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人気スポットに人が集中的に集まることによって起こる問題とその対処方法を考える

私が住んでいる静岡県では、それまでとりたてて意識することなく楽しんでいたことが、今やほとんどできなくなってしまっています。全国の各地域でもそうした傾向はあると思いますが、今回は具体的な例を出す中で、今後の旅について色々と考えてみたいと思います。まずは以下のリンクのサイトをご覧下さい。

https://airwait.jp/WCSP/storeGroup/SGC7OxFeSm

上記サイトは、テレビで芸能人やスポーツ選手などが、静岡に来たら立ち寄るということが広まり、2023年現在、静岡県以外にチェーン店を置かない炭焼きハンバーグのお店「さわやか」の現在の待ち時間の一覧です。こんなサイトが必要になった背景は、ある意味「静岡と言えばさわやか」というような評判が広まってしまったことにより、県内に住む人はもちろんですが、県外からも多くの観光客がお店を目当てに押しかけることにより、時期やお店の場所によっては数時間というとてつもない待ち時間になってしまうからではないかと思っています。

以前の「さわやか」は、地元民向けにテレビコマーシャルを行なっていまして、通常時より値段を下げて「げんこつハンバーグ」や「おにぎりハンバーグ」を乾杯ドリンクとともに安く提供する感謝価格での営業が行なわれる時を中心に流れていました。私自身も頻繁には行かないものの、コマーシャルが流れたのを見て食事に出掛けたりしていたのですが、今では週末を中心にどのお店もとんでもない混み方になってしまい、それこそ上記サイトで近所のお店の待ち時間を確認した上で、行くかどうするか決めることになるのですが、週末のお昼時やGWなどは、お腹が減った状況で行こうとしてもそこでさらに待たされるので、それなら他の店でということで、「さわやか」自体を敬遠するようなことになってしまっています。

それでも食べたい時には、平日の夕方とかできるだけ外から人が出て来ないような時を狙うということになりますが、厄介なのが友人が県外から遊びに来て、どうしても「さわやか」で食べたいと言われたような時ではないでしょうか。

こうしたことは、場所は違っても、全国の観光地に共通して起こっていることではないでしょうか。テレビだけでなくインターネットで情報が発信される中で、もはや全国の観光地に「穴場」というものはなくなり、やみくもに人気スポットに行ったりすると、混雑でどうにもならなくなるというような事にもなりかねません。

私自身は過去に色々なところに行ってきているので、観光名所に来る人を見に行くような真似はしないような旅をしたいと思っているのですが、やはり対策は大事だと思います。最初に紹介したサイトは、「さわやか」を目指して静岡にやってくる人には、比較的混雑を避けて入店するためのツールになると思うので、うまく使って欲しいですが(おそらくお店の方もそういう想いで情報を公開していると思います)、牛肉100%の俵型のハンバーグということなら、そこまで「さわやか」にこだわるよりも、海産物を中心に、静岡にはもっとおすすめできる食べ物はあります。

あくまでハンバーグという方については、すでに「さわやか」の味を知っている身としては、最近までの自粛行動ということもあって、さわやかのハンバーグが食べたくなった場合、同じ静岡県で業務用の食肉加工を行なっているシズオカミートが販売している冷凍の「そのまんま肉バーグ」を美味しく食べていました。通販専用商品なので、商品名で検索してもらえればすぐにどんなものかわかると思いますが、購入時には焼き方の書かれた紙も入ってきて、ソースも付いてきますので、ごく簡単に「さわやか」風のハンバーグをいただくことができるので、たまに利用しています。

個人的にはどちらがどうということもないのですが、せっかく旅行で静岡に来て、その滞在時間の多くをお店の順番待ちに費やすのも勿体ないのではないかと正直思います。一度はお店で本物の味を楽しむのも悪くないとは思うのですが、行きたいと思った時にそこまでの待ち時間を費すような状況から抜け出すためにも、長い行列に並んでずっと待つような旅よりも、ネットをうまく利用したり、代替の食品を味を確かめた上で口に合わなかったら別の名物の方に舵を切るなど、ぜひ人気スポットに突撃するだけの旅になってほしくはないというのが正直な私の気持ちです。逆に自分が人気スポットのある観光地に行った場合も、現場が混乱するほど人が集まっていた場合には、さっさと諦めて、次回のリベンジを狙って別の場所に行くぐらいの気持ちで出掛けるようにしたいと思っています。


地元でいつも利用していた道がテレビで紹介されて初めて気付いたこともある

2023年3月18日にテレビ東京系の地上波で放送された、「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」のルートは、私の住む静岡市にある久能山東照宮から由比・蒲原を抜けて身延方面へ進み、甲府市の甲斐善光寺に至るコースで、私が山梨・長野方面に車で出掛ける際の定番コースがそのままルートになっていたので興味深く拝見しました。

