世の中がデジタル化することによって様々な「勧誘」もよくわからないところから入ってきたりする

昨日、うちの親から一枚の名刺をもらいました。集合住宅の入口付近をウロウロしている人からもらったということでしたが、何だかわからないということで私のところに回ってきたのでした。私などはいかにも怪しそうな人と遭遇したり、歩いていて何かのチラシを配っている所を通ろうと思う時には、「こっちに近寄って来ないで」オーラを出しながらそういった人となるべく目を合わせないようにしているのですが、親は人が良いのか、そういったものを断りきれずにもらってきてしまうのです。

これがその名刺ですが、裏にはメモ欄(もらった名刺には何も書き込まれていませんでした)と、一つのQRコードが印刷してあるのですが、さすがにそのQRコードは写真で紹介することはしません。ただ、表だけを見てもこれが何の名刺かすぐにわかる人は特にお年寄りではいないのではないかと思います。何せ、表の「JW.org」という文字以外には何も書かれていないわけですから。

実はその文字をブラウザに入れるとあるホームページが出てくるのですが、個人的にはそれをやらず、文字自体をブラウザの検索窓に入れてその検索結果を見るだけで、わかる人には十分わかるのではないかと思います。具体的な名前はここでは出しませんが、集合住宅だけでなく一軒家でも戸別訪問をして勧誘をするある宗教団体の名前が出てきます。

ネットでこの団体について、特に名刺について検索したところ、同じJW.orgという文字の他に、勧誘のための文句(宗教に関する事)がイラストとともに印刷されているものは見付けることはできたものの、今回私が紹介したような、ぱっと見何の名刺かわからないようなものを見付けることはできませんでした。

なぜこんな名刺を正体を隠して(うちの親には単に名刺を渡しただけで詳しい説明は全くなかったとのことです)配るのかということですが、最近は宗教・カルト・反社など何かわからないで個別訪問すること自体が難しくなっているので、とりあえず配って興味のある人にだけて見てもらおうということなのでしょうか。ただ、知らない人にとっては何でも闇バイトで雇われた不審者と見えてしまうのではないかと思ったりします。個人的には、こうしたぱっと見には何の名刺だかわからないものを配るよりも、自分の立場を少なくともアピールできる、ネットで上がっているような名刺を配った方が良いのではないかと思うのですが。

というわけで、今回は自分の身の回りであったちょっとした話題について紹介させていただきました。人間、何を信じるかというのは千差万別で、戸別訪問を嫌う方もいますが、ただ何かわからないものを手渡されるのは不安なものです。集合住宅の多くはセールスや勧誘を禁止しているところもあるので、関わりになりたくない場合には受け取りそのものを断りましょう。少なくともここを読んでいただいた方については、その正体はわかったと思いますので、その上でどうするかを決められると良いと思います。

カテゴリー: ノンジャンルコラム | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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