車中泊での心構え」カテゴリーアーカイブ

車中泊をするということは、自分の知らない土地に車を停めて長時間過ごすということもあり、その土地土地の人との関係がうまくいかないと思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあります。ここでは、そうした事も想定しながら車中泊の旅に出掛けられる場合の心構えについて考えていきます。

車内をきれいにするために

車を下取りに出すにあたり、外装だけでなく、内装についてもしっかりと査定されると言うのは皆さんご存知でしょう。荷物を出した際に中も掃除しましたが、それまでどのように車を使っていたかというのはしっかり見られてしまったようでした。

車中泊というと、車で寝るだけではなく、状況によって車内で食事をすることもあります。運転をしながらちょっと食物をつまむこともあり、気が付かないうちにも車内は汚れてしまうことは想像に難くありません。

通常の車であっても人を乗せる時にいやな思いをしてほしくないですから、出来るだけきれいにするということと、以前紹介したようなシートやトレイなどを併用し、できるだけ食べカスが散らばらないようにはしています。それでも、旅の際中でも気が付いた時に車内の掃除をこまめにすることが、後々で取り返しの付かないような失敗を未然に防ぐためにも必要ではないかと思います。

写真の小型ちりとりと箒のセットは100円ショップでも売っていますが、あまり小さいものは避けたほうが無難だと思います。というのも、シートに付いた汚れについてはこうした箒とちりとりではなく、粘着テープの付いたコロコロの方がうまく取れます。シートには他にも髪の毛が付いたりする場合もありますから、こまめにコロコロで掃除するのがいいと思います。

ちりとりと箒が活躍するのは、私の場合は主に足元などの部分です。どうしても砂や砂利などで汚れてしまいますので、下が乾いている時に早めに処理をしてしまようにしています。旅から帰ってきてから掃除機で一気に取ってしまうのもいいですが、私の場合は後でやるのが苦手なので、泥汚れなどの処理以外はその場でできる限りするようにしています。旅先で充電式やシガーソケットから電源を取る電気掃除機を使っている方もいるかも知れませんが、いかんせん軽自動車の積載量を考えると荷物になるので、そういったものの用意はしていません。ダートの駐車場などに駐車した場合、どうしても汚れてしまいますので、出発する際にきれいにして、集めた砂利は(ゴミは除く)その場に返してしまいましょう。

それと、これは基本的な事ですが、車内での食事の後には食事によって出たゴミなどは車内に放ったままでおかない事が大事です。一人で旅をしていると、そういったことに無頓着になりがちですが、私が他人の車でそんな光景を目にした場合、やはり気になります。旅から帰ったら一応の車内チェックはするものの、できるだけ旅の中で車を汚さず、ゴミなどは一箇所にまとめておくことを心がけています。特にご家族で出掛ける際には大変な事もあるでしょうが、汚したらその場で対応することを基本にしたいものです。

天気予報の地域名とは?

週末にかけて、台風が日本を縦断するかの勢いでやってきていますが、そんな天気の時にわざわざ出掛けることはないにしても、旅の行程中に異常気象に巻き込まれる可能性は0ではありません。台風の場合は進路などわかりやすいですが、昨今増えてきたゲリラ豪雨による大雨で車ごと流されたり、最近では竜巻が起こって車が飛ばされたりする惨事も実際に起こっています。こうした悲劇に巻き込まれないために、天気予報や気象警報・注意報などの情報を頭に入れながら進んだり宿泊場所を決めたりする必要があるのですが、常に移動する中でピンポイントの情報をどうやって入手するかが問題です。

以前は、旅先の天気について情報を入手するためにはテレビやラジオしかありませんでした。登山をされる方はNHKの第2放送「気象通報」を聞き、そこから天気図を作って翌日以降の天気を自分で予想されていますが、もしインターネットや携帯電話が繋がる地点にいる場合は、必要な時にインターネット上から天気予報だけでなく全国で出ている気象警報・注意報の情報を調べることができます。

http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/warning.html

こちらのページに、パソコンや携帯電話による気象警報・注意報の表示についての記載があります。出かける前にはリンク上のページで紹介されているページをブックマークして、わからない用語が出てきた時に用意しておくと便利です。ただその場合、現在位置がどこかわからないと、その地点でどんな危険があるのかわからないという本末転倒な結果になってしまいます。ネット上の予報では市町村ごとに情報が出てくるので、カーナビがあれば市町村レベルでの現在位置がわかりますのでそこから調べれば簡単ですが、カーナビがない場合は、道路標識などで常に自分の居所を確認しておくように心がけましょう