由比ではようやくお店で桜えびを食べられるようになったので、複数のお店を回って桜えびを色々と楽しんでいたようですが、過去にはほとんど桜えびがとれなかったこともありまして、今は何とか放送の通りに食べられるようになったことは幸いでした。

ご存知の通り番組は、一回の充電で20kmくらい走れれば良い方の電動バイクで旅をするのですが、中部横断道が全線開通する以前の状況でも自動車とバイクとでは同じ道を通ってもそこで見える景色が違うということを改めて感じることになりました。というのも、興津から身延へと続く国道52号線を甲府へ向けて出掛ける際に、途中休憩を取る場合というのはどうしても道の駅やドライブインといった駐車場が確保しているところが中心で、途中にある農産物直売所にも食堂がある場合も多いので、街道の途中にある食事処というのは全くのノーマークでした。

番組で「からあげ金賞」のお店として紹介されていた山梨県南部町の「南部路」というお店は何回も通るのでお店の前にある大きな釜のモニュメントとともに記憶にあるものの、そこを目指して食べに行くというような感じではなかったのですが、テレビで見た様子をみていると、地元ではおすすめのお店(充電をお願いしたお宅でオススメのお店として紹介されたのでなおさら)だということがわかりました。同じ国道52号線沿いには「うな富士」という有名なうなぎのお店があるのは知っていたのですが、こうした情報というのはああした番組のコンセプトがあって初めて、今まで知らずに通り過ぎてしまっていた人間にもわかるという感じがして、改めてあの番組は他の旅番組とは違う面白さというものを再確認しました。

番組を見ていて一つ残念だったのは、番組内のハプニングで、初日ゲストの竹内涼真さんが自宅に免許証の入った財布を忘れたため、急遽番組の方で購入した電動アシスト自転車で並走するという事になった時、電動アシスト自転車の能力をそこまで感じていなかったのか、由比から蒲原というかなり短い距離しか移動しなかったということです。電動アシスト自転車は法令の関係上、アシストできる最大のスピードが原付の制限スピードの手前に抑えられているものの、それ以上は自力で漕いだり、下りを走る分には電動バイクと遜色なく、番組でも相当きつい坂でも楽々と登っていたことを考えると、普段の出川さんたちのペースでも十分竹内涼真さんは伴走できたのではないかと思います。そうなると、例えば予備の電池を用意して電動自転車でツーリングをするような旅の形も見えてくるのではないかと思ってしまったのですが。

過去に車中泊の旅の計画および装備を考える中で、車に折りたたみ自転車を積み込んで、車をいったんどこかに停めて、いわゆる「パーク・アンド・ライド」で旅を楽しむ方法について模索したことがありました。ただ、折りたたみの電動アシスト自転車も一般的になる中だと、車を停めてからの移行範囲はかなり広がるだろうと思います。観光は自転車で回り、車はその地域周辺の一日定額の駐車場に置くような形にすれば、地域で生活する人からオススメのお店を聞きながら自由に観光することもより楽にできるようになります。

ただ、今の世の中はわざわざ自転車を用意して積み込んで行かなくても、地域で電動アシスト自転車をシェアして、レンタル自転車を使っての観光も普通になってきています。一昔前のレンタル自転車とは状況も変わってきているので、色々なサービスを利用して行動範囲を広げるための手段についても色々と新しい方法を考える余地がありそうです。


地域のチェーン店でない飲食店の永続性があるかないかで決まる面もある地域の魅力

以前、全国ニュースで地域で有名な飲食店の中でも店主一人が頑張って続けているところであると、店主が営業を止めたり、店主の健康状態が悪くなってしまうと一気にお店は無くなってしまい、その後には何も残らないということを防止するために、「絶メシリスト」なるものを作り、現在普通に食べられるものの、今後はどうなるかわからない地域の味を発掘するプロジェクトが群馬県高崎市で行なわれていることを知りました。

群馬県高崎市と言えば、最近は「パスタの街」ということで町起こしを行なっている印象があります。そうした評判が立つのは、小麦の生産が盛んで、その小麦を使った飲食店ということでパスタを提供するお店(非チェーン店)が多く、多くのパスタを出すお店がお互いに競い合うようにしてパスタというものを売り出し、うまくはまったということがあるからだと思います。

しかし、それなりに店舗を持ち、暖簾分けをできるようなお店ばかりではないということは明らかです。現在でも市内でも新興勢力のお店がより魅力的なパスタを産み出すような状況にはあるものの、多くの場合その店主が営業を止めたり店を畳んだりしたらそれでその店の味というものは世から消えてしまうことになります。こうした問題は高崎市だけの問題だけでなく、全国の地方の名物といわれている食べ物についても言えることです。ネットで色々な事を検索し、いよいよコロナの影響が無くなって旅行に出掛けられるようになり、以前に行って気に入っていたお店自体がその地域から無くなっていたということになると、それは地域の観光にとっても大きな打撃になるのではないかと思います。ちなみに、高崎市のニュースで出てきたお店はパスタのお店ではなく、地域で人気のあるカレーのお店「からゐ屋」でして、逆にそうした事を知って高崎にパスタでなくカレーを食べに行きたいと思う方も少なからずいることでしょう。

