長野県の新そばまつりを訪ねる その1 小海町の「きのこ・新そば祭り」

 2013年は10月に入っても真夏のような暑さが続いたこともあり、秋の訪れというのはなかなか感じることが難しいと思われる方も多いのではないでしょうか。それでも、食べもので秋を感じようと、この時期には各地で開催されるイベントを目当てに長野県に行くことが多くなっています。昨日の10月13日には松本市で大規模なそば祭りが三連休の間行なわれるということでとりあえず朝から出掛けてみたのですが、結局松本までたどり着く前に別のイベントを回ったところで力尽きてしまいました(^^;)。松本のような大きなイベントはまた来年に改めようと思いますが、今回2箇所回ったところはどちらもそれなりに面白かったので、来年以降行かれる方の参考になればということで2回に分けて紹介してみようと思います。

 長野県のそば祭りのイベントをまとめたサイトで私が出掛ける日に行なわれているイベントを探してみて、何箇所か候補を上げた中の一つが、小海町の小海町農産物加工直売所で行なわれた「きのこ・新そば祭り」でした。ただ、調べていて気になったのは、参考にしたサイトからのリンクに小海町のホームページがあったものの、観光関係のページを見ても、なぜかこのイベントの掲載がなかったことでした。まあ、それでもちゃんと会場も書いてあるイベント情報だったので、行くだけ行ってやっていなかったら松本方面に直行しようということで会場に向かいました。

 私の住んでいる場所からの最寄りインター、東名静岡インターに乗ったのが午前7時半くらいで、新東名の新清水インターから国道52号線経由で中部横断自動車道の増穂インターから中央道の長坂インターへ。県道を通って国道141号を走り、小海町の会場に着いたのはおよそ3時間後の午前10時半でした。

 会場の直売所はそれほど大きくない施設で、駐車場もそれほど大きくありません。町が大々的にイベントの告知をしないのは、つまりそういうわけだったのかとも思えました。私が入った時は駐車場は満車状態になっていましたが、たまたま一台の車が出るところだったのでそれほど時間がかからずに駐車することができました。

R0010610_2

 施設は小さなスペースの直売所が中心ですが、その前できのこが入った鍋をふるまっていて、無料ですという事だったのでまずはこの鍋をいただきました。だしの味は濃すぎず薄すぎずという感じで調度良かったのですが、直売所でも売っているにんにくのラー油を入れると更に味にインパクトが出ます。会場が小さいということで、それほど人もいなかったので屋外の飲食スペースできのこなべをいただきながら、目的の新そばもいただくことにしました。

R0010615

 会場では温かいつゆが入った新そばを一人前300円で販売していて、おみやげのそばは2人前600円(つゆは付きません)で販売されていました。私が注文した際、たまたま一つだけ残っていたそばの量が規定の重量に足りなかったらしく、新しいのができたら追加でお持ちしますと言われ、ちょっと見たら2杯分くらいあるのではないかの量のそばをいただいてしまいました(^^)。おみやげのそばを買って帰ろうとしたら、これもイベントで無料ですということでさらにわたがしまでもらってしまいました。おそば屋さんでいただくような本格的なそばではありませんでしたが、小海町の家庭で作って食べられているおそばのような感じで、十分おいしくいただくことができました。

 少々残念だったのは、このイベントのもう一つの目玉だったきのこについて、私が到着した時にはすでに売れてしまったのか、直売所にはクリタケが少々残っていたのみで、松茸はあったのかどうかすら確認できなかったことです。それでも、毎年一回このような形で観光客にいろんなものを振る舞ってくれるこうしたイベントを行なってくれているということは、本当に頭が下がります。ただ書きました通り、駐車場の数およびスペースは限られているので、軽自動車や普通車なら何とか駐車できるスペースはありますが、大型のキャンピングカーだと駐車は難しいのではないかと思います。駐車場が満車の場合、別のスペースがあるのかというのは事前に主催者の小海町に問い合わせする必要があると思いますが、素朴ながらも行って良かったと思えるイベントでした。


スポンサーリンク

コメントを残す