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2015年1月 18きっぷの旅 その1 行程の下調べ

 2015年お正月の旅について、早々に帰ってきてしまった関係で、交通費を先払いしたような形の「青春18きっぷ」が余ってしまいました(^^;)。今さら金券ショップに売ろうとしても利用期間終了直前ではあまり意味がないように思います。というわけで、今年最初の連休を使ってJR普通列車の旅を思い付いたのですが、この連休に旅をするには致命的な問題にぶつかりました。

 青春18きっぷは主に学生の休みの期間に使えるように発行されているので、成人の日を移動させてまで作った連休には対応できない場合もあります。通年発売の18きっぷは毎年1月10日までの利用期限があります。2015年の連休はまさに1月10日から3連休となるので、初日に使ったら終了になってしまうのです。

 というわけで、一人で使うことは難しいと思い、家族で暇な人を誘って出掛ける計画に変更しました。といっても思い立った時点ではどこへ行くのかすらも決まっていません。私を含めて2名で出掛けることになったので、日帰りの旅なら1回分を余してしまうことになります。他に行ける人がいたらよかったのですが、急な話でそうもいかないので、ちょっと頭をひねって行きの一人分は別払いにするという方法を思い付きました。

 できるだけ遠くへ行き、現地でそれなりに観光できる時間を確保するため、金曜日の夜に仕事を終えた足で駅に集合し、そこから翌日の列車に乗りやすい所まで移動し、ホテルを取って1泊2日の旅にしてしまおうという魂胆です。私のいる静岡駅からだと、東京でも名古屋でも普通列車では3千円ちょっとの運賃がかかりますが、この分は別に払えば、残りの交通費は18きっぷでまかなえますので、意外と行動範囲は広がります。もっとも、日帰りの旅であっても日常生活のリズムを無視して朝4時前に起き、4~5時台の始発に乗る気力があれば同じ行程が日帰りでも可能になるのですが、さすがにそこまで強要はできないでしょう(^^;)。

 とにかくぎりぎりの日程ではありますが、出掛ける前の下準備はきっちりやっておかないと、旅慣れない人に不評を買う可能性があります。とりあえずはここ数日の天気予報を見ながらだいたいの目的地を決定し、そこで行なったのが、最悪の場合を想定した旅行行程の算出です。18きっぷのルールとして、日付の記入を受けた日の午前0時から有効になり、翌日の午前0時を過ぎて最初に着いた駅まで使うことができます。というわけで、静岡駅に1月10日の23時59分ぎりぎりに到着するような乗り継ぎ時間を調べることをまず行ないました。といっても乗換案内アプリを使って検索すれば簡単にできるので、最終の時間と一本前の時間をメモ用紙に書いておきました。これをやっておくと、どの程度まで目的地および途中にとどまっていられるかが判断でき、早い段階で帰路に着いた場合でも人身事故などで不通区間が出た場合にいつまでにどの駅に着いていれば当日帰りが可能になるかの目安になります。アプリで複数の路線が出た場合はそのルートも記録しておけば、あわてないでルートを変更することができます。実際、人身事故や天候による遅れが出た場合は、その場でアプリによる経路検索を行なうことで、正確な乗り換え時間がわかりますが、事前に調べないで遠い場所にとどまってしまっていると、一本の運休が大きな出費(新幹線振替やホテル代など)を生みますので、できるだけそうならないようにも当日深夜0時直前の到着時刻については調べておくというのがいざという時にあわてないための有効な手段です。

 

 というわけで、これから18きっぷの旅の実例として、1月9日から出掛けた旅の報告を書いていきたいと思っています。状況の変化でどうなるかわからないので(一応目的地は決めてあります)、下準備の段階から徐々に紹介する予定です。他の皆さんの参考になれば幸いです。

河津桜を見に行った先は

 一昨日、私のいる近所でも結構咲いている河津桜を見に出掛けることにしたのですが、出掛けたのは伊豆の河津町ではありませんでした。行きたい気持ちはあったのですが、やはり現場の混雑の状況がどのようなものかわかるので、ちょっと変わった場所で咲いているという情報を聞きつけて出掛けたのが、静岡県西部、御前崎市にある浜岡砂丘に隣接する公園でした。

