povo2.0で新たな「データ追加1GB(180日間)」トッピングが登場した意味について

auのサブブランドということで出現したpovo2.0には様々なトッピングがあります。以前にこのブログでもそのトッピングについて紹介させていただいたことがありますが、あくまで期間限定ということで出てくるトッピングと、いつでも利用できる「いつものトッピング」があります。

このpovoも色々な仕様変更を繰り返しておりまして、当初はIDを連携させてauPayを利用することによりデータ容量をもらえた仕組みが2024年6月で終了しております。当然ながら、ユーザーの要望を越える形で、サービスを提供する企業の思惑によってサービスが決定してくるわけで、一部のユーザーが期待する「できるだけ元手を掛けないで使えるモバイル回線」というのでは、企業は利益を確保できないわけで、今後も色々とpovo2.0の内容は変わってくることは間違いないだろうと思います。で、今回のテーマである先日新設された「いつものトッピング」について検証してみたいと思います。

少し前まで、povo2.0をできるだけ安く回線維持するためには、およそ180日間ごとに最安のトッピングを繰り返す事になります。以前は、「smash.使い放題バック」が一回220円で最安だったのですが、サービス提供が終了し、現在は「データ使い放題24時間」のトッピングが一回330円で最安になり、その場合のおおよその回線維持費は、約55円/月となります。ただ、その場合トッピングが適用されていないので、常に低速(最大128kbps)になるのですが、それでも月額100円以下で回線を維持できるわけですから、au回線以外の回線をメイン使用していて、もしメイン回線が使えない場合の予備回線として持つには悪くはありません。

今回、常に利用できる「いつものトッピング」の中で、「データ追加1GB(180日間)」が追加されました。トッピング料金は一回1,260円となります。povo2.0の場合、高速と低速の切り替えはできないので、ちょっと使ってしまったら高速通信の利用はほとんどの期間ではできなくなるので、現在最安の「データ使い放題24時間」のトッピングを約180日毎に繰り返すのとそこまで使い勝手に差がないのに、おおよその回線維持費は月額で約105円となります(トッピングは年に一回で済みますが)。そこで、なぜこんなトッピングが出てきたのか? という疑問が上がります。

一つ考えられるのは、最低額での回線維持をするユーザーがそれなりにいることで、会社自体の収益が上がらないということで、今後回線を維持するためのトッピングの一回あたりの金額の最低額が変わるのでは? という事があります。具体的には今回出てきた「一回のトッピングが1,000円以上」などという条件が付く可能性が考えられます。

その場合、トッピングの価格が千円以上でも「データ追加1GB(180日間)」より安いトッピングはあるものの、「データ追加1GB(180日間)」が一回トッピングすれば180日有効で、されに今の規約では回線維持が180日され、合計360日続くというのがポイントになります。

ただ、ここまで書いたことはあくまで私の推論に過ぎませんので、あくまでこういった可能性があるという感じで捉えていただければ幸いです。もしここで書いたことが現実になってしまったとしても、月額約105円でau回線を維持し、いざという時には一回330円でトッピングをして、無制限で24時間使えるというのは、災害などでメイン回線が使えなくなったり、メイン回線の高速通信分を使い切ってしまったような場合に備えるには十分なものだと言えます。

今後の状況でどう変わるかはわかりませんが、とりあえずは現状povo2.0を最低額で維持されている方は、今後の公式アナウンスの状況で対応を変える必要が出てくるかも知れませんので、念のため注意しておくことをおすすめします。

カテゴリー: 通信サービス全般ニュース | 投稿日: | 投稿者:

てら について

主に普通の車(現在はホンダフィット)で、車中泊をしながら気ままな旅をするのが好きで、車中泊のブログを開設しました。車で出掛ける中で、モバイルのインターネット通信や防災用としても使える様々なグッズがたまってきたので、そうしたノウハウを公開しながら、自分への備忘録がわりにブログを書いています。

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povo2.0で新たな「データ追加1GB(180日間)」トッピングが登場した意味について」への2件のフィードバック

  1. ケータイオタク

    9月17日以降24時間使い放題も今までの翌日23時59分までだったのが24時間に変更されますね。事実上2日間使い放題だったのが改悪?です。
    年間1,000円以上と言う条件は加わる可能性はありますね。月約55円で維持された上に4日間使い放題では管理コストを考えれば赤字だとは思います。
    個人的には現状は楽天モバイルの補完に利用しています。自宅では問題なく使えるのですが、別宅ではローミングエリアのデータ無制限なのですが、通常でも2Mbps出れば良い方でお盆の時期などは0.5Mbpsを切るほどの低速になってしまうのでPOVO2.0の24時間でカバーしています。今後楽天モバイルのエリア充実がどこまで進むかにもよります。
    キャリアが収益確保のスタンスを明確にしてきましたね。LIENMOも容量は増えるとは言え、実質値上げに近い。
    通信は無知と無関心、面倒がり屋から巻き上げて儲ける業界。ユーザーとして対抗する為には関心を持ち、知識を得る必要があります。
    スマホ自体はこれからの時代社会生活を送る為の必需品です。近い将来国際線を利用するにはスマホが必要と言う状況になると思います。
    国内の交通機関を利用するにはスマホが必要な状況にもなる可能性すらある。
    スマホ活用で行政自体も効率化が図れる。少子高齢化人口減少社会では効率化は必要ですが、その為にスマホが必要とされる。スマホを負担感なく持てる環境が必要。
    月105円程度の負担なら負担感自体は無いと言って良いでしょう。スマホが必須な環境ではWi-Fiも提供される事にはなるでしょう。
    POVO2.0は通話関係でも1,650円で通話定額を提供していますが、固定回線を維持するよりよほど効率的だと思いますが、説明しても聞く耳を持たない人も多い。

  2. てら 投稿作成者

    ケータイオタクさん コメントありがとうございました。

    モバイル通信はもはやライフラインと言っても過言ではない今の時代、生活に困窮する人でも回線が持てて電話・メール・決済ができるようになってこそ、社会が変わっていくと思っています。auの方ではそこまで考えていないかも知れませんが、格安な料金で回線の維持ができるとうたったサービスが次々に撤退していく中で、povoは今後も低価格主体のユーザーの救世主となっていける可能性を持っていると思います。

    個人的には、低速でなく中速(300~500kbpsくらいでも)で長期間利用可能なトッピングが出てきてくれれば、LINEや各種決済、Radikoなどを料金を気にせずに使えるようになり、スマホを生活するための必需品として使っていけるようになるのではないかと思います。あくまで帯域を圧迫しないくらいの利用が低価格でもできるようなプランを、各社は考えていくべきではないかと思っています。そして、そうしたプランをきちんと使ってもらえるように、スマホの扱いに不慣れな人にも利用を促進していくための仕組みを考えていくべきだと思います。

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