普段の生活の中でめったに出番がないものでも、用意していた方が良いものがあります。昨日、リビングに置いていたスチールの組立式の椅子が急にガタガタ言い出したので、そうしたガタを収めるために緩んでしまった組立部を何とかしっかり締めたいと思ったのですが、その椅子を組み立てた時に使ったのがドライバーやナットではなく、六角レンチを使うタイプのものだったので、かなり困ってしまいました。
ドライバーやスパナ、ペンチやニッパーなどはまとめているのですが、組み立て時に使ったレンチはもはやどこかに行ってしまっていて、過去に同じように困った時に100円ショップで購入した六角レンチのセットがどこかにあったはずなのですが、こういう時には全く見付からないのですね。
それでも工具が入っている場所や普段は使わないものが入っているケースを開けてみたところ、今まで一回も使っていなかった「自転車パンク修理キット」(これも100円ショップで購入)の中に三つほど六角レンチが入っていて、そのうちの一つのサイズが組み立て椅子を止めているものにサイズがぴったり合ったので、これで一気に緩んだレンチを締め、何とか椅子のガタガタする音はなくなり、安定して座れるようになりました。とりあえず、今回使った自転車パンク修理キットはすぐ出せる工具の入っている場所にしまうことにしました。
工具というのはあまり使わないのですが、小さなドライバーはメガネのネジ止めだけでなく、ボタン電池を使った家電(歩数計など)の電池交換をする場合には必須なので、これも何回も小さなドライバーを買っているのですが、これがまた仕舞い忘れてしまうと気が付いた時にはもうどこかに行ってしまっていて、これまで何度買い直したか知れません。
今回はたまたま目的に合う工具をすぐに見付けることができましたが、これは年末の大掃除の時にでも一通り家にある工具をきちんと確認して、どうしても見付からないものについては改めて用意してわかる所に置き、いざという時に備えることも大切だろうなと改めて思いました。これは日常生活の中だけではなく、災害時にも工具があるかないかというのは死活問題になる可能性もあるかも知れません。
以前購入したものの中には、キャンプ用のマルチツールというものもあって、それだけでも複数の用途をこなせます。先日、おいしそうな瓶入りのりんごジュースを買って帰ったのは良かったのですが、瓶は王冠を使って閉められていたので「栓抜き」が必要であることを知った時には、このジュースを飲むにはどうしようかと思ったのですが、たまたまマルチツールの中に栓抜きに使える機能も付いていたので、無事に開けて飲むことができました。ちなみに、これも最近全くと言っていいほど使わなくなった「缶切り」もマルチツールには付いているので、災害時に缶切りがないと開かない缶詰をもしいただくことになったらこれが活用できるのではないかと思っています。