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 写真ではそれなりに咲いているように見えるとは思いますが、撮影した部分こそそれなりに咲いていたものの、遊歩道に植えてある河津桜は日陰にあるものを中心にまだあまり咲いているとは言えませんでした。

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 ただ、咲いている木の回りにはかなり多くの小さなメジロが来ていて、今回撮影した私の4倍ズームのデジカメでもそれなりにさつえいできるほど、人を怖がっていない感じでした(^^)。また私は姿を見ませんでしたが、別の鳥がくちばしで木の幹を叩いている音が聞こえてきたりして、もっと望遠に特化したデジカメを持っていくべきだったと思いましたね。恐らくここの河津桜は今週くらいには満開になり、さらなる人出もあることでしょう。興味のある方は御前崎市のホームページから河津桜の開花状況を入手してみてください。

 これでそのまま帰っても良かったのですが、浜岡砂丘へ行く途中にその圧倒的な存在感を持って建っているのが中部電力の浜岡原子力発電所です。ここには原子力発電のPRのための浜岡原子力館が併設されているので立ち寄ることにしました。というのも、ニュースで中部電力は浜岡原発の再稼動を急ぐため、津波被害を防ぐための20メートル以上の防潮堤の建設をしていてどんな感じで出来上がっているのか自分の目で見てみたいと思ったのでした。

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 写真の建物が浜岡原子力館で、建物の最上部にかかる橋のような展望台があります。当然ですが原子力発電所の間近で防潮堤を見ることはできませんので、この展望台に登ればどんな感じで工事が行なわれているのかわかると思ったのですね。

 実際に展望台に行ってみたのですが、原子力発電所を含む大パノラマが見られます。しかし大変残念なことに、展望台での写真撮影は中部電力の意向で禁止されていました。というわけで写真でその様子をお見せすることはできないのですが、工事はほぼ完成しているようで、すっぽりと覆われるように原子力発電所および関連施設を守るように囲まれているのがわかりました。これで地震が来ても浜岡の原子炉が守られるならそれにこしたことはありませんが、もし不安に思う方がいるなら、実際にこの地を訪れてご自身の目で確認されるのがいいかと思います。

 ただ、中部電力は相当反対派の動きにナーバスになっているようで、展望台での写真撮影だけでなく展望台や原子力館周辺で騒ぎを起こす恐れがあると思われてしまうと、速攻で排除する感じの注意書きがされていました。全く国の原子力政策に反対する気持ちはなくても、ついテンションが上がって大人が騒いだらさすがに今の時期はまずいでしょうね(^^;)。また反対の意思を持っている方も静かに見学した上で、改めて意見を言うというようなスタンスで訪れるのがいいと思います。

草津温泉 3つの立ち寄り湯がお得に利用できる「ちょいな三湯めぐり手形」

 今回、私のいる静岡県からJRの普通列車のみを使って何とか日帰りできるところで、なかなか行くことのない場所はないか探していてはたと思い付いたのが群馬県の草津温泉でした。新幹線の駅のある高崎駅から草津方面には、作る作ると言われつつ今だにできていない八ッ場ダム建設予定地のある川原湯温泉を通って長野原草津口駅からバスで向かいます。途中、テレビでさんざん見たものすごく高いところを通る橋や、ダムができると吾妻線自体のルート変更があるので、建設中の線路があるところを通りぬけ、長野原草津口駅にたどり着きました。

 当初は手前にある中之条駅からバスが出ている四万温泉にしようか迷ったのですが、四万温泉の方がバスで到着に時間がかかるということもあり、温泉としての見栄えも広大な湯畑を持つ草津の方がいいかなと思って決めました。そうは言っても四万温泉も個人的に大好きな温泉地で、近くには川そのものが温泉になっている尻焼温泉なんてのもありますので、改めて車で訪れる際には周辺の温泉も訪れてみたいと思っています。

