2025年にドコモが値上げに入ってきたのでますます必要になる「自分で調べ行動する」必要性

NTTdocomoの今年(2025年)のニュースは、ユーザーにとってはあまり嬉しくない値上げの話から始まりました。光回線が使えなくても、携帯電話回線を使って自宅でインターネットを十分に利用できるホームルーター、home5Gの料金が値上がりすることが発表されました。具体的には月4,950円が2025年7月1日から月5,280円と月330円の値上がりになります。

このニュースは先日出たのですが、これはモバイル通信の値上げもドコモは考えているのか? という憶測が一部で語られていましたが、それは推測通りだったことが明らかになりました。かつてOCNモバイルONEで格安なSIMカードを提供していたNTTコミュニケーションズがNTTdocomoが一括してMVNOサービスを行なうことに変わったため、それまで提供していた格安料金を引き維ぐ形で登場したのがirumoでした。

最安の契約の場合、データ容量は500MBと少ないものの月額550円で電話・SMSが使える回線をショップでも契約できるということで、さらに通話プラン(5分・かけ放題)も選べるので、今までガラケーを使っていて通話にしか使わないものの、決済手続きはスマホで行ないたいような高齢の方がスマホに移行するのに適した契約だったと思います。

ドコモは、そのようにして出していたirumoおよびeximoの新規契約をhome5Gよりも早く2025年6月4日で終了し、新しく「ドコモmini」というプランを始めることを発表しました。

このドコモminiも過去のドコモプランと同じように、「料金をdカードで払う」「ドコモでんきを同時契約する」「ドコモの光回線かhome5Gを同時契約する」ことで安くはなるものの、月4Gで880円、月10GBでも1,980円にとどまり、何の割引オプションも付けない場合には月4Gで2,750円、月10GBだと3,850円と、様々なサービスもドコモにしないとかなりの高額で契約をするようになってしまうといういつもの大手キャリアのパターンに戻るという結末になってしまいました。

他のキャリアでも、それまでは自分でも加入し、他人にも大いに勧めていたauのサブブランドUQモバイルも様々な割引プランに加入しないと割高になってしまうだけなので、早々におさらばして今に至ります。

はっきり言って大手キャリアのこうした流れは止めようがないので、囲い込みがなく、止めたい時には何時でも止められる格安回線が欲しい場合は、人に任せずに自分で調べて契約する必要があります。もはやお店のスタッフに手とり足とり教えてもらえるような契約を維持するためには、それ相応のコストがかかり、その金額は今後を考えても徐々に上がっていくことは普通に考えられることです。

そんな中で生活費を防衛し、通信費のコストを抑えるためには、ネットに関する知識および最新のニュースを更新するスキルが必要になってきます。このブログがそうした助けになれば良いと思いますが、さすがに個人の契約まではサポートできないので、今回の事でドコモ回線でとにかく安く回線を維持したいと思った方は、ネットで「合理的シンプル290プラン」と検索してみましょう。

カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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2025年にドコモが値上げに入ってきたのでますます必要になる「自分で調べ行動する」必要性」への2件のフィードバック

  1. ケータイオタク

    自宅と別荘と固定光回線の代わりに楽天モバイルを利用しようと思っていたのですが、自宅はいいのですが別荘が楽天モバイルのローミングエリアでau自体の電波状況も良くなくeximoに乗り換える手続き中で月末に切り替える予定でした。
    ドコモの新プラン発表のニュースに気が付き見たところ値上げであり、しかし同時にこれはショップ切り捨てにつながるのではないかと思いました。
    eximoとirumoは受付中止になる一方ahamoは継続される。個人相手はオンラインに移行させたいのでしょう。高齢のライトユーザーは収益にマイナスなので切り捨てる方向を示していると思います。時代は社会生活を送るにはスマホが欠かせない状況にあるのにその現実から目を背けわからない、機械に弱いと甘えてきた高齢者に厳しい現実を直視せざるを得ない状況に追い込んできたと思います。
    各種割引で分かりにくいと言うのはまだ理解出来ますが、選択肢が多いとどれを選べばいいかわからないと自分で考えないで甘えていたユーザーには当たり前ですが、厳しい時代になると思います。
    キャリアでもオンラインではPOVO2.0やLINEMOのような負担の軽いプランも用意されています。
    ネットでも調べようともしない。ただ高いと言って文句を言う。教えようとしても聞く耳をもたない。
    ただMVNOでも店頭の扱いがある、イオンモバイル、ビックSIMなどもない事は無いですね。楽天モバイルもドコモからユーザーを奪うチャンスだと考えると思います。
    今回のドコモの新プラン自体はユーザー減少につながるとは思いますし、単価増はユーザー減少を補う事はなく収益減をもたらすと思います。オンラインプランの充実が求められますね。
    海外旅行を趣味とする人間としてはMAXの国際ローミングは魅力あるのですが、その為にプラン変更する気にはなれません。ahamoでの対象国拡大を願っています。楽天モバイルが地道に対象国を増やし90か国とほぼ互角になってきているうえに機内ローミングにも対応とサービス充実させています。

  2. てら 投稿作成者

    ケータイオタクさん コメントありがとうございます。

    ドコモが事務を行なう人件費を減らすため、費用はかかっても身入りの悪いプランを無くすという方向性は一般企業として間違ってはいないと思いますが、今のドコモには自分ではなかなかスマホの走査ができない人を助けるような余裕すらなくなってしまったというのはちょっと悲しいです。

    本文では触れませんでしたが、今までセルラーモデルのアップルウォッチを安く使いたいという人たちに、ワンナンバーサービスの550円と合わせて月額1,100円から利用できていたirumoが使えなくなって難儀する方もいることでしょう。MVNOではなく大手キャリアのサブブランドが月額の安いプランを出すことで、持ち出し忘れのないアップルウォッチをスマホ代わりに安い月額で使おうという人の受け皿になっていたのに、それもできなくなってしまいます。

    もし今後、オンライン専用のahamoをドコモが値上げするような事があれば、ahamoに合わせてプランを作ってきた他社(特に大手キャリア)のプランも上がるような事も考えられます。そんな事も考えつつ、どうやって皆がスマホを使いこなせるような社会にするかを偉い人が考えてくれればと思います。

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