今の時代、テレビから流れる情報は当てにならず、ネットからの情報こそ大事だというような感じで、かつてのマスコミに対しての風当たりは相当高くなってきているような気がします。
個人的に考えると、テレビに代表されるマスコミの報道というものも一つではなく、多くの見解を持つ人たちが意見を言い合う形に一応は収まっています。テレビについて信頼できないという人の意見にも十分わかる点があります。テレビは元々免許事業であり、免許剥奪をちらつかせると、政府の言うことに逆らえなくなると過剰に自主規制をする向きも当然ありますし、民放については大手スポンサーのおかげで番組が作れているということもあります。
このブログでは大手キャリアのスマホや通信プランについてあまり良い事は書きませんが、その主張をそのままテレビで行なおうとすると、大手キャリアはどの放送局にとっても大手スポンサーなので、その意向でMVNOをクローズアップしすぎては困るということになると、なかなか自分が良いと思うことでもテレビ上では言い回しを変えなければ意見を出せなくなるということも起こります。
そういう意味ではテレビで出ている情報だからと盲信せず、ネット上での有益な情報を入手しながら自分で考えた最良の組み合わせを考えることが大切なのですが、テレビが全くだめなのでネットの意見を信じるという人の中には、どんなネットからの情報を見るかによって最良の選択ができなくなることが十分ありえます。
ネットで発信をする場合、スポンサーがいなくても自分一人で発信できるという利点はあるものの、テレビ凋落の状況を受けて、多くの企業が広告をマスコミ経由で流すだけでなく、ネット自体にも広告を出すのがもはや当り前になっています。このブログも広告を掲載することによって運営のためのわずかなお金を獲得していますので、全てが本音で書かれているかというと、そこまで胸を張ることはできないと思っています。
だからこそ、ネットの情報というものでも何らかの意図のもとに公開されているということを考えつつ読んでいただければと思っています。基本的には私が興味があるものについて備忘録的に書きつつ、もしよろしかったら有益な情報を共有できればとは思っているのですが、その中でもしそこまで私の意見に同意できないというなら、その部分は同意しないまま有用だと思える情報だけを拾っていくくらいの感じで良いと思いながら書いています。
個人的に思うに、ネットからの情報の方が出すまでにチェックのかかり方が薄いことが多いので、特に個人の発信(ブログやSNS)については、簡単にその内容を信じるのではなく、きちんと内容が正しいかどうかを確かめた上でブログ上で言及することを心掛けています。
そんな中で一つ思うのは、今のネットでは設定することによって、自分とは違う意見を言っている媒体や人たちをブロックする(そもそも見ない)ことが可能なのですが、自分にとって耳の痛い話の中に、実は自分にとって有益な情報があったりすることもあるということです。私自身、今までの考えに沿った意見だけを見ていては、新たな発見は難しいと思っていますので、ストレスにならないくらいには多くの意見を参照し、自分の凝り固まった考えをほぐしながら新しい方向に広げていくことも大切ではないかと思っています。そういう意味で言うと、凋落しているというテレビや新聞からの情報も入れていくことで、今後も自分の頭を柔らかくしながら書いていければと思っています。