 草津温泉は写真の湯畑が有名ですがここに直接は入れません(^^;)。昔から地元の方が常用する公衆浴場がたくさんあり、昔は観光客でも地元の方に最大の敬意を払いながらこじんまりとしたお湯に入れてもらった記憶があるのですが、とにかく温度が高いのが入り慣れない観光客にとっては大変です。熱いからといって水でうすめようものなら、せっかくの温泉の成分を薄めてしまうことになってしまうので、温泉の効能を期待している人にとっては大きな迷惑になります。そこで体に無理をしてでも熱いお湯に浸かったのですが、ちょっと浸かっただけでも体が真っ赤になってしまって大変でした。そんな昔と違ったものとして、湯畑のそばに新しい公衆浴場「御座之湯」がオープンしていましたので、とりあえずそこに入ろうと暖簾をくぐりました。

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 今回入った湯は石敷きの「石之湯」で、日替りで男女の浴槽が入れ替わります。もう一つの浴槽は全体が木で作られた「木之湯」で、冬は床に腰掛けても感触が良さそうなこちらの方が良かったですね(^^;)。中には「湯畑源泉」と「万代源泉」の2つの浴槽があるだけの内湯でしたが、何よりできたばかりで気持ちがいいですし、湯畑から引かれたお湯に入ることができるというのは地味にうれしいものです。湯畑自体も一回りして写真をとりまくってきましたが、これだけでも十分草津の湯を感じることができたような感じがします。

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 草津温泉の立ち寄り湯はここ以外にも「大滝乃湯」「西の河原露天風呂」の3つあり、今回利用したのはここを含め他の2つ(都合3湯)のお湯にも入ることができる手形でした。料金も別々に入場料を払うよりも安い1,300円となっており、さらに言うと手形には期限がありません。つまり、今回は一カ所しか入らなくても次に来た時に入ればいいというわけです。写真のようにハガキの大きさで、切手も貼れるようになっているので、郵便局で風景印を押してもらい、温泉好きの友人のところに送るという技も使えます。最終的に3ヶ所のスタンプが集まると、最後に行った施設で完湯(かんとう)認定証がいただけるのだとか。私が行った時の草津は辺り周辺かなり雪が積もっていて、勢いで露天風呂に行ったら風邪を引いてしまいそうだったので今回は一ヶ所だけで我慢しました。残りの二ヶ所は車で行ってもチェーンが必要ない時期にしようかと思っています。

 実は私が出掛けたその日には、たまたまイベントで夜に温泉街に灯籠を出してライトアップするということだったのでそのまま勢いで停まってしまっても良かったのかも知れませんが、実は今回の旅は18きっぷを使う旅の前哨戦でありまして、その時の勢いで18きっぷの残りの枚数を消費することはできなかったのです。それでも、今まで何回も行っていてわかったつもりになっていた草津の温泉の新しい面も感じることができまして、行って良かったと思える旅でした。そして手形の方はあと2カ所残っているのでまた改めて車で出掛けて今回は味わえなかった草津温泉の別の面も堪能してきたいと思っています。

長野県の新そばまつりを訪ねる その2 長和町の「ダッタンそば収穫祭」

 長野県小海町のそば祭でそばをいただいて買い物をして、それなりに時間は経ったかなと思ったのですが、午前10時半に入って11時には次の場所に向けて出発しました。このまま松本へ行こうかとも思ったのですが、こじんまりとした地元の人たちの手作りイベントが思いのほか心地良かったので、とりあえず佐久から白樺湖方面に向かい国道152号線沿いにある長和町の「緑の花そば館」を目指しました。途中佐久市の道の駅に立ち寄り、長野県独特の食材を物色しながら約1時間で目的の緑の花そば館に到着しました。

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 会場では今年とれた韃靼そばや、その加工食品が置かれてはいたものの、その他のイベントが行なわれている気配がありません。写真のように会場に椅子が出ているもののそこには誰も座っていず、心なしか集まっていた人も少ないようでした。おかしいと思いながらもそのまま会場内を歩き回っていたらその原因がわかりました。何とイベントのスタート時刻は午後1時からで、終了時間も午後3時半という短いもので、イベント開催までまだ30分もあるということだったのでした。事前に開催時間を調べなかった私が悪いのですが、下手をすると午後に会場に到着した時点で用意されたそばが品切れになってしまうイベントも珍しくないのに、まさか午後1時からのスタートとは思ってもみませんでした。

