このブログではMVNOの格安SIMを多く紹介してきましたが、どうしても大手キャリアが行なっている通話無制限サービスを使う必要に迫られて、先日ドコモのガラホにMNPで乗り換えました。本当はMVNOに通話無制限サービスを行なってもらいたいと思っているのですが、現状で10分までの通話について定額通話サービスを行なっているOCN モバイル ONEは頑張っていると思いますが、プレフィックスサービスではない方法でどんな電話も(一部に例外はありますが)時間に関係なく定額にするというのは大手でなければできない芸当だと思いますし、将来的に電話を全くしなくなるような生活の変化が生まれるまではドコモとの契約は通話専用に残しておこうと思っています。
で、そういう形で唯一ドコモと今年に入ってから2年縛りの契約しているのですが、そのドコモから大きな発表がありました。2016年まではサッカーのJリーグの試合を全試合中継していたスカパーが放映権を獲得することができず、海外資本のネット中継を行なう「DAZN」が2,100億円でJリーグのJ1・J2・J3全ての試合の放映権を買い取ったのですが、ドコモの契約者ならスマホでパケット定額を付けていないとダメというような制限は一切なく、私のように通話のみの契約を持っている人にも格安で「DAZN」のサービスを2月15日から提供することになったのです。
「DAZN」のサービスは月額1,750円(税抜価格 以下の表記も同様)と、Jリーグを見るために月額約3,000円かかっていたスカパーより安く料金を出してきたのですが、ドコモの契約者なら月額980円で利用できるというのは、ドコモユーザーでJリーグを見たいと思っている人にとっては観戦費用が3分の1になるわけで、大いに歓迎すべきことでしょう。
さらに、ネット配信されるということになると、外でも生中継の試合を日本全国どこにいても見られる環境が整ったということになります。もちろん、Wi-Fiや大容量の高速クーポンが必要になるかも知れませんが、データ通信についてもドコモで利用しなければならないということもなく、高速クーポンをMVNOで揃えてもいいわけなので、できるだけ安く外でも見られるように考えるのも面白そうです。
自宅でテレビの大画面で見たいという場合でも、Amazon Fire TV/Fire TV Stick、Xbox Oneもサポートし、今後はChromecast、ひかりTVチューナにも対応予定だそうです。私はFire TV Stick持ちなので問題なくどのテレビでも見られそうですし、スマホ・タブレット・パソコンの画面からも見られます(同時に見られるのは2台まで)。結局のところJリーグの試合を全て見て楽しみたいという方なら、中継が重なった場合でも見逃し配信で見るようなこともできそうなので、十分に加入して損はないような内容になっています。
ただし、漠然と色々なスポーツが見られるのは面白そうという感じで、さらにJリーグやサッカーが好きではないという方には、月980円だけでも負担が増えるだけなので自重することも大事です。また、普通にDAZNに加入する場合よりドコモ加入者がDAZN for docomoに入る場合770円安く使えるわけですが、このためにドコモに加入しなくても、MVNOで格安SIMを利用している方がよっぽど安くスマホ代を払っていると思いますので、あえてドコモに入ることを先行させなくてもいいでしょう。
たまたま私がドコモに縛られる契約を持ち、Jリーグのシーズン開幕を待ってDAZNにも加入しようかなと思っていた矢先の発表だったのでぴったりとはまったような形になりましたが、私と同じようにドコモのガラホが欲しくて手に入れた方でJリーグ好きの方は無料でお試しできる期間もあるので、ネット経由での生中継が地上波のテレビ並に見られるかどうか試されるのもいいのではないでしょうか。