ガソリンリッター200円時代も間近? それでも旅行は車にした方が良いかも知らない理由について

本日から政府が新型コロナの頃から行なっている、ガソリン価格における補助金が縮小され、1リッターあたり5円ほど高くなるようです。さらに、来年(2025年)の1月16日から一気に補助金が終了になるので、昨日までで比べると、大体1リットル当たり10円の値上げになることがほぼ決定しています。

政府の側からすると、財政的にいつまでも補助金を出せる財源が無いということが言われていますが、ドライバー側の立場からすると、そもそも補助金を出すという決断をする前に考えることがあったのでは? という気がしてなりません。

というのも、先日の衆議院選挙で躍進した国民民主党が主張している「ガソリン税における暫定税率の撤廃」という問題です。現在、ガソリンにかかる暫定の税金は1リットルあたり25.1円なので、あえて補助金を出さなくても、もはや暫定ではなく当り前のように取られている暫定税率分を止めることで、補助金を出していた時よりもガソリン価格は安くなる計算です。

元々が道路財源として暫定的に決められていたものであるので、それを止めて困るというなら、今現在暫定で取られている税金は何に使われているのかきちんとした説明が欲しいところです。もちろん、道路の維持管理には莫大なお金がかかり、それはドライバーが負担しなければなりませんが、それならはいつまでも「暫定」では済まさないで、新たな負担の仕組みを作るべきでしょう。とにかく、現在の暫定税率の仕組みについては疑問に思う点が多くなるので、早くその辺の問題を解決してもらって、こちらも十分に税金を払うことの理由を理解した上で車に乗っていきたいと思っています。

とにかく、今後も原油価格について下がるという展望は持ちにくいので、来年はいよいよ1リッター200円という時代が来てしまう可能性が高まってきました。そうなるとドライバーの負担が増すと同時に、トラックによる輸送を行なっている現場でのコスト上昇により、運賃についても影響が出、それがネット通販の価格にも影響を及ぼす可能性もあります。

そうなると、個人で車を使うにも色々と考えてしまう場面も出てきてしまうように思います。私自身も、歩きや自転車でも十分に行ける所まで車で行くことがありますが、今後はそうした利用の仕方を控え、使う時には車でしか行けない場所へ行くような感じに変わっていくのかなという気もします。ただ、このブログが車で旅をして車中泊のノウハウを出しているブログということもありますが、車旅については自粛することはないかなと思っています。

なぜかというと、ガソリンが上がる以前からバスや鉄道などの公共交通の値上げが行なわれていて、ガソリンの値上がりを計算に入れても、家族全員公共交通で移動するのと、車に同乗して移動するのとでは、やはり車で出掛けた方が安上りになることは確かだからです。車での移動の特徴は、事前の予約が必要なく利用可能ということと、高速道路と下道との関係で、利用する・しないの判断はあくまでドライバーの方で決めることができるので、時間さえ調整が可能であれば、高速代分をケチって目的地まで行くことも可能になるからです。もちろん、以前に紹介した高速道路版の「周遊券」を使うことにより、通常価格より安く高速を利用することもできますし、色々と工夫をする余地はあります。

一つ言えることは、全体的な値上げが行なわれる前から、地域によるガソリン価格の差というものは存在しているので、地域的にガソリン価格が高い場所でできるだけ給油しないように移動しながら安い場所で給油しながら進むということでも対応は可能でしょう。そういう意味では、満タンにした場合の走行距離が長い車に乗っておられる方はかなり移動範囲を広げることができるでしょう。私の車はガソリン車ですが、大体自分の車が満タンにしてどのくらい走るかという事についてはわかっているので、少なくとも日常的に地元で入れている価格と現地でのガソリン価格を比較して、安ければ継ぎ足し給油するなどして全般的に「安いガソリン」で移動できるような旅を考えていければと思っています。

今の時代は、その点ピンポイントで安くガソリンを提供するガソリンスタンドを探すこともできるようになっているので、来年は車旅の計画をする場合には、単に観光について調べるだけでなく、目的地に行く前にどこで給油をした方がコストを抑えられるかというところも計画した上で旅の計画を練ることもした方が良いのではないでしょうか。

カテゴリー: 車関連ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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ガソリンリッター200円時代も間近? それでも旅行は車にした方が良いかも知らない理由について」への2件のフィードバック

  1. ahiru

    てらさん、おはようございます。

    ガソリン代高騰は困りますね。
    ご存じと思いますが、ETCマイレージサービスで、10円につき1ポイントを受け取れます。これはお勧めです。
    https://www.smile-etc.jp/service/point.html

    その他の対策
    ・タイヤの転がり抵抗を減らす為に空気圧は若干高めにしておく。
    ・急の付く動作は避ける(急加速、急減速)。
    ・高速の高いスタンドを使わない様に、高速に乗る前に満タンにしておく・
    ・近くの安いスタンドを探して入れる。自分は以下で確認しています。
     https://gogo.gs/map/?gps=1

    あと、灯油も補助金の恩恵を受けていた様で、こちらも上がる様で、困りますね。。

    では~                  ahiru

  2. てら 投稿作成者

    ahiruさん マイレージポイントの情報ありがとうございました。

    エコ運転については、私の古い車にも燃費計が付いていますので、急発進するとその時の推定燃費がカタログ値と比べると相当悪くなることは実証済みなので、できるだけ燃費計の数値を下げないようなゆるやかな発進、加速を心掛けることを改めて考えながら運転することは大事でしょう。

    本日は東京で初雪が降ったということで、今後は本格的に暖房が必要になりますが、それでも夏のエアコンのように常に付けっぱなしではなく、ピンポイントで温めてあとは着込んでしのいだりすることも可能なので、今年は「着るこたつ」のようなものも使うことを考えたいですね。

    ちなみに、こんな時代になっても、電気自動車に移行しようとは全く思いません。価格もありますが、冬は暖房を付けなくても車内を暖かくできたり、燃料の補給がほぼ一瞬で済んだりとやはり、まだ電気自動車を一般家庭で常用するための環境が整っていないうちは節約しながらガソリン車を使い続けるでしょう。

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