 実はここで、このまま待って韃靼そばを食べようかどうしようか迷っていました。30分といっても一日のうちでいろんなところを回るのは大変なので、ここでのそばは諦めて松本のそば祭りに行くかどうしようかと思ったのでした。松本までの大体の到着時間はカーナビに目的地を入力することで計ることができます。松本城公園の周辺は混雑が予想されるため、無料のシャトルバスが運行する臨時駐車場までたどり着くにもこの通り行くかはわからず、さらにそば祭り会場に向かうシャトルバスの最終出発時間が午後2時ということで、カーナビが予測した松本市の駐車場への到着予想時間が同じく午後2時だということで(^^;)、無理に松本まで行って時間に間に合わなくなるよりもここで30分待つ方を選びました。すでにそばの試食のために多くの人が並び始めていたのでその列に並び、ようやくスタートの午後1時を迎えたのでした。しかし、それですんなりいかないのが地方のイベントの恐ろしさでした(^^;)。

 それまで長野県では栽培してこなかった韃靼そばを本格的に提供するため、地元農家だけでなく町や県、国の協力で今回会場となった「緑の花そば館」が作られ、現在その建物に隣接している更地にレストランを作る計画があるそうです。本当は昨年の段階で今年の収穫祭は新築なったレストランで行なう予定もあったとのことですが、結局完成しないまま現在に至るという事で、来賓からの挨拶でそのようなことを多くの関係者の方々が述べ、かなり長いことお預けを食らってしまったのでした。そうして、私たちが緑色の韃靼そばを食べられたのは1時半になってしまっていました。

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 肝心の韃靼そばですが、色が緑ということだけでなく、独特の苦味は少なくなっているというものの、普通のそばとは若干違う味わいがあります。提供してくれたそばにはミョウガが乗っていて、さらに辛味に差を付けた大根おろしを薬味として入れるようにしてくれていたのですが、肝心のつゆがしょっぱすぎたので、そばの風味を消してしまっていたのが残念でした。また、韃靼そばの実を入れて炊いた炊き込みご飯もいただきましたが、このごはんも薄く緑色に染まり、ごはん自体にも蕎麦の香りがするので、意外とこちらの方は好みでした。試食には韃靼そばを入れて焼いた食パンやクッキー、午後2時からはソフトクリームもあったそうですが、帰りの時間のこともあったのでそちらの方はパスして、炊き込みご飯用のそばの実だけ購入してその場を後にしました。

 収穫祭の開会式で来賓の方も言っていましたが、まだ長和町の韃靼そばは知名度も低いという事で今後、レストランの建設が急務だという事でしたが、何と昨年の収穫祭ではそば自体の提供がなかったという事でしたので、年を重ねるにつれて着実に進歩をしているのではないかと私には思えました。韃靼そば自体は栄養価も高く、将来的には期待できるものであることは間違いないので、現地に行ってそばを食べられるハードの整備とともに来年再来年のこの収穫祭がどう進化していくかというのも注目すべき点だと思います。ただし来年はできれば午前中から開催して、多くの人に有料でかまわないので韃靼そばを提供出来るだけの体制を整えていただければと思いますね。

 結局この日行けたのは2箇所のそば祭りだけでしたが、消化の良いそばとは言え多くの会場をはしごしまくると食べるのがきつくなって本来のそばのおいしさを味わうことができなくなると思いますので、これくらいがいいのかも知れませんね。それと、そばばかり食べているとその反動でご飯物も食べたくなってきますので、これから本格的なシーズンを迎える長野県のそば祭りに行かれる方はある程度場所を絞って行かれることをおすすめします。

長野県の新そばまつりを訪ねる その1 小海町の「きのこ・新そば祭り」

 2013年は10月に入っても真夏のような暑さが続いたこともあり、秋の訪れというのはなかなか感じることが難しいと思われる方も多いのではないでしょうか。それでも、食べもので秋を感じようと、この時期には各地で開催されるイベントを目当てに長野県に行くことが多くなっています。昨日の10月13日には松本市で大規模なそば祭りが三連休の間行なわれるということでとりあえず朝から出掛けてみたのですが、結局松本までたどり着く前に別のイベントを回ったところで力尽きてしまいました(^^;)。松本のような大きなイベントはまた来年に改めようと思いますが、今回2箇所回ったところはどちらもそれなりに面白かったので、来年以降行かれる方の参考になればということで2回に分けて紹介してみようと思います。

