春は桜をはじめとする花の季節になり、旅行やお出掛けのおともに撮影をする目的でカメラを持って行く方も多くなるのではないでしょうか。その際、気になるのがこの季節特有のスギ・ヒノキの花粉であり中国からやってくる黄砂やPM2.5だったりします。
気にしない人にとってはそれほど影響はないと言われるかも知れませんが、そうでなくてもせっかく持って行くカメラのレンズにホコリやチリが付いたまま撮影するというのはあまり気分がいいものではないでしょう。
そんな感じで、レンズクリーナーほどではない場合に便利なのが、空気でホコリを吹き飛ばしてくれるブロアーの存在です。今回紹介するダイソーにはちゃんとしたブロアーがあるのですが、これを自宅での手入れに使うならいいのですが、旅行に持ち出す際の荷物の中に入れようとするとちょっと大きくてパンクの心配がつきまとうので、今回は小さなエアブラシがセットされたブロアーを100円(税別)で購入してみました。
大きさはガラケーを折りたたんだ時くらいで少し小ぶりになっていて、これで満足にゴミを吹き飛ばせるのかと不安になりますが、ブラシでなぞるだけでもホコリはきれいになるので、キーボードの掃除には役に立ちそうだと思えます。ただ、パッケージを出していろいろいじっていると、これがなかなか使える道具であることがわかってきました。
写真のようにブラシ部は取り外しができ、ブラシを付けないで空気を出すとかなり勢いよく空気が出ますので、ブラシを付けたままではうまくホコリが飛ばない場合はブラシを取って使うといいのですが、一つ問題があります。というのも、ブラシとブロワーをつなぐ所に金属製の輪があるのですが、これが固定されていないのですぐに外れてしまうのです。
もっとも、最初から取り外して使うことは想定されていないと思いますのて、ブラシを外して使う場合は細かい部品であるリングを失くさないように気を付けましょう。
ブロアーの部分はコストカットされているせいでゴムではなく薄いプラスチック系のものなので、耐久性に心配はありますが、旅行用と割り切れば小さくてカメラバックの隙間に押し込んでもそれほど心配なく、カメラだけでなくパソコンのキーボードや、車内にたまったホコリを吹き飛ばしてくれるだけのパワーを持っているので、旅先でも様々なホコリが気になる人にとっては安くて使い勝手のいい道具になるでしょう。