旅行用に時計など普通は必要なく、スマホで事足りると思う方は多いと思います。スマホは便利なもので、アラームを設定すれば、目覚まし時計としても使えます。基本はデジタル表示ですが、アプリにはアナログ時計を表示するものもあり、今回紹介するような時計を別にして持ち出すというのは、あまり意味をなさないのかも知れません。
ただ、単体で動作する小さな時計というのは、デジタル時計しかないホテルや、夜行列車・フェリーなどで移動するような場合、スマホに触らなくても時間がわかるので、あると便利は便利です。
今までそうしたトラベルクロックを持っていたのは、単三2本で動くデジタル表示の電波時計でした。しかし、今回あえてこだわったのは「非電波時計」「非デジタル時計」ということでした。
電池で動くアナログ表示の時計ということになるのですが、アナログ表示は二本の針で時間を示すので多少寝ぼけていても大体の時間はわかります。そして、アナログの非電波時計というのは手動で時刻を合わせるだけなので、旅行へ持っていく時には電池すら入れず、寝る前に電池を入れてスマホの時刻で時間を合わせ、寝ている間から朝に掛けてのみというような限定的な使い方ができます。
正確な時刻はスマホの時計表示でわかりますから(インターネット経由で正確な時刻をスマホは表示しますので)、非電波時計の時刻のズレというのも気にならず、さらにはアラーム機能のあるものがほとんどなので、直感的にアラーム時刻を合わせてどうしても起きなければならない時間にセットできます。
そのような、電池式の小さなアナログ時計を物色していたのですが、残念なことに単三電池一本ないし二本を使っているものがほとんどなのでした。近くの時計屋さんに行ったら、小さくてかわいらしく、私の目的にぴったりなものはほとんど単三電池利用だったので、「単四電池2本で動くアナログのトラベルクロックはありませんか?」とお店の人に聞いたところ、残念ながら時計メーカーのものでそういうものはないという話でした。
そんな事で一時は諦めるか、デジタル表示のトラベルクロックにしようか(デジタル方式なら単四2本のものはありました)と思っていたのですが、何と思わぬところで単四2本で動くアナログ方式の小さな目覚まし時計が売っていました。
商品名は「暗い所で文字が光る目覚し時計」というニトリで税込999円で売っている時計でした。ニトリのネットショップを見ると、近くの店舗の在庫情報が出ていたので、早速在庫のあるお店まで出掛けてゲットしてきました。
名前通り光を当てると文字が光る蛍光になっていて、さらに秒単位で針がカチカチ動くことのない、静かな連続しての秒が変わるタイプの秒針になっています。これが単四2本で動くというのが私にとっては嬉しく、これで常に旅行用として保存している単四電池のストックをいつでも使って好きな時に動かすことができるようになりました。もちろん、日常的に使いながら出掛ける際に電池を抜いて持ち出し、必要な時に外で使うこともできるようになりました。ちなみに、あまりに安いので長く使っているとかなり時刻のズレが起こるのでは? と思っていましたが、そんなこともなく使えているので、目立ってずれている時には手動で修正はするものの、現状では日常の中で使いながら旅行にも持って行くような時計にしようと思っています。
とりあえずこれで、単四2本で動く旅行用のグッズとして「非常用ラジオ」「Bluetoothキーボード」「Bluetoothマウス」「目覚まし時計」となりました。非常用ラジオにはライトも付いているので、多めに電池を持って行ってもそれほど荷物にならずに旅先では便利に使えるようなりそうです。今後も、色々とアンテナを張り巡らせながら単四電池で動く便利な道具を増やしていければと思っています。