 長野県のそば祭りのイベントをまとめたサイトで私が出掛ける日に行なわれているイベントを探してみて、何箇所か候補を上げた中の一つが、小海町の小海町農産物加工直売所で行なわれた「きのこ・新そば祭り」でした。ただ、調べていて気になったのは、参考にしたサイトからのリンクに小海町のホームページがあったものの、観光関係のページを見ても、なぜかこのイベントの掲載がなかったことでした。まあ、それでもちゃんと会場も書いてあるイベント情報だったので、行くだけ行ってやっていなかったら松本方面に直行しようということで会場に向かいました。

 私の住んでいる場所からの最寄りインター、東名静岡インターに乗ったのが午前7時半くらいで、新東名の新清水インターから国道52号線経由で中部横断自動車道の増穂インターから中央道の長坂インターへ。県道を通って国道141号を走り、小海町の会場に着いたのはおよそ3時間後の午前10時半でした。

 会場の直売所はそれほど大きくない施設で、駐車場もそれほど大きくありません。町が大々的にイベントの告知をしないのは、つまりそういうわけだったのかとも思えました。私が入った時は駐車場は満車状態になっていましたが、たまたま一台の車が出るところだったのでそれほど時間がかからずに駐車することができました。

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 施設は小さなスペースの直売所が中心ですが、その前できのこが入った鍋をふるまっていて、無料ですという事だったのでまずはこの鍋をいただきました。だしの味は濃すぎず薄すぎずという感じで調度良かったのですが、直売所でも売っているにんにくのラー油を入れると更に味にインパクトが出ます。会場が小さいということで、それほど人もいなかったので屋外の飲食スペースできのこなべをいただきながら、目的の新そばもいただくことにしました。

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 会場では温かいつゆが入った新そばを一人前300円で販売していて、おみやげのそばは2人前600円(つゆは付きません)で販売されていました。私が注文した際、たまたま一つだけ残っていたそばの量が規定の重量に足りなかったらしく、新しいのができたら追加でお持ちしますと言われ、ちょっと見たら2杯分くらいあるのではないかの量のそばをいただいてしまいました(^^)。おみやげのそばを買って帰ろうとしたら、これもイベントで無料ですということでさらにわたがしまでもらってしまいました。おそば屋さんでいただくような本格的なそばではありませんでしたが、小海町の家庭で作って食べられているおそばのような感じで、十分おいしくいただくことができました。

 少々残念だったのは、このイベントのもう一つの目玉だったきのこについて、私が到着した時にはすでに売れてしまったのか、直売所にはクリタケが少々残っていたのみで、松茸はあったのかどうかすら確認できなかったことです。それでも、毎年一回このような形で観光客にいろんなものを振る舞ってくれるこうしたイベントを行なってくれているということは、本当に頭が下がります。ただ書きました通り、駐車場の数およびスペースは限られているので、軽自動車や普通車なら何とか駐車できるスペースはありますが、大型のキャンピングカーだと駐車は難しいのではないかと思います。駐車場が満車の場合、別のスペースがあるのかというのは事前に主催者の小海町に問い合わせする必要があると思いますが、素朴ながらも行って良かったと思えるイベントでした。

2013年お盆の日帰り旅(5)

 今回の目的地である秩父宮記念公園は東名高速の御殿場インターチェンジを下りてすぐのところにあります。カーナビを頼りにたどり着いたゴールには公園利用者用の駐車場がありましたが、何と普段なら料金がかかる駐車料金も無料でした。無料ということもあって相当混んでいましたが、何とか駐車スペースを見付けて公園に入ります。

