2013年お盆の日帰り旅(2)

 JRの佐倉駅はそれほど大きな駅ではありませんでしたが、その分出口が2つしかないので、乗り換えがわかりやすいのが有り難かったです。最初に訪れる予定にしたのは、国立では唯一の歴史博物館、「国立歴史民俗博物館」でした。地元のバス会社が直行便を運行していて、料金は160円と私の住んでいる場所のバス会社よりも初乗り運賃が安いのが嬉しかったです(^^;)。

R0010464

 博物館は佐倉城址公園に隣接するところに建てられているそうで、縄文時代から1970年代までの日本の移り変わりを6つの展示室を使って説明しています。展示品は複製品が多く、一部の本物をのぞいては写真撮影はフリーなのですが、一部はフラッシュ禁止なので、展示物を撮影したいと思う場合は最初からフラッシュ発光禁止にしておいた方がいいでしょう。本物が飾られていない博物館に何の意味があるのかと思われる方もいるかも知れませんが、訪れていた人たちを見るとその多くが小学生ぐらいまでの子供を連れた親子連れであり、割と自由に見て回れる環境を作っているのはいいことだと思います。また、日本の文化民俗についての展示も充実しているので、海外から訪れる方を連れていくにもいい場所だと思います。ただ、お盆の最中だというのに、ぜんぜん混んでいなかったというのは、首都圏から快速で約1時間という場所にあるからとしか思えず、何かもったいない気がしましたね。個人的には歴史的な展示よりも、デパートのおせち売り場が再現されていたコーナーや、全国各地のお土産紹介の観光コーナーを見て、国がこんなものまで収集しているのかとびっくりしました(写真は炭鉱の歴史と銘菓を組み合わせた展示です)。将来的には現代の風俗を展示するためには、今巷に溢れているものも収集しなければ展示もできないわけで、国が少し昔の何を集めて展示しているかを見るのはかなり興味深いところです。また機会があれば、今度は車を使った車中泊の旅で、じっくり時間を取って見に行こうかなと思います。

R0010502

 博物館にはだいたい1時間半くらいいたのですが、それでもまだ見足りないくらいでした。館内には古代米を使ったカレーやハヤシライスを食べさせてくれるレストランもあるので、そちらにも時間があったら行ってみたいところでした。今回はもう一つの目的地である美術館に送迎してくれる無料バスに間に合わすために早めに博物館を出てしまったのは後から考えると残念でした。やはりというか外は暑かったですが、恐らくその時だけ夏らしい暑さを感じたというところでした。移動中はとにかく冷房の効いた中でのんびりしていましたから、そういう所は楽で良かったですね。


スポンサーリンク

コメントを残す