さらにLTEより高速で通信できる規格も混在していくという感じに流れてはいます。

しかし、今すぐ3Gが使えなくなるわけではありませんので、特に山間部に多い3Gの電波しか通じないエリアで通話・データ通信を行なうためには、まだLTEだけではなく3Gでの通信もできるドコモのMVNOを選ぶのがセオリーです。ただドコモMVNOの格安SIMを手に入れるだけではだめで、より広いエリアで使える端末と合わせて使わないといけません。

よく、携帯電話のエリアについてどのくらいカバーしているかという事を表わすために「人口カバー率」というものが出てきますが、普通に生活をしている場合は人がいるところにいればほとんどがエリア内であるという事になるでしょう。しかし、携帯電話というのは移動しながら使える移動電話でもあるので、人がいるところだけで使えても困ります。幹線道路を走行している場合には問題はないかも知れませんが、山道でめったに対向車が来ないような所を走っている場合、そこに人家がなければその場所は「人口カバー率」の範囲ではなくなってしまいます。しかしそんなところであるからこそ、車のトラブルなどが起きれば携帯電話からの通報が頼りになってくることもあります。

客観的にみて、携帯電話会社3社の中ではNTTdocomoのエリアが一番広く、特に3Gでつながる「FOMAプラスエリア」に端末が対応しているかが大切だということを覚えておきましょう。これは、タブレット端末に限らずスマホやガラケーを選ぶ場合にも大事で、FOMAプラスエリアにきちんと対応しているかを確認してから使わないと、思わぬところで圏外になってあわてる場面が出て来ないとも限りません。

ちなみに、「FOMAプラスエリア」というのは3G(W-CDMAという表記の仕方をされている場合もあります)のバンドのうち、アナログ携帯電話のエリアを引き継ぐBand6がそうだと言われています。同じ周波数のBand19は携帯電話のデジタル化後に再編されたバンドですが、基地局はそれほど多くないのでBand6だけでも何とかなるという説明をしているサイトが多いです。でもBand19があればなおいいですし、主バンドのBand1と合わせて、Band1,6,19が対応していればドコモの山間部でのエリアを受信可能になり、その運用も怖くありません。ちなみに、SH-08Hの3Gの対応バンドはBand1,5,6,19とこの条件をクリアしています。

また、高速通信に必要なLTEについてはSH-08EではBand1,19,21をカバーしていますが、東京・名古屋・大阪エリアで使えるBand3には未対応です。LTEのBand対応については、暫定的な見方ながらBand1,19が必須でBand3が対応していればなおいいというところです。私の場合は東京名古屋大阪というのは住んでいるところではなく、たまに出掛けるところなので、これはこれでいいでしょう。Band3がつながらなくても他のバンドではとりあえず接続は可能であるので、特に大都市圏在住でなければ、どうしてもBand3が必要だというところまではいかないと思います。逆に東京名古屋大阪在住の方は、Band3に対応する端末を選んだ方が、対応しないものよりも高速で利用できるエリアが増えることが予想されます。

ここではSH-08Eについて主に書いていますが、今後スマホなりタブレットを購入する場合は、LTEのバンドはともかく3GのFOMAプラスエリア対応についてはドコモの白ロムならば問題なく使えるようになっていると思います。ただ、SIMフリーの端末の中では肝心のFOMAプラスエリアの一部が使えないものもあるのでご注意下さい。そのような端末を買ってしまうと、普段の生活の中では全く問題なく使えていても、旅先の山間部でアンテナが立たずに使えない事になって初めて気付くなんてことにもなりかねず、後で後悔するかも知れません。

どのバンドが受信できるかというのは、ネット上でもそれぞれの端末の仕様を見ると、対応バンドの内容に出ています。その内容をよく読み、FOMAプラスエリアおよびLTEの対応バンドのどこをつかむ端末かどうかを十分確認してから購入するようにしましょう。その点では、LTEのBand3をどうしても使いたいということでなければ、この文章を書いている2016年5月現在ではSH-08Eを選んでも大丈夫だと言えるでしょう。

※ドコモのタブレット端末「SH-08E」について書かせていただいた記事を以下にまとめさせていただきました。興味がある方はどうぞリンク先の記事もご参照下さい。

その1 購入までのいきさつと購入時の注意
その2 あえて低速無制限SIMを入れる
その3 旅先にも卓上ホルダとセットで
その4 LTEと3G別 対応バンドのお話
その5 一応のまとめと今後への展開


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