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 入場無料の看板の奥の方にあるのはうっそうと茂った木々で、「森のエントランス」と呼ばれています。参道のように植えられていて日陰になっており、御殿場という高所ということもあいまって吹く風も涼しくとても過ごしやすい状況でした。うだるような暑さの平野部とは大違いです。公園には秩父宮記念館があり、周辺には大変よく手入れされたお花畑がありました。

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 また、樹齢120年というしだれ桜の巨木があり、何というか実に贅沢な巨大な庭になっています。その日はあいにくの天候で富士山こそ見えませんでしたが、眺望の良い日は入園料を払ってでもお庭を見に行ってみたい場所だと思いました。

 今回の目的は達成したのですが、御殿場インターのすぐそばには観光の新名所にもなっている御殿場プレミアムアウトレットがあります。そこで、車を移動してプレミアムアウトレットの駐車場に駐車し直してシャトルバスに乗り換えてプレミアムアウトレットを目指しました。

 さすがにお盆の時期の日曜日ということで相当込み合っていましたが、一通りお店を回ったところ、それほどびっくりするような掘り出し物はありませんでした。こういうところに行くとついついその場の雰囲気で何か買ってしまいそうになりますが(^^;)、今回はそうした欲望を抑え、そのまま帰ってきましたが、秩父宮記念公園で自然に親しみ、プレミアムアウトレットで買い物をし、さらに今回は時間の関係で行きませんでしたが、それほど遠くないところにある御殿場市の市営温泉「ごてんば温泉会館」で汗を流してすっきりして帰るというパターンは関東近郊の方でも十分可能な日帰りコースの楽しみ方ではないでしょうか。

 今年のお盆ははからすも、電車と車を使い分けるような形でそれぞれのメリットを生かした旅ができたように思います。こうした旅の記録が他の皆さんの参考になれば幸いです。

2013年お盆の日帰り旅(4)

 前回の旅の報告はそれなりに計画をして出掛けたものでした。車を使わない電車とバスを使った旅なのでスムーズに行程をこなすためには事前の準備が必須であるのですが、逆に全くの思い付きで出掛けられてしまうのが車の旅のいいところです。今回は2013年8月18日(日曜日)に行ってきた日帰り旅について報告することにしましょう。

 その日は朝いつもより遅めの時間に起きたので、全く出掛けることになるとは思っていなかったのですが、たまたまテレビのお昼前のニュースで、御殿場市にある秩父宮記念公園の入園料がその日だけ無料になっていることを知り(静岡県民の日が8月21日なので、その日に近い日曜日を設定したよう)、無料なら家の中にいるよりもいいだろうし、高速道路を使えば御殿場まで1時間ちょっとで行けるということもあり、あたふた仕度をして12時前には出発しました。

 お昼ご飯を食べないで出たため、途中のサービスエリアで何か簡単なものを食べようかと思っていたのですが、そう言えばあまり人が寄らない由比のパーキングエリアに名物の丼があることを思い出しました。以前は本当に休憩のための場所だったのですが、桜えびが名物という土地柄もあって、桜えびを中心とした食事を提供するようになったのです。

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 私が注文したのは写真の「由比丼」です。ご飯の上にキャベツをひき、マヨネーズをかけた上に桜えびのかき揚げをのせ、おまけに釜揚げのしらすをのせてくれています。ボリュームたっぷりで880円という値段は魅力的です。なお、そんなに食べられないという人向けには250円くらいでミニ丼(桜えびやしらす)が用意されていますので、そういったものもおすすめだと思います。

 私が食堂に入ったのは12時30分くらいでしたが、一つとなりの富士川楽座のレストランに行ったら相当混んでいて食べるまでにかなり時間がかかっただろうことを考えると、由比パーキングエリアを選んだのは正解でした。食事によるタイムロスもそれほどかけることなく、改めて御殿場へ向けて出発したのでした。

2013年お盆の日帰り旅(3)

