ネットニュースのサイトをウロウロしていたら、Googleのスマホの中でも現在の最新モデルであるPixel9(具体的なモデル名は確認できませんでしたが)のスペインのユーザーが本体を充電したところ発火したというニュースが入ってきました。
記事はこうした事故について「当該端末は保証対象外」というコメントを出したそうで、その方からの記事になっていました。ニュースで書かれている以上のことはこちらではわかりませんが、ユーザーはAmazon経由で新品を購入し、発火を受けてまずAmazonに連絡したところ、生産物責任でメーカーの方に連絡をするように勧められ、そのままGoogleに連絡したものの、Googleはメーカー側の責任を認めていないということのようです。これだけだとメーカー側・ユーザー側のどちらに責任があるかはわかりませんが、最近はリチウムイオン電池の発火ということについて、社会がナーバスになっていることはわかるニュースではありました。
こうしたことは、車に乗っていてもよくある話で、車に乗っていて何らかのトラブルが起きた場合、リコールが出ている不具合であれば無料で修理してくれるものの、届出がない不具合についてはしっかり修理料金を請求されます。しかし、同じようなトラブルが全国で出て、それがメーカーの責任としてリコールの届出がされた場合には、全く同じトラブルが出ても全ては無償修理になるのです。
ですから、車で大幅なモデルチェンジがあった場合には、その評価が落ち着くまで買わない方が良いのでは? という人たちはそれなりにいます。今まではスマホについてそこまでの事は考えなかったのですが、GoogleのPixelシリーズというのはOSのアップグレードの保証が長期にわたってあることもあり、中古品が良い状態であるなら購入候補として考えることもあるので、あくまで最新でないモデルの内蔵電池がどのような評価を受け、アフターサービスをどうするのかという事も気がかりです。
最初に出したケースとの違いがあるかどうかはわかりませんが、Googleは、先に「Pixel 7a」について電池交換のサービスを行なっていましたが、今月(2025年7月)になってさらに一部の「Pixel 6a」に対して「バッテリーパフォーマンスプログラム」を発表し、対象のPixelのバッテリー交換のサービスを始めています。今後は、そうしたメーカーの発表を早めに把握した上で、果たしてどの機種が良さそうなのかという判断ができるようにしたいですね。
来月にはPixelの新型であるPixel 10が発表されるようですが、ここまで過去のバッテリーについてトラブルが出ているので、機能だけでなく内蔵バッテリーの安全性についてもきちんと発表して欲しいです。なお、中古スマホを販売する方にお願いしたいのは、すでにリコールが出ている本体について対応済かどうかの情報は購入時にわかるようにしていただきたいと思います。