私の住む静岡では残念ながら行政を巻き込むような形での地域の味を守るような活動というのは高崎市のようには行なわれていないのですが、最近になってあくまで個人の志で閉店していたお店の味を継承するような事例があったので、正直ほっとしているという事がありました。

上のリンクにあるお店は、昨年末に店主が高齢で故郷の沖縄に帰ってしまうということで、閉店してしまっていたのですが、このたびその味を受け継いだ方が復活させて営業を同じ場所で再開するということです。店主のお名前が山田さんなので「山田カリー」ということのようです。私自身はかなり前から訪れていますが、当時からアルバイトで入っている人達の結びつきが強そうで、中には私の知人もアルバイトしていたことから、あの味がいつでも食べられないことは寂しいと思っていた一人だったのですが、行政の支援はなくとも、前店主の人柄もあり、きちんと味を継承してくれる人が現われたということは、本当に嬉しい事でした。

地域のB級グルメであれば、行政の保護も入るのかも知れませんが、実は地域にとっての宝はそうした外に向けたアピールがうまくいっている所だけでなく、ガイドブックに載っていなくても、その味をわかっている人がいる地域で唯一のお店だったりします。特にここ数年は外食産業にとってはかなり厳しい状況が続き、本当においしいお店というだけでは集客を維持することが難しくなってしまうことも考えられます。

現在は、上のリンクにもあるように、たとえ地方の小さなお店であっても、インターネットからの情報を見て全国から食べに来るような魅力的なお店は全国にあまたあるのではないかと思いますので、地域の活性化を目指す事を本気で考えているなら、地域にある様々な飲食店を含む店舗の維持ということも本気で考えていかなければならないのではないかと正直思っています。

どんなに美味しいお店でも一人の店主による個人営業であれば、大手と競合するにしても大変で、今回の例のようによほどの事がない限りその味は地域から消えてしまいます。私たちは、そうした地域の人たちが美味しいと食べられているお店を知らないままでいることも少なくなく、いかにしてその土地へ来ないと味わえない「味」を残していくかということも考えていただきたいと正直なところ思います。


インターネットがあてにならない場合には広く様々なところでの情報収集が大切になる

昨日は、平日に休みを取って用足しをしに東京を目指して出掛けてきました。旅行ではありませんが、久し振りに電車を使って東京に行くことになり、帰りは新幹線の切符を取ったのですが(自由席用の回数券を金券ショップで購入)、行きは時間に余裕があったのて、朝早く出掛けて、午前10時頃に東京駅に在来線を乗り継いで着くように、静岡駅発午前7時のホームライナーに乗り込むことを目論みました。

この電車に乗ることができれば、沼津までは特急型車両のセパレート席に座ってゆっくしして、沼津~熱海間は在来線の普通席の利用になりますが、熱海から東京までは普通列車のグリーン席でこれまたゆったりすることができます。ちなみに昨日は青春18切符の通用期間なので、ホームライナーの乗車整理券330円と、平日利用の熱海~東京間のグリーン券1,000円を払っても運賃は18切符の一回分で2千円ちょっとしかかからないので、この時期はこうした方法を良く取っています。ただ、昨日は思わぬことが起こったことで、その目論見は吹き飛んてしまいました。

早朝、東海道線の清水~興津間において列車の下から異音かしたということでその列車を停めての点検及び、おそらく線路で何かと接触した可能性があったのか、清水~興津間の踏切の点検を行なったため、同じ路線を通る全ての列車に影響が出てしまいました。当日は早起きをして朝7時前にはホームで並んでいたものの、その日のホームライナーは運休を決定したと7時直前にアナウンスが入ったのです。

後から考えると、回送列車を静岡駅に向かわせる以前の状態で恐らくホームライナーになったであろう電車は確か三島で停まったままでした。これならもう少し早く運休のアナウンスがあれば、7時前に発車する別の普通電車に乗れたのですが、すでに時刻は7時を回った状態で、さらに乗車整理券を購入後だったので、あわてて有人改札のある窓口まで乗車整理券と引き換えに払った330円を返してもらいました。

しかし、この一連の行動も、躊躇しているうちに返金のためのホームライナーの乗客たちが行列になってしまいます。改めて思ったのが、ホームで待つ場合には駅のアナウンスが良く聞こえるところにし、何か異常を感じたらすぐ行動することの大切さでした。