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 国立歴史民俗博物館から無料送迎バスを出していたのは、民間の美術館で「大日本インキ」を創業した一族が集めたコレクションを展示する「DIC川村記念美術館」でした。かなり広大な敷地の中にあり、庭園も美しいところでしたがさすがに真夏の時期に咲いている花は少なく、庭園を楽しみたい場合には春に行くのがいいですね。お客さんの方はこちらの方もそれほど多くなく、駐車場の入りもそこそこでした。今回の旅行のプランを考えた時、東京上野周辺の博物館や美術館を回ろうかとも思ったのですが、もし東京へ行っていたら、展示物を見るだけで疲れるほど多くの人が押し寄せる中行かなければらならなかったでしょう。その点では同じ関東地方とは言っても都心から時間がかかる佐倉を選んで正解でした。

 ここの美術館のコレクションは洋画はモネ・ルノワール・ピカソ・レンブラント・シャガールなど、日本画も長谷川等伯・橋本関雪・尾形光琳・鏑木清方らの有名どころをしっかりおさえていますが(時期によっては展示されていない場合もあります)、全体的にはむしろ現代美術のコレクションが充実しています。マーク・ロスコの壁画7点が飾られた部屋「ロスコ・ルーム」には学芸員の他に警備員が常駐し、多少重苦しい雰囲気ではありますが、作品の持つ力というものを十分感じる事ができたような気がします。お盆というのに訪れる人も少なく、しばらくロスコ・ルームを私一だけで鑑賞できたのにも理由があるのかも知れませんが、普段の生活の中ではなかなかできない体験をさせていただきました。

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 ゆっくりと見ていたものの、だいたい1時間弱で見終ったので、送迎バスの便にはちょうど間に合いました。美術館を出たのはだいたい午後3時前といった感じでしたが、そこで改めて駐車場の様子を見たところ、写真のようにかなり空いていました(^^;)。庭園を見たり併設のレストランを利用する場合には少々滞在時間を伸ばさなければいけませんが、こちらの方も送迎バスに乗れなければどうしようもないほどの田んぼの中にあるので、高速道路の混まない日と時間を狙って佐倉周辺を車中泊で回る中、ルートに入れるのも面白いでしょう。私が出掛けた真夏ではなく、紅葉や花がきれいな季節に行くのがよさそうですね。

 帰りは東京駅で時間が空いてしまったため、改札を出ないで「エキナカ」のお店で夕食用の弁当を買いましたが、とにかく人の波にあてられて疲れてしまいました(^^;)。それまでほとんどゆったりと過ごしてきたため、あえて美術館周辺を散策しながら時間を使った方が結果的には良かったようです。帰りの東海道線は東京発沼津行という長い区間を走る列車に乗ったので、本当にゆったりと移動できました。最後の沼津~静岡間だけは普通列車の普通席で移動しましたが、これが約1時間であわただしく移動したのはここだけという今回の日帰り旅でした。ちなみに、車を駅周辺に駐車しておいたので、自宅までも楽に帰ってくることができました。

 今回のプランは車ではどこへ行っても渋滞に巻き込まれるだろうという事で車は自宅から駅への往復にしか使いませんでしたが、もし渋滞が起こらない時間帯に走ることができるなら、現地で好きなように時間を過ごせる車の旅の魅力も捨て切れません。そういう意味では、車の旅の良さも悪さも感じる事のできた旅でした。この旅の経験を生かして次回の車中泊の旅にもつなげていこうかなと思っています。

2013年お盆の日帰り旅(2)

 JRの佐倉駅はそれほど大きな駅ではありませんでしたが、その分出口が2つしかないので、乗り換えがわかりやすいのが有り難かったです。最初に訪れる予定にしたのは、国立では唯一の歴史博物館、「国立歴史民俗博物館」でした。地元のバス会社が直行便を運行していて、料金は160円と私の住んでいる場所のバス会社よりも初乗り運賃が安いのが嬉しかったです(^^;)。

