昨日のブログで紹介したahamoの月20→30GBへの増量にすぐに反応したのが日本通信の二つのプランです。今までは月10GBまでの高速クーポンが付いていた「合理的みんなのプラン」は、月20GBに増えて料金は月1,390円に据え置き。今までは「合理的30GBプラン」は名前を替えて「合理的50GBプラン」になり料金は30GBプランと同じ2,178円で2024年9月30日から変わります(旧プランの方はその日から高速クーポンが増量されるそうです)。
これから説明していく中で、ahamoより日本通信の方が良いケースというものもありますが、個人的には「高速クーポンを使い切っても最大1Mbpsで利用可」「海外でも利用可」というポイントを捨てられない方にはahamoの方が良いと思いますが、ahamoよりもう少し安く通話やデータ通信をスマホで使いたいと思っていたり、高速で30GB以上50GB未満くらいは毎月使ってしまっている方については日本通信を選んだ方が良い可能性があります。恐らく、日本通信としてもahamoの契約者をごっそり持って来ようとかまでの思いはなく、しっかりわかっている人がahamoだけでなく他社から乗り換えてくれれば良いと思っているのではないでしょうか。
まず、日本通信にahamoから乗り換えようとする方が注意すべき点は、日本通信の方は月の高速クーポンを使い切ると、最大1Mbpsの中速ではなく、低速の128~200kbpsと、かなり遅くなるので、1GBあたり220円足して高速容量を追加する必要が出てくる場合があります。テザリングで多くデータ通信を使われる方は、そういう事も考えてプランを考える必要が出てくるでしょう。
また、日本通信がahamoにないサービスを行なっているという点でも興味を引かれている方もいるでしょう。それは通話オプションで、今回変更されるどちらのプランでも追加料金なしで選ぶことができます。ahamoのように5分定額を選んでも良いのですが、回数はそこまでしなくても、電話する場合に長くなるような事が多い人であれば、「70分無料通話」というオプションを選ぶことができます。オプションは通話状況によって変えることもできますので、5分定額だと心配だという方は、まず70分無料通話オプションを選んで、後の状況を見ながらそのままにするのか、5分定額に戻すのか、はたまた通話放題の有料オプションを追加するのかということを考えても良いでしょう。
通話かけ放題オプションについては、「合理的みんなのプラン」(1,600円)と「合理的50GBプラン」(1,200円)とでは料金が違います。通話かけ放題を付けた合計額は、みんなのプランでは2,990円、50GBプランでは3,378円となります。
日本通信の場合、ドコモ回線を使っていて、回線はドコモから借りているので、どうしても高速通信といってもahamo並に出ない可能性もあります。ですから、単に月に利用可能な容量だけで比較することは難しいと思いますが、それほどスマホでデータ通信を使わない方であれば、24時間かけ放題を付けても高速通信月20GBでahamoと同じであればメリットを感じられるデータ通信だけでなく通話もしたい人もいると思います。
個人的にはまず「合理的みんなのプラン」で日本通信の時間帯におけるスピードがどのくらい出るのか使ってみて、使えるというのなら「合理的50GBプラン」を考えるし、もしデータ通信速度の違いに我慢ができないようだったらahamoという感じにするのが無難だろうと思います。安いものには安いなりの理由があるわけですが、その安さでも十分なのか十分でないのか、その部分をユーザーに考えてもらって納得して契約して欲しいと日本通信の方々は思っていることでしょう。日本通信の場合は初期手数料の3,300円はしっかりとかかるので、そうした点も十分考慮した上で自分にベストな契約について考えることをおすすめします。
てらさん、こんにちは。
情報どうもありがとうございました。
別件ですが、povoの#ギガ活で、ローソンに行くと100MB貰える(最大月1GB)というのが計画されているそうです。集客目的と思いますが、買わないのに駐車場が混みそうな予感が・・(笑)本当に開始されたらサブスマホ用に活用したいですね。
では~ ahiru
b-mobileの時代から日本通信は通信業界の異端児でしたね。日本通信をはじめ多くのMVNOは今後どうなるか、生き残りをかけて必死だと思います。キャリアがオンライン専用プランを導入したのは影響が大きいです。
まだドコモは多くのMVNOに回線を提供している事もあり、中大容量のahamoですが、POVO2.0とLINEMOはまさに市場が重なります。容量とユーザー層共に重なるだけに厳しい。
キャリアブランドですらUQモバイルを勧めたところ家族からショップでauに比べてサポートが悪くなると言われて反対されたそうです。キャリア、キャリアショップは無知をだましてぼったくりは変わらないですね。
MVNOはどうしても質の低下は避けられない。一般に利用の多い昼は遅くなりがちです。
日本通信と反応しないと現ユーザーですら流出しかねないという危機感があると思います。採算をどこまで計算しているのか。
キャリアが小中容量にオンライン専用と言っても乗り出している現状を考えるとMVNOで生き残れるのは店頭対応も可能なイオンモバイル、iijmio(ビックカメラ)、mineoくらいでは。
知人にもMVNOを勧める事はなくなりました。
ahiru さん 情報ありがとうございます。
こうした特典は、早めにゲットしておかないと、その後多くの人たちがハイエナのように押し寄せるので、場合によっては予定数に達したので終了という事もあるかも知れません。何事も知っている人が少ないうちに特典をゲットする気があるならゲットしておくのが良いと思います。
ケータイオタクさん コメントありがとうございました。
MVNOが今後伸びていくためには、安くスマートフォンをいかにして多くの人が手に入れることができるかということにかかっているのではないかと思います。そういう意味では、MVNOの中ではIIJmioが乗り換え回線の場合にかなり安く新品のスマホを購入できるプログラムを出してきているので、存在価値は今後もあるのではないかと思っています。
あと、今回の日本通信もそうですが、SIM契約だけで安く上げる事を考える人にとっては、今後のスマホにおける中古市場の活用がないとMVNOの先行きは難しいとも思います。中古屋さんにSIMを売ってもらうことで私たちユーザー側も購入した中古スマホをすぐに安く使えるようになるような事になれば、まだ一部のMVNOの先行きはあるような気がしますが。
ただ、スマホを中古で普通に購入してそれを使うようにするというようなことが「常識」になるのかどうか。中古車を買うような感じでスマホも買ったり下取りに出したりすることが当り前になった方が、結果として安くスマホも通信も使えるようになると思うのですが。