次の電車はすでにホームに停車していましたが、多くの電車が行きかっているためか、なかなか発車せず、そうした混乱は熱海に着くぐらいまで続きました。参ったのは、沼津から熱海に行く電車に乗っていたとき、赤信号で長いトンネルの出口直前で停まってしまい、しばらくはスマホの通信も全く使うことができずに往生してしまったということです。本来ならば事前に沼津から東京の普通車グリーン券を窓口で買っておけば良かったのですが、当初の予定では熱海から乗るつもりで車内のモバイルSuicaタッチで済まそうと思っていたところ、まさかの状況になってしまったのでした。ちなみに、沼津~東京間についてはJRの管轄が違うため、Suicaでは通し券を購入できません。こういう時のために、沼津から西をスタート地点にする東海道線の旅では、出発前に窓口でグリーン券だけ買っておくというのが改めて正解だということをしみじみ感じました。

その後の電車の状況は、時刻表の情報が全くあてにならないので、車内のアナウンスでも乗り換えに関する情報は流していませんでした。あくまで、ホームに到着してから状況を見ての対応となります。もしわからない場合には積極的に駅員さんに聞くべきでしょう。結局、目標としていた時間より1時間遅れて東京駅に着くことになってしまいました。それでも、本当の用事はもっと後だったので、その点には問題はなかったのですが、それでもいざという時のために今回もできることはあったのではないかと思いますね。

唯一良かったと思ったのは、静岡駅でホームライナーに乗りながら軽食でもしようかと迷ったのですが、ゆったり座ってという前提が今回は崩れてしまったので、弁当など買って行かなくて良かったとしみじみ思いました。今後、もし同じ状況の場合には手で食べられるおにぎりかサンドイッチあたりがベストではないかと思います。こうした細かい列車の遅れというのは結構あると思うので、そうなっても慌てずに対応するようにしましょう。


旅先の温泉浴場や旅館のお風呂について誠実な施設を選ぶために公開してほしいこと

福岡県の二日市温泉「大丸別荘」において、お盆と正月の年2回しかお湯を交換せず、そのためにレジオネラ属菌が繁殖し、状況によっては入浴した人が感染症になって命の危険があるほどの状態だったことが判明したニュースは、今後の観光業界にもかなり大きな影響を与えたのではないかと思います。

というのも、規模が多い温泉施設であればあるほど、こまめに全ての浴槽をきれいにするには人手が必要で、コロナ関連で一旦解雇した従業員が戻っていない施設はかなり大変なことになっているだろうと思うからです。それだけでなく、長いこと観光旅行に行く人がほとんどなかったことで、営業自体を継続すること自体が難しかった旅館業界では、お湯の汚れをフィルターによって濾過する設備を持っているところでは、規模の大きさこそあれ、止むを得ず掃除をする頻度が下がってしまっていることが考えられるからです。

それにしても、レジオネラ属菌の恐さを感じていなかった経営者の発言というのは、その入浴施設を利用する人にとっては、もっと深刻に考えなくてはいけません。それでなくても、今回のお風呂のようにお湯を循環しているのにそれを明らかにしないような施設があるかも知れませんし、今後はそのお風呂が本当に「かけ流し」であるかということを調べるのと同時に、きちんと定期的に風呂掃除が行なわれているかということを調べてからでないと気持ちよく入浴することができなくなってしまうというのは残念ですね。

今までは床や浴槽の底の部分がぬるぬるしていても、それは温泉の成分のせいだろうと思っていた方も少なくないかと思いますが、今後は営業時間が決まっている銭湯は大丈夫だと思いますが、お湯を循環することで営業している温浴施設については、営業を休止するお風呂掃除の時間を設けているかということも、旅先で利用する際には考えておかなくてはいけなくなりました。

これは温浴施設だけの問題ではなく、最近頻発している回転寿司や牛丼店などで食事をしに来た客側からの不衛生な行動や、飲食店内部でもキッチン内で実に不衛生な行ないをしている従業員の行為が問題となるなど、今まで「性善説」を信じ、安心して受けていたサービスが信じられなくなりつつあります。これは、海外からやってきた旅行客の評判にも関わってくるので、今後日本が観光客を海外から呼んでいこうという状況に冷水を浴びせるような事にも繋がりかねません。

こんなことを書いていても、ほとんどの方が今まで通りきちんと仕事をこなし、お客の方でもきちんとマナーを守ってお店のルールに従っていると思うのですが、たった一人でもそのルールをわざと外すような事をやる人がいると、そのためにルールの内容どころか、お店としての存続すら危うくなってしまうようなことも今後起こってくるのではないかと思います。

ただ、まずは企業側が現在の状況をきちんと出すことが第一歩かなと思います。話を温泉旅館や日帰り温泉の話に戻しますが、温泉の成分はもちろんのこと、鉱泉を加熱しているのか湧いたものをそのまま使っているのか、お湯は循環しているのかかけ流しなのか、塩素消毒をしているのかいないのか、浴槽の清掃はどうなっているのかなど、きめ細やかな情報提供があれば、たとえ沸かし湯で循環であっても、さらには楽しみに出掛けて来たものの、お風呂掃除の日で休業日だったということがあっても、安心して利用することができるでしょう。

