昨日、テレビの夕方のニュースを見ていたら、自宅に帰ることのできない人にインタビューしていました。その方々は恐らくテレビ局が恣意的に選んで放送されているとは思うのですが、それにしても数日前からきちんと情報を収集していればもっと早く予定を変更することもできたのではないかと思いながらニュースを見ていました。
今の世の中は、何かが起こってから対処するのではなく、天気予報である程度の天候の変化が予測される場合には、鉄道の「計画運休」や道路(高速道路)の「予定通行止め」という措置が行なわれるようになってきました。台風や昨日の首都圏に大雪が降るということがわかっている場合、予報と実際の天気の状況を見ながら、列車が途中で運休になって途方に暮れたり、自動車の渋滞や立地往生で全く動かなくなってしまい、車の中で雪隠詰めになってしまうような事のないように、先に先に考えて交通規制が行なわれます。
昨日の道路の予定通行止めについては一昨日あたりから首都圏に大雪が降ることへの注意喚起とともに、昨日の夕方くらいから具体的な場所(高速道路や国道)を示しながら通行止めになるということをテレビでは繰り返し報道していました。
もちろん、テレビがなくてもインターネットでも同じニュースは発信されているのですが、私などはニュースの時間を目処にテレビを付けて、今後のお出掛け計画がある時にはリアルタイムでの状況を考えながらその後の行動について、先んじての手を打つようなことはすると思います。
最初に書いた、テレビのインタビューを受けていた人たちは、昨日の夕方に雪が降ることを知らないで遊びに出たり、高速バスで遠方の自宅に帰ろうとした人がほとんどで、このように出掛けるのにほとんどお出掛け先や途中のところでトラブルになってしまう可能性があるという情報があるのに、それを見ないで動いてしまう傾向にあるように思えました。
私だったら決して取らない行動なのですが、もし「テレビがオワコン化」しているという理由でテレビを見ない人でも、ネット配信の天気予報(ウェザーニュースなど)やニュース(Abemaなど)があるわけですから、そうしたところから情報を意識的に取っていくような事をしないと、出掛けた先でどうにもならなくなって困ることになります。
最近、大手通販祭とのセールで、チューナーのないスマートテレビがかなり安く売っていて、インターネットからだけの情報収集なら安く上がるのにとちょっと思ったりもしたのですが、停電で光回線が使えなくなっても、ポータブル電源を使えばいざという時には地上波だけでなくBS放送を見ることはできるというメリットは大きいと思います。単に報道の内容が気に入らないから見ないということではなく、いざという時には見られる状況にはしておいて、世の中が今どうなっているかネットで何か不穏な感じのするニュースがあったらそれをテレビで確かめるというような、複数の情報を収集できるような形にしておいた方が良いのではないかと今回は思いました。
昨日の道路における予定通行止めは、決まった時間に行なわれるものではなく、実際の天候を見て実施時間が決まったような事もあったので、予定されていた午後3時くらいから情報収集を始め、一時間後くらいから高速道路が通行止めになったのを見ていました。高速バスは予定通行止めのニュースが出た時点で、こちらからバス会社に連絡して運休になった場合のキャンセル料金などを確認した上で、別の交通機関に振替えるような積極的な行動をした方が安心できます。
ただ、外に出ているとさすがにテレビは見られないので、その場合はラジオ(インターネット経由で同時配信が利用可)やライブの動画ニュースなどを活用してリアルタイムでの状況把握ができるようにもしておきたいものですね。
私の場合は、テレビはまず見ませんが、ラジオでの情報収集は基本、勤務日には欠かしません。目覚ましをタイマーラジオ(乾電池駆動)でもう20年以上やっているので、特に出勤前は天気予報には注意ですね。ラジオで飛び込んできた情報を、気象庁ウェブサイトで確認とか、「今後の雨」は現在から15時間後まで指定エリアの降雨状況を予測してくれるのでありがたいです。
クルマには、VICS連動のカーナビが登載ですが、ここ最近、「緊急情報を受信しました」の音声と共に、「大阪ー名古屋高速通行止め」とか「東京ー静岡高速通行止め」など、赤地に白文字で地図を覆い隠して表示され、高速乗り予定のなかった私には違和感ありまくりでしたが、エントリーにあるような若者がいては、そりゃ「押し出し型警告」も必要だわな、と妙に納得させられました。
のらくろさん コメントありがとうございました。
生まれて物心付いてからスマホとインターネットがあるのが当り前という人の場合、普段のようにインターネットが使えなくなった場合にどうするのか? というような危機意識が少ないだろうと思います。ですから、インターネット以前の技術を使って、多少不便ではありますが、自分の手元に情報を入れていくためにはどうすれば良いのかということも頭の片隅に入れておいて欲しいと思いますね。ラジオ好きの自分としては、自分なりのノウハウを今後も書いていきたいと思っています。