モバイル回線の長期契約のメリットを作ったIIJmioの「mio長特」について

今までそこまで使ってはきていなかったものの、モバイルパソコンとして購入したレッツノートにあったSIMスロットに入れたところノートパソコン単体でネット利用ができてしまったため、来年から本格的に使おうと思っているIIJmioからメールが来ました。私の契約は契約してから1年未満の若い回線なのですが、メールでは2025年1月23日からスタートするというIIJmioの長期利用特典「mio長特」についての案内でした。

この特典は、三つの契約期間で内容の充実度が変わっています。最初に特典を取得できるのは契約から13ヶ月を過ぎたところからで、最大の特典を受けられるのは契約から3年少しの37ヶ月以上になっています。具体的には、以下のようになります。

・契約13~24ヶ月 (1)
・契約25~36ヶ月 (2)
・契約37ヶ月~ (3)

特典の一つ目は、一年ごとに一年間いつでも1GB単位で行なえる高速クーポンをプレゼントしてくれるということです。(1)の期間だと年間3GB、(2)では4GB、(3)だと年間5GBが通常の高速クーポンとは別にチャージして使えるようになるわけです。恐らく動画などを見れば最大の5GBでもすぐに使えると思うので、たまたま月々の高速クーポンを使い切ってしまった場合の保険としては使えるのではないでしょうか。特に私のように月2GBとか5GBくらいの少ないプランを使っている人にとっては有難いのではないでしょうか。

次に、私はこれが一番のメリットだと思うのですが、先日私が楽天モバイルのeSIMを物理SIMに戻したのですが、その際手数料をしっかり取られ、それが3,300円と安くない金額でした。特典の二つ目は、SIM交換(eSIMへの交換・キャリア変更・SIM機能変更)やSIMの再発行にかかる手数料が年一回0円になるということです。私のようにSIM交換はしなくても、SIMの具合が悪くなり通信不可になったため交換が必要になることもあるかも知れず、また新しいサービスを使うためにSIMの交換が必要になる場合も出てくるかと思うので、年一回のこうした手数料がかからないというのは、いざという時にかける保険のようなもので、個人的には高印象な特典です。

最後に、回線を追加する場合の契約事務手数料が(1)だと通常価格3,300円から1,100円引、(2)では半額、(3)だと無料になるとのことです。これは、家族割などでお得に使いたい時にはありがたいですが、これは回線の契約状況によってお得感に違いが出てきそうです。

ただ、この特典はただ期間が過ぎれば使えるというものではなく、一つ利用者側での手続きが必要になります。それが、IIJmioから来る案内メールを受け取れるようにすることで、契約者ページから「ご案内メールの設定と解除」で「ON(受け取る)」を選ぶだけです。これを忘れてしまうと、この特典の事を知っていて使うつもりでいても、特典が付与されないということになってしまいます。

まあ、この手続きはそう難しいものではないので、特典に興味がある方は気付いた時にでもメールを受信する設定にしておくことをおすすめします。

各通信業者は決して契約を解約させないような足かせをするのではなく、長期契約をすることでのメリットを出していくということも必要ではないかと今回のIIJmioからの情報を見ていて思いました。そこまでの特典ではなくても、ちょっとした事に気が効くようなメリットを、長期契約者に向けて他の通信業者も提供してもらえれば、それはそれで面白くなるのではないかと思います。

今までは、スマホを安く購入するために回線乗り替えを繰り返すような事もありましたが、今後中古スマホや未使用品を気軽に買えるような状況が出てくれば、あえて回線をそのままにしてスマホ本体だけ購入するというような流れも起きてくるのではないかと思います。今回は特典として出てはいませんでしたが、IIJmioは新規や乗り換え利用の人にかなり安くスマホを売っていますが、その全てではなくても、長期契約者に対してもスマホのお得な購入をサポートする特典というのも考えていただけると最高だと思うのですが。

カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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