ドコモが展開するスマホ用通信プランのahamoが月20GBまで高速で利用できていた容量の上限を30GBに上げたことで、他のキャリアでも続々と横並びの容量アップが行なわれています。最初に対応したのが日本通信でしたが、その後auのサブブランドであるUQモバイルやpovo2.0でも月3千円・30GBが使えるプランが出てきて、先日もソフトバンク系列のLINEMOとYモバイルでも同じような形でのプラン改定が行なわれたので、今後キャリアの高額プランから抜け出したい場合、「月額3千円・高速クーポン30GB」という条件でどのキャリアでも使用可能になるように変わってきたと言えるでしょう。
ただ、私の場合ネットトラブル対策としてできれば楽天を含めた4キャリアの契約をキープしておきたいと思っているので、一回線で3千円というのはちょっと痛いというのが本音です。実際のところ、今使っている通話用のスマホには「楽天モバイル」と「LINEMO旧ミニプラン(3GBまで990円)」のSIMを入れているのですが、楽天モバイル回線で通話用として使いつつ、LINEMOでメールやウェブ関連のサイトを見たりポイ活を行なったりといった使い方だと、月のデータ消費量は3GBで十分足ります。もし3GBを超えたとしても、スマホ内でデータ使用のためのSIMをLINEMOから楽天モバイルに変えると、追加3GB未満であれば二回線の合計で月約2千円で使えてしまい、楽天モバイルを利用しての通話とSMSはいくら使っても追加料金はかからないので、動画を見まくらなければこれで十分です。
ただ、これとは別にタブレットに入れて動画などデータの垂れ流し用に使う回線もあえて月3千円・30GBのプランは使わないで全体の通信料金を抑えています。日常的に家と学校・会社との往復で自宅ではWiFiが使え、外で動画を見るような事はたまにしかないということなら、例えばpovo2.0を導入して必要な場合に24時間無制限のトッピング(一回330円)をすればそれで十分ということはあります。
このプランの場合、もし自宅のWiFiが何らかの理由で使えなくなった場合、代替の無制限回線として楽天モバイルがそのまま使えるということが言えると思います。ちなみに、楽天モバイルでは月20GB以上利用すると支払金額は約3千円が上限で、緊急避難的に使い続けても月4千円ちょっとで何とかなります。普段の使い方ではずっと月2千円くらいで止まりますので、毎月変わらず3千円を払い続けるよりも、通信コストを下げつつ高速通信の使い残しを少なくできるというメリットがあります。
ただ、これだと例えば通勤・通学中にずっと動画を見るのが習慣になっているような場合はちょっときついかも知れません。その場合、あえて主流の月3千円・月30GBの回線一つにまとめるのではなく、「楽天モバイル」「月3GBで約千円のプラン(現在私が使っているLINEMOミニプランは改変されたのでLINEMOに固執することもないでしょうし、翌月繰りこしできるプランならさらに有利)」でスマホを使いつつ、もう一台タブレットを導入できるなら、そのタブレットの中にはもしもの時のために使わなければ料金がかからない「povo2.0」を入れ、動画視聴用の回線としてmineoの「マイそく スタンダード」(月額990円)を追加することで、全日最大1.5Mbpsで使うことができます。これだけ契約しても4回線入れて月額は3千円ちょっとで済みます。
ただこのプランは平日昼(12時~13時)には最大32kbpsと全く使えない回線になってしまいますが、その場合には一回198円で24時間無制限で使えるオプションが付いています。常に学校や会社の昼休みに動画を見たいという場合には、私が契約している「マイピタ+パケット放題plus」(最安1,700円くらい?)にすると良いと思いますが、mineoは楽天を除く大手3キャリアの回線が選べるので、「楽天」「ドコモ」「au」「ソフトバンク」と4回線揃えるのに役に立ちます。
月3千円・月30GBの組み合わせは今後のスタンダードとしておすすめされるプランになっていくとは思うのですが、スマホの使い方によってはそこまで使わないので通信費を掛けたくないということはありますし、できるだけ安くそれなりに使いたいなら、複数の契約をうまく組み合わせることも必要かと思います。私の場合は通話が専用アプリ使用によって月3GB未満で月額千円という楽天モバイル回線をメインにしながら、それだけでは足りない部分を足していくような形で今後も使えるようになって欲しいと思っています。そのためには、月3千円も出したくない人のための新たなスタンダードプランの登場を期待したいところです。