また中古パソコンを増やしてしまいました。先日終了した楽天のスーパーセールで通常価格よりちょっと安く売っていたパナソニックのレッツノートのシリーズが気になり、色々調べていたのですが、今回満を持して2018年販売のCF-SV7という12.1インチのノートパソコンを追加購入してしまいました(正式な型番はCF-SV7RFCVS)。
モバイル用のパソコンとしては、今年になって2017年販売のLenovo ThinkPad X270があり、これはこれで抜群のキーボードとポインティングデバイスがあるので、モバイル運用もこれで行けると思っていたのですが、ThinkPad X270の最大のウィークポイントはその重さです。約1.5kgというのは今後LCCに乗って出掛ける場合には、やはりできるだけ軽いものでモバイル環境を作っていきたいと思いました。
ThinkPad X270を購入する時に比較対象にしたのは後継機のX280だったのですが、約1.15kgと軽くはなっているものの、有線LAN端子が省略されていたり、取り外し可能なバッテリーではなくなったということなど、これから長く使っていくためには少々考えてしまうところがありました。で、今回購入したレッツノートのラインナップを見てみたのですが、その中で譲れない点についてピックアップしてみました。
・充電がUSB-typeCケーブル(PD)を使って汎用ACアダプターでできること
・電池は内蔵ではなく取り外しできるタイプのもの
・本体の重量が1kgを切ること
そうすると、12.1インチのCF-SVシリーズが中古市場では1万円台から、ものによっては1万円以下でも売りに出ていることがわかりました。価格的に魅力的なのはCF-SV6でしたが、SV7からPD充電ができるようになっていたので、SV7に絞って探したところ、ショップ評価の「非常に良い」という状態(?)というCF-SV7(光学ドライブなしのモデル)がスーパーセール特価で記憶容量256GBで15,000円ぽっきり、しかもWindows11インストール済みという条件のものを見付けたので、ついポチってしまったというわけです。
写真ではそこまでわからないかと思いますが、非常に良いというのは理解できるくらい使用感がなく、電池の状態も良好で、ThinkPad X270よりもかなり長く外で使えるだけの容量が残っている本体が送られてきて、これは今のところ当たりを引いたと思いました。元々ThinkPadもLet’s noteも堅牢性のある本体なので、外に持ち出して使いまくるには問題ないものです。
現物に入っていたWindows11はリカバリー用のUSBディスクを作った上でLinux Mintをクリーンインストールしましたが、恐らくWindows11を入れ直して使うことはないと思います。リカバリー用のメモリを作るためには、Windows Updateを一通りしないてディスクを作れないようになっていたので、時間をかけてUpdateを行なったのですが、USBメモリを本体に差して作業を始めるまでにだいたい2時間くらいかかりました。容量256GBはWindows11を入れて使っても何とか使えるレベルではあるものの、今後のWindowsの更新を行ない続けるのは大変なのに対し、Linux Mintの場合は外でモバイル回線を使ってもそれほど時間が掛からずアップデートが終了するので、あまりそうした事を気にしないでも外でパソコンが使えるというのは大きいです。
私は今までレッツノートは使ったことがなかったのですが、キーボードの打ち具合もThinkPadほどではありませんが良好で、軽いですが本体のたわみもなく、安心して使えるという感じです。さらに、今回購入したものはnanoSIMスロットがあるだけでなく、Linux Mintからでも通信設定ができ、手持ちのIIJmioのSIMカード(ドコモ回線)でネット利用ができてしまいました。ネットで調べたところ、LTEについては、1,3,8,18,19,21,28,41が対応しているようで、ドコモ回線で使うのに都合が良さそうな感じです。WiFiによるテザリングが使えない時でも手持ちのSIMカードからネット利用がパソコン単体でできてしまうというのはかなりの衝撃で、これだけでも買ったかいがあるのではと思います。
