休日に仕事だった代休が月曜日にあったので、いい機会だということで、浜松にあるバームクーヘン「治一郎」を作っているヤタローという会社の工場の隣りにある「ヤタロー地産地消工場店」に行ってきました。
以前、週末に出掛けた時には多くの人が押し寄せ入場制限がかかるくらいで、今年4月にオープンした現在でもオープンの朝10時より前、午前8時半から入場整理券が出されるほどの人気店です。なぜそんな事になるのかというと、治一郎ブランドとして出していると思われるバームクーヘンの切れ端や、味には影響はないものの不具合があって細かくカットされたアウトレット品が100gあたり140円、1パッケージで大体500円くらいの美味しいバームクーヘンが、一家族3パックまで購入できるということて多くの人はバームクーヘンを求めてやってくるのです。

お店は、元あったお店の道をはさんで向かいに新しい建物が建ちました。写真を撮ったのは元店舗があった場所で、今はその場所は全面的に駐車場になっています。私がお店に着いたのは開店からおよそ1時間後でしたが、お店の前の第一駐車場は満車で入れず、元店舗の第二駐車場に余裕を持って入れました。
ただ考えてみると、こうした「移転」→「リニューアルオープン」にともなって駐車場を広げるということは、今後の状況を考えると必要不可決だと思います。というのも、バームクーヘンやアウトレットのパンなどを買って、食事をした後で、帰り道だからと、これも今年の7月にオープンして大人気という牧之原市にできた「そらっと牧ノ原」という道の駅を目指したのですが、結果的に入場すらできませんでした。
道の駅の看板通りに進んで入場しようとしたら、そこにはコーンとバーで入場できないようになっており、そこには警備員の方がいて「満車です」ということでした。それだけ近所や周辺から車で来る人が多いということなのでしょう。しかし、単なるお店とは違う「道の駅」が、車を駐車場内まで入れることも許されない状況が3ヶ月以上続くというのは、単純に駐車場スペースを広く取らないことによる問題ではないかと思います。
国土交通省の道の駅のホームページに、「道の駅とは?」という説明が書いてあるのが、色々な目的がある中で一番初めに書いてあるのは、以下の内容です。
(引用ここから)
長距離ドライブが増え、女性や高齢者のドライバーが増加するなかで、道路交通の円滑な「ながれ」を支えるため、一般道路にも安心して自由に立ち寄れ、利用できる快適な休憩のための「たまり」空間が求められています。
(引用ここまで)
買い物や食事をするための商業施設的な設立目的で道の駅の運営を行なっているケースが今は多いのかも知れませんが、今回の場合運転手は待っていて同乗者がトイレを使用するために駐車場構内に入りたくても入れないような施設が「道の駅」を名乗っていいのか? と個人的には残念に思います。店舗が終了した後にはこうした事はないと思いますが、せめて日中のトイレ使用ぐらいは混雑していても利用できるくらいの駐車場の余裕や、運営上の工夫はあるべきではないでしょうか。
今回は、ヤタローの工場売店の駐車場が広くて利用しやすくなった直後に訪問したから余計にそう思えたのかも知れません。ちなみに、トイレ休憩については道の駅から7kmくらい走ったところにある静岡空港の施設を利用させていただきました。空港の方は駐車場は有料ではあるのですが、最初の60分間無料になっているので、入口のすぐそばに車を停めて、何とか大きな問題にならなくて済みました。
「そらっと牧ノ原」がいつまで混み合うのかはわかりませんが、日中長距離を走ってこの道の駅で休憩をしようと思っている方は、今回の私のように満車で道路上から構内に入れないと言われた場合、さっさと別の場所へ行って(個人的には静岡空港を推奨)ゆっくりする方が良いのではないかと思います。と同時に、情報がテレビ・新聞だけでなくネットで拡散される今の世の中、駐車場はあって困るものではないので、臨時を含めてそれなりの駐車スペースを考えた上で営業を行なって欲しいと思います。