逆に、楽しみにやってきたのに、閉まっていて入れなかったというような事が起きると、当然その人にとってその温浴施設はあまり良くないものに感じられるかも知れません。しかし、厳密に誠実に温泉の品質を第一に考えた運営をすれば、当然24時間入浴可などということはできないわけで(多くの人が利用するのであればさらに通しでの営業は難しくなります)、誠実に営業している施設については冷静に評価してあげなくてはいけないと思います。今回のような事件が起こると風評被害も起こって温浴施設の関係者の方は大変だろうと思いますが、ぜひ施設の方々には利用者の安全を第一に考えた情報開示や営業を行なって欲しいと切に願っています。


青春18きっぷの「レンタル購入」とは?さらに今後の切符はどうなってしまうのか

3月に横浜まで行く用事が出来たので、そこまでの交通機関をどうしようかと考えてみたのですが、行きは在来線でも行けるぐらいの時間の余裕はあるものの、帰りは翌日が仕事で、ぎりぎりまで現地に留まる必要があるので新幹線の利用を考えています。いつものパターンであれば「在来線」「新幹線」の切符を別々に購入するところ、実は3月からは在来線の普通列車(普通列車のグリーン車に乗るためには別途グリーン券が必要)に青春18きっぷが使えるようになっています。

ちなみに、青春18きっぷは5回ないし5人での旅行に使えるように一枚の切符で5回分使えるようになっており、その価格は12,050円です。一回分にすると2,410円なのですが、JR普通列車利用の乗車券の価格は静岡~横浜間が2,640円と、ほんの僅かながら安くなっています。

往復在来線を利用できるなら遥かに青春18きっぷを使った方が安くなるのですが、ただ片道だけの利用の場合、今シーズン(3月1日から4月10日まで)に5回分使い切れるのかという問題もあります。

となると、現実的なのが駅周辺にある金券ショップでの「レンタル」購入でしょう。どういう仕組みかと言うと、まず金券ショップに行き、5回分まるまる使える青春18きっぷを5回分の価格で購入します。その際、何回(何人)分を使い、いつ返却するかを伝えます。実際に返却した際に残った回数分のお金を返してくれるというわけです。ちなみに、金券ショップレンタルの場合(静岡駅周辺)の金額は、一回分につき2,610円となっています。

購入する際にまとまったお金が必要で、きちんと返す必要があるのであえて18きっぷを選ぶにおいてあまりメリットが無いように思う人がいるかも知れませんが、実は色々と便利なところもあります。というのも、通常の切符の場合、購入した際の経路以外は使えませんが、18きっぷの場合はどういう経路を使って目的地に行っても自由で、途中下車もその日のうちなら無制限に行なうことが可能です。

今回のケースでは、早めに出て横浜に着く前に手前で(例えば熱海など)途中下車して楽しむことも可能になりますし、特に今回は復路に新幹線を使おうと思っているので、帰りの最寄り駅から新横浜駅までもJRを利用すれば追加の料金がかかりません。新幹線の場合には横浜駅周辺にいると、新横浜駅まで行くのには歩いて行けませんので、普通なら新幹線切符とは別に新横浜までの電車代がかかります。その日のうちならウロウロと近いところを何回乗ってもJRなら追加料金はかかりませんし、今回はレンタルでの利用を考えています。

こうしたレンタルでの利用というのは、日帰りで思い立って出掛けたいような場合でも一人から二人くらいの旅であれば十分に許容範囲ではないかと思います。今後、きっぷ自体が消えてしまうような流れも考えられる中、果たして金券ショップはどうなるのだろうという不安もつきまといます。例えば、18きっぷの販売が続いたとしてもこうした金券ショップでのレンタル対策ということで、スマホ決済で持っている人および、その人と行動を共にする人だけしか使えなくなるとか。ただそうなると、例えば数人での旅行でも、目的地に着いて、その場でゆっくりするパターンと、そこからもう少し足を伸ばして周辺も観光したいグループに分かれたような場合、常に移動する場合には切符を電子購入した人が入らなければならなくなります。

そもそも、この切符自体がこれからも存続する確証はないわけですし、使えるうちに使っておくのが良いでしょうし、その一つのやり方として金券ショップでレンタル購入という方法は最初に用意するお金はかかるものの、必要な時だけ使え、残りの回数を気にする必要がないということもありますので、もし今シーズン別の日に出掛けられるようなら再度レンタルで使ってみたいと思っています。


久しぶりのお出掛けで桜えびを食しに由比港の「浜のかきあげや」へ行ってきました

引っ越しの際、テレビ視聴環境を変えたくなかったので、前の家で設置していたBSアンテナ一式を持ってきたのですが、新しい家で設置しようとしたら全く映像が写らず、長いことそのままにしていたのですが、たまたま安く新品のBSアンテナの設置用の道具が一式になったセットを購入できました。ネットで注文したものの、自宅までの送料がかかるので、家からちょっと離れたところにある同じ静岡市でも蒲原のコメリまで注文していたBSアンテナを取りに行ってきました。

