先日紹介したLCCでも手荷物扱いで機内に持ち込めるバックパックを購入したことをきっかけにして、今後、外に持ち出すことを考えた電池使用の製品導入を考えています。USB充電の内蔵バッテリーではなく、さらには単三電池でもなく、単四電池にまとめることを目指す中で、モバイルパソコンを外で使うためにぜひとも用意したいマウスについても何がモバイル用途にとって良いのかを常々考えていました。
手持ちのマウスの中では、WindowsとLinux Mintの両方で問題なく動くのは有線のマウスのみでした。私の持っているBluetoothのマウスでは普通に動くものと、一部左右のクリックの応答速度が遅くてうまく使えないものもあり、新たにBluetoothマウスを購入するにしても、果たしてどのマウスを買えばどのOSでも使えるのかというのが今一わからないというのが正直なところでした。
次に、手持ちの2.4GHzの無線マウスについては、Linux Mintで試してみたところ、USB機器として認識しているのにポインターが全く動かなかったので、当初はこの種のマウスは選択肢から外していました。ただ、この考えの一部は間違いだったということが後になってわかります。というのも、この種のマウスでも製品によってはちゃんと動くものもあるということがネットをウロウロしているうちにわかってきて、実際にLinux Mintを使っている人の動作報告されたものについては使えそうだとわかったのです。
ただ、そうした相性の問題を考えなくても使えるのが有線のマウスです。ネットで販売している有線マウスを調べていくと、小型でUSBケーブルが巻取り式のモデルもあるので、普通に動作用の電源(乾電池含む)を用意しなくても良く、なおかつどのOSでも使える有線マウスに心は傾いて行ったのですが、たまたまそんな時に普段使用の電池を単四に統一する感じになったので、たまたま100円ショップのダイソーで見掛けた、販売価格330円の、「手になじむワイヤレスマウス」が単四2本で使用できるものだったため、これを購入してみました。
手に馴染むということで、そこまで小さくはありませんが、ワイヤレスには使い勝手の良い部分もあります。電車などでパソコンを膝の上に載せて使うような場合、マウスだけ小さなテーブルの上に置けば、コードが絡まることを気にしないでマウスだけで済む作業をスムーズにこなすことができます。このマウスを使うためにはUSBポートが必要ですが、小さなUSBユニットはマウス本体に収納できるようになっているので、モバイル用のマウスとしても使えないことはありません。
実のところ、今回購入したマウスと同じ方式のすでに購入していた無線マウスは、ちゃんと接続してもWindowsパソコン上でも使うことができなかった、不良の疑いが濃いマウスでした。元々動かないものを何とか動くのではないかと思いながら使っていたわけで、これならダメ元でも買える価格だし、さらに今後使っていて動かなくなったとしても、全国のダイソーへ飛び込めば代替のマウスを買って使うことができるだろうということで購入してみたのです。
結果として、USBユニットをセットした上でLinux Mint をインストールしたパソコン本体の電源を入れたら全く問題なく操作ができました。もっと早くからまともなワイヤレスマウスを使っていれば、こんな事をわざわざ書くことはなかったろうと思いますが、そのおかげであえてネット通販で買うこともなく、安くてしかも単四電池で動くワイヤレスマウスを手に入れることができたというのは良いことだったと思います。
現在、Linux Mintを入れた複数のパソコンを使い回している状態なので、いちいちペアリングをしなくても使えるワイヤレスマウスは家の中でも重宝します。もちろん、スマートフォンやタブレットと合わせて使えるBluetoothマウスにも良い点はあるものの、パソコンとスマホ・タブレットで使う周辺機器を分けるというのも悪くないと思います。