衆議院選挙を受けての新しい勢力の台頭で果たして「マイナ保険証」の扱いは変わるのか?

ここで政治に関する話はあまりしないのですが、個人的に気になるのは、今までの国会の勢力図が変わる中で、私たちの生活の中でそれまででは考えられなかったような変化が起きるのかということは気になります。

そんな中で、選挙前はそのまま使うのか、いったん使わないようにするのかと色々考えたものに「マイナ保険証」が今後どうなっていくかということがあります。改めて説明するまでもないかも知れませんが、選挙前の状況では2024年12月から現在紙やカードタイプで発行されていた健康保険証が、マイナンバーカードに保険証機能を付けた「マイナ保険証」に一本化され、自己負担割合を少なくするには、病院に行く場合マイナンバーカードを持っていき認証を受ける必要が出てきました。

まだ何も変わっていない中では、現在保険証とマイナンバーカードを紐付けしていない人や、自分の入っている健康保険組合に紐付け解消のための手続きを行なえば(ネットでの手続きはできないとのこと)、経過措置として「資格確認書」が発送され、それを持って病院へ行けば保険証の代わりとして使えるようになるということで、あくまで「マイナ保険証」に一本化させるか、紙の「資格確認書」にするのかという事についてどうしようか迷っていたのです。

これを書いている2024年10月現在、私自身はマイナンバーカードと健康保険証との紐付けは完了していて、健康保険証とマイナンバーカードのどちらでも診療が受けられるようになっています。さらに、スマホでマイナポータルにアクセスする際にマイナンバーカードをかざさなくてもログインできる利用者証明用電子証明書を取得しているので、もしマイナンバーカードを医療機関の機械にタッチして確認ができなくても、マイナポータルからスマホにダウンロードして保管している「資格情報のお知らせ」を見せることでマイナンバーカードの確認と合わせて受診ができるようになっています。さらに、マイナポータルにログインすると、受診の記録および投薬についてもスマホで呼び出して確認できるので、マイナポータルを使えるようにしたスマホがあれば、災害時に持病の薬を出してもらうこともできます。

個人的には、今までの保険証を利用しながらマイナ保険証を使える現在の形が気に入っています。財布の中に保険証を入れて外に出ているので、外出先で交通事故に遭遇したりしても持ち物の中から保険証を出せば、きちんと保険を適用した診療を受けられますし、もし保険証を落としたり失くしたりしても、再発行までの間、マイナンバーカードで代用できるだけでなく、かかりつけ以外の病院や地元でない病院を受診する場合に現在飲んでいる薬について聞かれても、スマホを開けば常に最新の医療情報を引き出して伝えることもできます。

以前も書きましたが、保険証と同じようにマイナンバーカードを運転免許証として来年から使えるように準備が進められていますが、若干手数料は高くなるものの、今までの運転免許証とマイナンバーカードを運転免許証として使う二つの証明カードを2つ持つことができるようになっています。私自身はそうなったら多少費用はかかっても運転免許は2枚体制とし、常に持ち歩くのは従来の運転免許証にし、マイナンバーカードはいざという時に使うために家に置いておこうと思っています。しかし、12月以降マイナ保険証のみか資格確認書かということになってしまうと、今享受している二枚持ちのメリットが使えなくなってしまいます。

今回の選挙の結果を受けて、果たして今までの政府方針が変わるかどうかという事はわかりませんが、個人的にはマイナ保険証を使いつつも紙の保険証も使えるように制度が変わって欲しいというのが本音です。ただ、もしマイナンバーカードを家に置いたまま、マイナポータルにアクセスしてログインした状態のスマホから保険証の情報を取り出して、スマホを保険証としても使えることになるというのなら、それでも良いと思っています。個人的にはとにかくマイナンバーカードを常時携帯することは避けたいので、今後マイナ保険証を普及させるためにも、ぜひスマホでも病院を受信可能にできるような取り組みができるような国会での話し合いをお願いしたいものです。

カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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衆議院選挙を受けての新しい勢力の台頭で果たして「マイナ保険証」の扱いは変わるのか?」への2件のフィードバック

  1. ahiru

    てらさん、こんにちは

     マイナンバーカードを常時持ち出すのは抵抗があるので、保険証はそのままで、マイナンバーカードも使える、と言う風な今の状況が自分も良いです。免許証の様に、両方持てるというのが良いですね。

     野田さんは保険証廃止の撤回を公約にしているので、ちょっと期待しています。

     先日、会社から資格確認のメールが来て、被保険者番号等書いてあり、「万が一マイナンバーカードが読み取り出来ない時は、この文面、若しくはマイナポータルの資格確認画面とマイナンバーカードを見せれば受診出来ます」と書いてありましたが、そこまでしてマイナンバーカードを持ち歩きたくない、と思ったりです。

     では~                  ahiru

  2. てら 投稿作成者

    ahiruさん コメントありがとうございます。

    私も会社の方から同じような書類をもらいましたが、スマホのマイナポータルから資格情報のPDFデータをダウンロードすると、もしマイナ保険証で認証ができない場合は紙の書類でなくても、スマホの画面を見せれば良いようです。

    ただ、どちらにしても病院の受診時にはマイナカードを持っていなければならないので、どうしてもマイナンバーカードの置き忘れ、紛失、盗難の可能性が出てきます。再発行も大変なので、本当に何とかして欲しいと思いますし、もっと親身になって人々の生活の利便性について考えて欲しいです。個人的にはマイナ保険証の利便性は十分理解していますので、ヒステリックにマイナ保険証自体の普及に問題が出るような形にならないで欲しいと思っています。

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