スマホでデータ通信を使うのに、あまりデータ通信の内容が良くわかっていないながらもストレスなく使いたいと思っている人の選択肢として、私は契約していませんが一番楽で何も考えずに色々なことができるのは、NTTドコモの「ahamo」に尽きると思います。
現在のスマホの利用料金について、安く維持できるものも色々ありますが、それなりにストレスなく毎月データ通信と通話を使うためにかかるコストというのは、大体月3,000円くらいを目安にすると良いと私は考えます。今回紹介するahamoは月額2,970円ですが、楽天モバイルのプランも無制限に使えて月三千円くらいて収まります。
楽天モバイルの場合は、通話にデータ通信を使う「Rakuten Link」を使って発着信を行なうことで通話料も制限なく使うことができますが(相手先の番号による制限はあります)、その場合には設定が必要だったり、iPhoneの場合にはAndroidとは利用方法が違い、Rakuten Linkの方に着信しないので、電話やSMSを折り返したい場合、改めてRakuten Linkを使う必要が出てきます。iPhoneを楽天モバイルで使用する場合、それがストレスになる場合もありますが、ahamoの場合はドコモ回線を使った一回5分までの通話定額(これも相手先番号による制限はあります)がスマホの種類に関係なく使えるので、あまりスマホの事は良くわからないけど動画などを外でも見たいという場合には個人的にはahamoをおすすめするべきでは? と思っています。
そのahamoについて、何とスタンダードプランの高速クーポンの量がこの10月から月30GB(現在は月20GB)に増量されることが発表されました。国内だけでなく海外でもこの量が使えるというのは、海外に出掛ける機会が増える方にとっては、同じく海外でも利用できる楽天モバイルよりも使えると感じるかも知れません。楽天の海外回線利用も悪くはないですが、今回のahamoの発表は単純に増量ということなので、利用するシチュエーション全てに関わってきます。
ahamoの公式ページを改めて見てきましたが、もし20GBを越えてしまったらというところで、低速時のスピードについての記載はなく、高速クーポンを追加すると料金はというような書き方になっているのは、利用者に追加利用料がかかるという印象を与えているようで個人的には好きになれませんが、それが月30GBになるなら、普通の使い方では越えるパターンはそう多くはないのではとも思えます。もっとも、ahamoの場合は高速クーポンを使い切った後の低速も、最大1Mbpsの中速が出ます。ウェブ閲覧だけでなく動画を見るにも全く見られないということもないくらいの速度なので、普通にスマホだけで使っているなら、今回の改定で高速クーポンが増えれば、もしかしたら毎月余らせてしまうような人も出てくるかも知れません。
スマホのデータ通信をスマホ内だけで使っていて(自宅には光回線など安定した回線がある)、通話もデータ通信もストレスなくしたいなら、月三千円くらい支出は仕方ないと思ってahamoに加入する意義というのは今後も続くだろうと思います。月三千円は高いとか、自宅のインターネットの代わりに使うことも考えているような場合はさすがに別の回線を考えた方が良いと思いますが、そうでなければ個人の契約でそれなりにスマホでの通信を使いたい場合の候補としてまず考えるべきはahamoかなという事になってきそうです。もし、通話定額の5分以内が不安である場合には、スマホアプリに通話時間の設定をすると、例えば通話が5分になる前に矯正切断してくれるものがあるので、そうしたアプリを利用することで、通話+データ通信の利用料金を月三千円でキープすることは可能になります。
さらに、今回のahamoの高速クーポンの増量によって、月20GBを基本に料金プランを組んで来ている他の通信業者はどう考えるか? というところも気になりますね。例えば、楽天モバイルは月20GB未満に利用量を抑えれば月二千円程度の請求に収まりますが、それが月30GB未満に増えたら、Povoのトッピングにも影響が出てくる可能性もあります。通信事業主の大手、NTTドコモが動いたということで、今後の通信プランの変化にも注目しながら、状況を今後も見ていきたいと思います。なお、現在ahamoに加入されている方は特別な手続きは必要なく、10月から自動的に毎月の利用量がアップされるそうです。