やはり、持ってきた古いパラボラアンテナには問題があったようで、新しいアンテナを設置したら全く問題なく映り、リビングのテレビだけでなく分配したテレビサーバー(自宅内だけでなく外でもスマホやタブレットを使って自宅で見ているテレビ番組を見ることができたり、遠隔録画予約ができたりする)でも同時に、ブースターなしで安定した受信が可能になりました。これで、インターネットが安定して利用できるところでなら、自宅で受信した地上波およびBS放送をどこでも見られるようになり、一気にお出掛けの際もテレビを楽しめる環境が整いました。設置も全部自分でしたので、工事費もかかりませんでした。安全にベランダの手すりにアンテナを設置できるお宅なら、わざわざ光回線にフレッツ・テレビを契約するよりも、コストは安く、さらに長く使い続ければ続けるほどコスト減になります。と、その話はここまでにして、商品を受け取った後で帰り際に、久しぶりに食事のために立ち寄ったのが静岡市の由比港にある漁協が直営している「浜のかきあげや」でした。

ニュースでは報じられていますが、ここ数年、由比港では深刻なくらいの桜えびの不漁が続いているのですが、由比港と言えば「桜えび」ということもあり、直売所や食事処の「浜のかきあげや」は営業を始めています。現在、食事処としては月・火・水・木曜が定休日という状態ですが、週末を中心にお店は営業しています。

私が出掛けた際にはそれほど観光客はいませんでしたが、感染対策のため注文までには時間がかかりました。注文はマイクを通して行ない、注文を受けるのも直近で食事を提供できる分に限られるので、人が多く来ると自分の番が来たとしても注文を受けること自体がストップになり、前のお客さんに食事が提供されるまで待たなければなりません。これから多くの観光客が来るような時期になると、かなり待たされることになるかも知れませんが、その点については感染症予防対策をしないと営業できない状況にあったこともありますので、ご了承願いたいところです。

メニューは基本的に桜えびが中心ですが、「かきあげ」「生桜えび」を中心に丼やお蕎麦が中心になり、価格はどちらも千円となっています。桜えびの味噌汁は今回頼みませんでしたが100円です。今回頼んだのはかきあげ2枚が乗った「かきあげ丼」でしたが、大盛り無料ということで注文したら、結構ボリュームのあるものがやってきました。

ちなみに、半額の500円で「ミニ丼」を注文することもできます。「ミニかきあげ丼」と「ミニ生桜えび丼」でも千円です。その辺はお好みになりますが、このかき揚げはかなり実が詰まっていて美味しかったです。

お蕎麦はさすがにテイクアウトできませんが、丼ものはテイクアウトが可能です。座席は屋根のあるところないところはあるものの、それなりに数はあります。テイクアウトでなくても発泡スチロールの丼なので、量が多くて全て食べられない場合には自分で持って帰ることができるので、少食の方はビニール袋やラップの用意をしてくるのも良いのではないかと思いますね。

昨日はかなり気温も上がり、屋外での食事も十分に楽しむことができました。温かい日には今後人も出てくるのではないかと思いますが、県外からやってくる方々にもこのおいしさをぜひ感じて欲しいと思います。

・JF由比港漁協のホームページ
http://yuikou.jp/enjoy.html


エネルギー価格の高騰によって近くで利用していたお店が消える可能性が出てきた

私の住む静岡市は、移住を考えている人にとって魅力的に映るというデータがあるとネットの記事で読みました。一時間に一本ある新幹線「ひかり号」を使うと静岡~東京までは約1時間で行けますので、通勤通学でやれないことはありませんし、毎日出社でなくある程度リモートワークで勤務することが可能なら、長距離通勤でも良いとする方も少なくないのかも知れません。

同じような理由で、東京からもっと離れた場所へ移住するような方もいらっしゃるかと思いますが、飛行機の料金は状況によりかなり激しく変わっていくことが予想されますし、悪天候だとそもそも飛ばないこともありますので、いざという時には自家用車を飛ばしてでも東京に行ける範囲ということになると、東京から170kmという距離はぎりぎりなのかも知れません。

本来は、そうした県外からの移住者を受け入れるために、住みやすい街を計画的に作るというのが、今後も多くの人が来てくれるための命題なのだと思うのですが、なかなか人の少ない地方都市の場合には難しいことも多いのではないかと思います。

これは昨日、静岡の新都心とも言うべき東静岡駅の近くにある大型ショッピングセンター「マークイズ静岡」の入口すぐ(1F)の状況なのですが、無駄に白い壁がずっと入口の方に伸びているのがおわかりでしょうか。実はこの壁の向こうにはかなり広いスペースが有って、2023年1月17日まではそこにマックスバリュというスーパーマーケットがテナントとして入っていたのですが、いきなり閉店になっただけでなく、そこにあった張り紙には、次にこのスペースがどうなるのかという説明もありませんでした。