しかしながら、本当に情報が必要な山の中の場所ほどネットがつながらなかったりするものです。インターネットや携帯電話が繋がらない場所にいるような場合は、恐らくワンセグのテレビの受信も厳しいでしょうから、ラジオの天気予報が命綱となります。ラジオ放送の場合、定められた時間内に多くの情報を伝えなければならないため、基本的に予報として出している市町村別でなく、複数の市町村をまとめた名称で天気を伝える場合があります。地元の人にとってはそれでもいいのでしょうが、地理に詳しくない旅行者がどの地方が自分の現在位置に属するのかというのは判断すら難しいでしょう。

まったくの行き当たりばったりの旅であってもそうした状況に対応するため、テレビやラジオで出る天気予報上の地方名地域名を知っていると便利です。以下のサイトのようにpdf形式の地図付きで地方名を紹介しているサイトを、出発前に必要な分だけプリントアウトするなどして常備するなどのちょっとした工夫が、深刻な災害から自分と車を救ってくれるかも知れません。ちなみに全部印刷すると58枚ありますが、私は写真のようなクリアファイルに入れて全てプリントアウトしてみました。これは全て打ち出してみて改めてわかったのですが、市町村合併の影響で新しくできた市町村が網羅された見やすい日本地図というのはなかなか手に入らないものです。ニュースなどで市町村の名前だけ出た場合、その土地の人でなければ詳しい位置関係はなかなかわからないので、この地図でしっかりと場所の確認ができるのは便利ですね。これは車中泊の旅とは直接関係ありませんが、思わぬ収穫でした。

http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/saibun/index.html

車を使っての旅は自由気ままとは言うものの、人気のないところへも簡単に行けるということは、何かあった場合はご自身の判断で出現した困難に対処しなければならないという厳しさも併せ持っています。全国の道で携帯電話が繋がるという前提があればそれほどでもないのでしょうが、3社ある携帯電話会社のうちでもエリアに差があり、連絡だけでなく情報が取れなくなることも起こり得るのです。天候に不安を感じた時には、できるだけローカルのラジオ局を受信し、ご自身の位置を把握した上で、気象情報や道路情報などの収集に努め、安全な場所へ速やかに移動するようにしましょう。

車内の目隠しについて

車の中というのは個室ではありますが、きわめて外の社会と近い空間だと言えるでしょう。自分では個室だと思っていても、その一部始終を周辺から見られてしまう可能性もある空間であるわけで、車の中をプライベートな空間にするためにはそれなりの目隠しが必要になります。

私の車には後部の窓にはスモークが張られていますが、夜など中で照明を使えば外からの様子がわかってしまうのは同じです。外から見えなくするためには、物理的な方法が不可欠なわけですが、車種別に作られた専用のカーテンや吸盤の付いた目隠しなど、車中泊用のグッズを開発し、販売しているところから購入すれば手間もかからず仕上がりも美しく、理想のプライベート空間を作ることができるでしょう。特に折りたためる布で作られた目隠しは収納に優れ、他の荷物を圧迫するような事がありません。これは実に羨ましいことです。

かくいう私は、最初はカラーボックス用の薄いカーテン生地を窓の上にマジックテープで4面張っていました。前面はサンシェードで対応し、後方はゴザを延ばして目隠しとしていました。こんな簡単なものでも、車の間近に寄って覗かれでもしない限り、十分目隠しになるのですが、中で着替えたり、女性の方がいらしたりした場合はこれでは全く不十分な目隠しであると言わざるを得ません。

ある程度隙間を空けることによって、以前は自殺と間違われないようにという意図もあったのですが、世の中も車中泊をする人たちが多くなってきており、私が出掛けた先でも全面しっかりと目隠しして車中泊される方も普通になってきているように思います。そういう状況の変化の元、できるだけ安価に、外から見られることのないプライベート空間を作ることにしました。

専用のカーテンを自前で作るのも難しいので、一番安易な方法として、銀マットを窓枠の形に切って使うことにしたのですが、結局のところこれ以上にちゃんとした対応ができる方法がなかったというのが正直なところです。この方法の問題点として、ある程度厚みのある銀マットで作った方が結露を防げるため、収納する際にどうしてもかさばってしまうことです。写真の銀マットは、前後左右4枚分と、プラス小窓の4枚分になるのですが、見ておわかりの通り軽自動車でさえこれだけのボリュームになってしまいます。私の場合、前面と後面は銀マットは使っていなくてこれですので、普通車やミニバンで前後面まで含めて銀マットで覆うとなると、積載部分に相当響くことを覚悟しなければならないでしょう。

そういったニーズに応えるために専用品があると言ってしまえばそれまでですが、もう少し薄めの折り目の付いた銀マットを使い、四隅に穴を開けて吸盤を通して窓ガラスにくっつけるようにするとか、やりようによっては収納性の部分も解決できそうな気もします。いろいろ考えながら工夫するか、安直にお金を出して解決するか、これは各人の車中泊に対する考え方によっても違いが出てくるような気がします。私はどちらかというと前者の傾向があるということもあり、目隠しに関してこれ以上の解決策があるのかどうか、今後も状況に応じて模索していこうと思っています。