とりあえず、今まではiijmioの回線はスマホに入れておいてもあまり使わなかったのですが、今回パソコン単体でのネット接続ができるということになると、メールやウェブ閲覧やブログのアップぐらいなら月2GB(高速切替は手動)くらいの安い契約でも十分使える感じです。動画をパソコンで見たい場合には、タブレットに入れたau回線のmineo回線でテザリングして使うという二段階での利用ができるようになりますので、最少のハードの組合せでできることが増えるような感じで今後は使えていくのではと思っています。
当初の目的であったUSB-typeCからの充電についても全く問題なく使えるので、これで今回本体と一緒に送られてきた大きなACアダプターを使わなくても済み、旅行のための荷物が更に軽くなるだろうと思います。ちなみにS(通常)バッテリーを付けての重さは実測で950gくらいと、私の持っているパソコンの中でも一番軽いパソコンとなりました。
Linux Mintのバッテリーモニターでは満充電の状態で最大の利用時間表示は約8時間ですが、状況によって使用時間は変わってくると思います。そこまで使えないとは思いますが、このパソコンの場合大出力のあるモバイルバッテリーでなくても本体電池の充電ができるようになっているようです。
販売当時のレビューによると、USB-typeC経由での充電では、電源オン時には27W以上の入力、電源オフ時には15W以上の入力があれば、内蔵バッテリの満充電が可能になるとのこと。また電源オフ時には、7.5~15Wの入力でも、満充電手前で停止となるが、バッテリの充電が行なえるということなので、今あるスマホ用のモバイルバッテリーを複数持って行き、使わない時にこまめに充電を行なうようにすれば何とかなりそうですし、今後大容量でそれなりの出力のあるモバイルバッテリーが安く買えるようになれば、それをモバイルのお供として、スマホ・タブレット・パソコンともに充電ができるようになりそうなので、今後は大容量でも軽いバッテリーが出てくればそれを探すのも楽しみです。
また、画面サイズは縦が少し長い16:10(普通のパソコンは4;3や16:9が多い)となっているので、ThinkPad X270の13インチと比べると小さいかな? と思っていましたがそんな事はなく、かなり画面は大きいという印象です。旅行用としてだけではなく、カフェでの利用、図書館で調べものをしながらブログを外で書くといった用途では、かなりバランスが良く、先日紹介した無線マウスとセットで使えば、本当に便利に外で使えそうな感じです。そのパソコンが1万円台で手に入るようになってきたとは、本当に前のユーザーには申し訳ないし、Windowsに固執しないことでこれだけリーズナブルに本格的なモバイルマシンが手に入るということは、もっと多くの人に知られても良いのではないかと思います。
てらさん、こんばんわ。
なかなかお値打ち品をゲットされた様で、おめでとうございます!(^^;
このお値段で程度が良く、バッテリーも元気な個体はなかなか無いですね。
しかも、Windows11正式対応なのにLinuxを入れて使うと言う所が初志貫徹ですね(^^;
自分もPd充電対応のノートPCは、持ち歩く物が減るので便利だと思います。充電器はスマホの充電等にも使えますし、軽いですし。
自分はちょっと前に富士通のLifebook U939の中古を買いました。こちらも軽量で結構良いです。以前に比べるとここらへんのPCが結構安くなっている気がしますね。
では~ ahiru
ahiruさん コメントありがとうございました。
Windwos11については、一応回復用のUSBディスクを作っているので、いざという時にはフラッシュメモリを買い足してデュアルブートにするという方法も考えたいですが、自分の使い方ではLinux mintで十分な使い方しかせず、もしハード自体がだめになっても諦めが付くぐらいの価格のものをという感じで今回は購入しました。
しかし、LTEでの通信ができたというのにはびっくりしました。購入サイトにもLTE対応という事は載っていなかったので、かなり得をした気分です。手持ちのSIMカード全てで試しましたが、回線の表示が出たのがドコモ回線のみで、mineoのau回線や、楽天モバイルでは今のところ接続はうまくいっていません。本文にも書きましたが、今までドコモ回線のIIJmioがなかなか使えていなかったので、現在はIIJmioのSIMを入れて、モバイルバッテリーで使わない時に充電するような感じで、気楽にどこへでも持って行って使えるような感じにしていきたいと思っています。
富士通のノートも軽量パソコンが多いですし、価格によっては今後のお宝を探すために色々情報を仕入れていきたいと思います。