東静岡駅付近には多くの高層マンションが建っていて、その場所を生活の拠点とする場合、やはり必要なのは日常的な食品の買い出しであるのですが、東静岡駅に一番近く、多くのテナントやフードコートのあるショッピングモールがあれば、そこで夕食の買い物などもするのが当り前だと思っていた東静岡駅が最寄り駅の住人からすると、かなりショッキングな出来事だと思います。

当然、マークイズの方でも水面下で県内外のスーパーと交渉しているとは思うのですが、食料品の買い出しは毎日なので、現在のようにタイムラグが起こってしまうと、新たに近くで買い物のできるスーパーを探さなければならなくなってしまいます。

ただ、出店する側としても単にお客さんが減って売上が上がらないということだけではなく、今の状況では電気・ガスというエネルギー価格の高騰があるので、そうした経費と売上のバランスが急に変わったということでの閉店なのかも知れません。ただ、そうなってくるとテナント料を下げるとかしないと、なかなかこうした場所であっても新たなテナントが入ってくるのは難しいのかなと思ってしまうこともあります。なにせ、一般家庭の中にあっても、オール電化の家については電気代の値上げの影響はすごいということを聞き及んでいるので、今回紹介した大型テナントだけでなく、身近にあるスーパーも閉店の危機になっているのでは? という気もするのですね。

淘汰されるのは時代の流れとして仕方ないという考え方もあるものの、そうなると私たちが車で旅をしていて有難かった地方にあるスーパーやコンビニもその数を相当減らしてしまうことになり、食料の現地調達ということすら難しい旅に今後なっていくのではないかという気もします。それはそれで、旅の中で何とかなることではあるのですが、その地方で生活している人からすると、当然生活の利便性は失なわれていきます。それが今後地域社会の空洞化につながってしまうと、風光明媚な山河はあってもインフラはない中で地方の人はどうしていくのか? ということにもなってしまいます。

個人的にはとりあえず、昨日紹介したホームルーターを活かすことで自宅内からの情報についてはコストを下げつつもストレスなく収集できる環境を作ろうと思っているのですが、エネルギー関連の支出がどうなるか全く想像できないので、とりあえず無駄遣いをしないようにしないとどうにもならない気がしてきます。来週は全国的に寒くなるということですが、光熱費を節約しすぎると健康に影響が出るかも知れませんので、その点は十分考慮の上でお過ごしいたただければと思います。


実は身近なところに影響を受けた人がいた河津・天城荘の火事について

昨年から今年に入る中で、全く予期しない状況の中で色々な事故が起きていて、個人的にはかなりショッキングな想いをしています。山形県での突然の裏山崩壊による集落の被害は、事前に大雨・大雪などがなかったので突然なぜ崩れたのかという原因が特定されていないことが恐しくもあります。

そして、年が明けて突然火事が起こったのが、伊豆の河津大滝温泉の有名な温泉旅館で、映画「テルマエ・ロマエ」のロケ地となったこともあり、滝を見ながら露天風呂に浸かることのできる数々の露天風呂を持つ「リバティリゾートAMAGISO」(天城荘)です。伊豆に温泉は数々ありますが、全国的にもかなり珍しい様々なお風呂を持っていて、今回の火事の影響でしばらく宿泊ができなくなるのと、日帰り温泉の復活についても状況がわからないので、これから長い期間において影響が出るのではないかと言われています。

一連の露天風呂は男女混浴ですが水着を着用して入浴するようになっているので、裸で混浴ということに抵抗がある人にも気軽に利用でき、まさに温泉のテーマパークのような場所であっただけに残念です。

実は、昨日親戚が自宅に遊びに来たのですが、昨年中にこの宿に今月末に泊まるつもりで予約をしたそうなのですが、まさにこの火事のお陰で宿泊が不可能になってしまったという、タイムリーでいてしかも今後の行動にかなり影響のある状況にあると話をしてくれました。

なぜ天城荘に宿を予約したのかというと、温泉の景観が唯一無二ということもあるのですが、日本の温泉旅館では珍しく「混浴で水着着用必須の露天風呂がある」からというところにあったそうです。というのも、海外の方を招いて日本を案内する予定でこの宿を選んだそうで、そもそも全裸で複数人での入浴を経験したことのない人もいるのだとのこと。確かに、海外のスパリゾートでは水着着用で混浴というような露天風呂のようなスペースがある所が多いですね。

日本で温泉を楽しむ人にとっては水着を着ないで、タオルも浴槽に浸けずに入浴することが当たり前ですが、同性ともいっしょに入浴することを体験したことのない海外の人にとっては、天城荘のシステムはすんなりと日本の温泉を楽しめるような形だったのかも知れないと思うと、海外からの集客を目指そうとする伊豆地方の観光業者全体にとってもその影響は出てくるのかも知れませんね。