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 博物館は佐倉城址公園に隣接するところに建てられているそうで、縄文時代から1970年代までの日本の移り変わりを6つの展示室を使って説明しています。展示品は複製品が多く、一部の本物をのぞいては写真撮影はフリーなのですが、一部はフラッシュ禁止なので、展示物を撮影したいと思う場合は最初からフラッシュ発光禁止にしておいた方がいいでしょう。本物が飾られていない博物館に何の意味があるのかと思われる方もいるかも知れませんが、訪れていた人たちを見るとその多くが小学生ぐらいまでの子供を連れた親子連れであり、割と自由に見て回れる環境を作っているのはいいことだと思います。また、日本の文化民俗についての展示も充実しているので、海外から訪れる方を連れていくにもいい場所だと思います。ただ、お盆の最中だというのに、ぜんぜん混んでいなかったというのは、首都圏から快速で約1時間という場所にあるからとしか思えず、何かもったいない気がしましたね。個人的には歴史的な展示よりも、デパートのおせち売り場が再現されていたコーナーや、全国各地のお土産紹介の観光コーナーを見て、国がこんなものまで収集しているのかとびっくりしました(写真は炭鉱の歴史と銘菓を組み合わせた展示です)。将来的には現代の風俗を展示するためには、今巷に溢れているものも収集しなければ展示もできないわけで、国が少し昔の何を集めて展示しているかを見るのはかなり興味深いところです。また機会があれば、今度は車を使った車中泊の旅で、じっくり時間を取って見に行こうかなと思います。

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 博物館にはだいたい1時間半くらいいたのですが、それでもまだ見足りないくらいでした。館内には古代米を使ったカレーやハヤシライスを食べさせてくれるレストランもあるので、そちらにも時間があったら行ってみたいところでした。今回はもう一つの目的地である美術館に送迎してくれる無料バスに間に合わすために早めに博物館を出てしまったのは後から考えると残念でした。やはりというか外は暑かったですが、恐らくその時だけ夏らしい暑さを感じたというところでした。移動中はとにかく冷房の効いた中でのんびりしていましたから、そういう所は楽で良かったですね。

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 2013年の旧盆のカレンダーは平日だったので、人によっては長期の休みを取る事は難しかったのかも知れませんが、さすがに8月の半ばはどこの観光地も混雑します。目的地が混雑するのは仕方がないにしても、目的地に至るまでの道路は軒並み渋滞となれば、行動範囲を狭くして近場にするか、交通手段を変えるかということになろうかと思います。今回は別の用事で車を使って行くのが難しいところに行かなくてはならなくなったので、5日分JRの普通列車が乗り放題の切符「青春18きっぷ」を使って出掛ける事にしました。

 ただ、普通列車というのは普通の人なら長く乗っているとそれだけで体力を消耗するような大変さがあります。今回の旅はそうした体への影響を極力減らすために以前の旅でも使っていた普通列車のグリーン券を追加購入してほとんどの行程でグリーン車を利用することにしました。これは関東近郊の旅をする場合のみ使える技です。

 具体的に今回の経路を説明すると、静岡を午前7時に出発する特急型車両「ホームライナー」に乗って沼津まで行き(乗車整理券310円が必要)、沼津から熱海までは普通に移動するものの、熱海から東京行きの東海道本線には普通列車のグリーン車が連結されているので、さらに別料金を払ってグリーン車に乗ります。その際、片道で途中改札を出なければ複数の列車のグリーン車を乗り継ぐことができるので、静岡から出発した場合は最大で「沼津から高崎・宇都宮・成田空港」というような所までも平日950円、週末750円の追加料金でグリーン車を利用できます。今回使ったのは成田方面で、目的地は「佐倉」を設定しました。というのも、ここならお盆でも東京都内ほど混んでいないだろうということと(^^;)、以前から行ってみたかった博物館・美術館があったという事があります。

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 グリーン車はかなりゆったりしていて、移動中に十分食事のできるスペースがあるので途中に駅弁を買えば、移動時間をそのまま食事時間として活用できます。東海道線を品川で乗り換え、成田空港行きの快速「エアポート成田」に乗り換える際の7分間で写真の崎陽軒の「シウマイ弁当」(750円)を購入しました。品川から佐倉までは約1時間で、昼食の時間としては早かったのですが、列車移動していない時は極力鑑賞時間にあてたかったので、早めの昼食というのは結果的に良かったです。弁当にはお茶が欲しくなりますが、この点については日帰りの旅ということで、水筒にお湯を詰め、紙パックに煎茶を入れたものを使って自宅で飲んでいるものと同じクオリティのお茶をいただきました。そうして食事を終えた頃にはもう目的地の佐倉に着いてしまったという印象でした。