ahamoと楽天モバイルはテザリングにも格別制約がないのが良いです。確かauもソフトバンクもテザリングは30GBまでと言う制約がありました。海外旅行が趣味なので海外でもそのまま使える事も大きい。
ahamoではデータプラスも利用できます。ちょっと贅沢ですが、普段からiPhoneとandroidスマホの2台持ちですが、音声回線はiPhoneでandroidスマホはデータプラスと楽天モバイルのデュアルSIMで運用しています。
楽天モバイルはrakutenLinkを利用しないと無料になりませんが、デュアルSIMで音声回線だと楽天モバイルを通話で利用すると設定しないと番号非通知になりますが、データSIMの場合はデータSIMで通話を利用すると設定しても番号は通知されます。
この設定だと海外でも安心して日本国内との通話が可能です。海外通話し放題の国であれば滞在国でも安心して通話が可能です。
ahamoには大盛りオプションもありますが、今後どうなるかです。現在の80GB1,890円は元々の20GBと組み合わせて100GBと言う設定だと思います。20GBが30GBなった状況でそのままなのか。同じ1.5倍で120GB増量になる事を願っています。
ahamoとahamoデータ回線+楽天モバイルの組み合わせは2人で利用する場合にも可能です。後者の組み合わせはMVNOでも可能ですが、合計して30GB利用して通話し放題が2,200円弱で可能になります。
通話音質の確保から言えばPOVO2.0通話定額1,650円との組み合わせも候補になります。
ちなみに海外では楽天モバイルは国内と異なりエリアには問題ないようです。相手国のトップキャリアと契約されているようです。
てらさん
匿名になっていますがケータイオタクです。ログインを忘れました。
ケータイオタクさん コメントありがとうございました。
今回のahamoの仕様変更は喜ばしい半面、他のキャリアや業者がahamoのサービスを基準にその対抗プランを出すような形になると、どうしてもプランの内容が似てきてしまうという事がディメリットになるのではないかと思います。楽天モバイルは一応対抗として頑張ってくれるとは思いますが、先日プランを改定したLINEMOはもはや大容量プランではahamoには及ばない状況に陥ってしまい、ますます尻すぼみのような感じになってしまう可能性もありますね。
個人的にはahamoの大盛りプランよりもahamoと楽天モバイルの二回線にして活用するのが王道かな? とも思います。ただそのためには、もう少しRakuten Linkの通話品質が良くなってくれると良いのにと思います。今の生活の中では通話というより、SMSでなかなか電話に出られない方とのやり取りをすることが多いので、通話を全面的にahamoにするには考えてしまうところがあります。逆に早く全キャリアがデータ通信で電話番号宛のショートメールをデータ料金の範囲内でできるような仕様変更をしてくれるようなら、ahamoをメイン回線にして、楽天をサブ回線(あと、光回線が使えない際の自宅ネット用)にしてしまうのですが。
povoを通話専用にするパターンもありますが、スマホアプリでこちらからの発信を5分以内に強制切断する生活に慣れてしまうと、LINEのやり取りのある方であればLINE電話に変えることもできます。仕事がらみでなければ、事前に5分ごとに切って掛け直すということを言えば、かえって電話での話が長くならないので、ahamoの5分定額をそのまま使うというのも自分の時間を多く取られないためにも無制限使い放題よりも良い場合もあります。
あとは、今後の各社における衛星通信の取り組み方を見ながらどのキャリアをメインにするかを考えていきたいですね。
てらさん、こんにちは。
日本通信からもなかなか魅力的なプランが出た様ですね。
「合理的50GBプランは、これまでの「合理的30GBプラン」の月間データ容量を50GBに増量した。月額利用料金は2178円。5分かけ放題または70分までの通話が基本料金に含まれる。」
日本通信は動きが早いですね。 ahiru
ahiruさん こんにちは。
日本通信については改めてブログ記事にしたいと思いますが、通話オプションのバラエティは日本通信の方が良いですが、海外での利用や、高速クーポンを使い切った場合の利便性という点ではahamoの方に分があります。でも悩むくらいのプランが出てきたのは良い事だと思います。