ただ、今回もそうですが古い旅館の場合、増築を繰り返していくために建物全体が迷路のようになっていて、それが情緒を生むような事もあるのですが、火事のような災害が起こると逃げ道がわからずに取り残されてしまう危険性があります。今回はお正月の火事だったのでそれなりにお客さんも入っていたようですが、お客さんと従業員の被害は無かったということで、それが不幸中の幸いだったと言えるかも知れません。

今回のニュースで気になったのは、風評被害を気にしてか、ニュースで直接旅館の名前をなかなか出すことが無かったので、実際どの旅館が被害に遭ったのかという情報が入りずらかったということがあります。温泉自体が有名であるだけに、今から泊まりたいと思って問い合わせをしても電話がつながらなかったりネット予約ができなくなっていたりするような事も起きてしまうので、逆にはっきりとどの旅館なのかという情報を出して報道するということも大切ではないかと思ってしまいます。天城荘の皆様は2023年当初から再建を考えるという大変な状況になってしまったと思いますが、これからコロナが下火になっていけば、日本国内からだけでなく海外からのお客さんを呼び込める素晴らしい設備を持っていると思うので、ぜひ頑張って営業再開にこぎつけて欲しいと心から思っています。


車がない生活の中で興味がわいてきた電動アシスト自転車について感じたこと

車検に出していた車がようやく戻ってきました。この2年はちょうど新型コロナのまん延で全国的に活動の自粛が行なわれたため、例年と比べても極端に車を運転する機会がなくなったため、車検費用も若干かさみ、日々それなりの距離を運転することで、部品の劣化を抑えられることがあるということを改めて知りました。コロナ自粛中には、それこそ近くのスーパーなど買い物でわずかな距離しか走っていなかったのですが、できれば週一度は10キロ前後連続して走ることを勧められました。古い車ではありますがそこそこ走るので、そうしたアドバイスを真摯に受け止めて、時間がある時はドライブでもしながら自分のストレス解消も兼ねようと思っています。

そんな感じで、およそ一週間の間、車のない生活をしていたのですが、まずは車を取りに行くことになって、前回は路線バスを乗り継いで行ったのですが、今回は市内あちこちに点在するレンタサイクルを活用して行きました。

自宅近くのサイクルステーションに貸出可能な自転車があることを確認した上で、借りたい自転車をスマホアプリで予約してからステーションに向かいました。そうしないと、ステーションに着いてその場に自転車があっても、他の人に貸し出し予約が先にされてしまって、自転車を使うことができなくなる可能性もあります。

自宅から予約したので、予約が解除になる時間までに自転車を取りに行き、レンタル手続きをすればそこからは電動自転車で移動できます。目的地の近くにはステーションがないのが残念ではありましたが、バスを利用した場合とそれほど変わらず、ステーションから改めて歩くことにはなりましたが、途中で銀行に寄り、追加分のお金を下ろすようなことも自転車を使えばかなり効率的にできます。

私は現在非電動の自転車を使っているのですが、原付に乗らなくても電動自転車があれば、車を使わなくてもかなりの行動範囲を広げられるのではないかと思います。そして、厳格に適用される可能性のある交通違反についても、例えば一時停止の標識が出ている交差点の場合、電動自転車であればきちんと停止を繰り返しても、漕ぎ出しが軽いので、きちんとルールを守って走行しやすくなります。買い物用に前後のカゴ(及び雨が入らないためのカバーも必須)を付けたりすれば、一人で出掛けるには十分という感じもしますが、自転車に依存してしまうと逆に車に乗らなくなり、最初に書いた通り車の調子が心配されるということで、今後の利用には迷うところです。

ただ、自転車の最大の問題は複数で出掛ける時と、雨などの悪天候の時の移動のストレスがあるということがあります。そして、電動自転車を使っている方はおわかりでしょうが、アシスト機能を使うとかなり勢いよく走れてしまうので、対歩行者や自転車と接触や衝突してしまうような場合には、相手にはかなりのダメージを負わせてしまう可能性があるという点もありますね。

ちなみに、そうした自転車に乗っている場合の保険は自動車保険の中で追加してカバーしているので、その点は安心なのですが、それも自動車に乗っていなければ、改めて自転車用の保険に加入する必要があるので(賠償責任だけでなく自身のケガの保険も必要です)、その点も自転車に乗る場合のコストとして考えるべきでしょう。

電動アシスト自転車には、電池のメンテナンスという問題もあります。予備の電池は安くなく、さらに盗難の危険もあります。電池は安くなく、劣化して長く乗るには買い替えが必要ですが、それも考え方一つでしょう。原付の代わりに電動自転車に乗るなら、オイル交換や点検、そしてガソリン代だけでなく、自動車税もかからないメリットは大きいですね。ただ、タイヤの交換ぐらいしか手間を掛けない非電動の自転車と比べてしまうとお金はかかるので、今後も必要に応じて電動のレンタサイクルと併用するのも良いかな? という風に思っています。