ここに来て、改めて犯罪と思われる詐欺電話の新しい手口が報道されています。今までは、明らかに普通の状態ではかかって来ない海外からの発信であることがわかる「+」から始まる国番号が表示された電話番号でかかってきていたのが、最近は発信元が国外からであっても(?)、電話番号を偽装して最後の番号が「0110」で終わる警察署を装った着信での詐欺電話があるようです。
そうなって来ると、後で自分のスマホに表示された番号を調べてもそれが本当にその番号のところからなのか、はたまた巧みに偽装された詐欺犯からの電話であるのかにわかには判別がつかなくなり、もはやそうした電話に出ていいのか悪いのか、全くわからなくなっているような方もいるかと思います。
たまたまそんな時、ハガキによるガス点検のお願いというお知らせが自宅にやってきました。恐らく、昨今の状況においていきなり電話でそうした案内をすると、全く連絡が付かないから電話でなくハガキで来るのか? それとも元々こうした案内は郵便で来るのかわかりませんが、とにかくそうしたハガキが来ました。
そのハガキには、ガス会社から電話連絡をして訪問日を決めるやり方とは別に、こちらがガス会社のホームページにアクセスし、Web上から訪問日の打ち合わせができるように選べるようにはなっていました。ただ、こちらから一方的に日時をWebから指定したとしても、何回かメールを通してのやり取りは出てきてしまうので、こちらとしては電話をもらう方が都合が良いのですが、果たして電話が来てもちゃんと取ることはできるのかという問題はあるわけです。
今回は、そうした対策としてハガキに書いてあるガス会社の電話番号(市外局番から始まるもの)をスマホの電話帳に登録することにしました。恐らく、電話は代表番号からかかってくることが予想されるので、スマホの画面を見て登録していたガス会社の名前が出たらそのまま出て、話の流れが無料のガス点検の話(これは本当にガス会社からのもの)であれば、こちらの都合を伝えつつ訪問日を決めることができると思います。
もし、話の流れがLINEのアドレスを聞いてきて、続きはLINEでなんてような話になったり、無料でなく料金がかかるなんていう話になったら、これは自分の中では詐欺確定になりますが、恐らく詐欺集団は正式な手続きで送られてきたガス会社からのハガキまでチェックした上で自分の電話を狙うような事はしないと思いますので、今回の対策はガス会社の電話番号を電話帳に登録して終了ということになります。
もし今後、知らない市外局番から電話がかかってきて、知らない番号でこちらから電話に出ることをせずに改めてその番号を調べたら役所とかライフラインに関する企業からだった場合はいったんこちらから掛ける時には不在着信になった時間を申し述べると、どんな用件でかかってきたのか先方で調べてくれると思いますので、そうして相手の素性がわかった場合には、その代表番号を電話帳に登録し、再度同じような内容の問い合わせが電話で来た場合にスムーズに電話を受けることができるようにすることはできるでしょう。
もし、自分のいる地域でない場所の警察署からいきなり電話がかかってきた場合、私なら電話を取らずにまずはその番号がどこからのものなのか調べ、それがどの警察署からかわかった場合には、電話ではなくホームページ上の問い合わせ窓口(私の住んでいる場所では各警察署ではなく県警の相談窓口)のメールフォームから連絡できるようになっているので、緊急性がなければそちらの方から連絡を入れた方が良いかなと思っています。