先日導入が完了したLinux Mintを導入したパソコンをもはやメインマシンのように現在使っています。今まで使っていたミニノートパソコン(Chiwiの10インチ)は、一応しっかりしたキーボードは付いているものの、ちょっと一部でキーの大きさが小さく、それをうまく使いこなすため、外付キーボードと一緒に使うなどの工夫をしていました。
今回Linux Mintを入れたノートパソコンは13.3インチの東芝ダイナブックで、キーピッチは問題なく使え、外付マウスも使わずに軽快に動かせるので、どうしても部屋でちょっとした事をやるには都合が良いのですね。今まではそうした用途ではChromebookを使っていました。実際のところ、Chromeブラウザだけで使うOSなのですが、オンライン前提ならクラウドドライブに直接アクセスできて、オフィスソフト無しでもオンライン上で様々な事ができることに魅力を感じています。ただ、Linux Mintを入れたパソコンは、Linux用のChromeブラウザをインストールすることができるので、Chromeを使っている時には全くChromebookと同じ使い勝手になります。
それでいて、オフラインでも普通のパソコンと同じように作業ができますし、Officeソフトも無料のものが最初から用意されています。日本語入力もカスタマイズができないChromebookと比べて、Linux Mintの方がWindowsで使っている「Google日本語入力」と同じように使える「Mozc」が使えるので、文章入力マシンとしてだけでも、わざわざWindowsを使わなくても十分というわけです。
もし、どうしてもWindowsが使いたい場合、Chromeブラウザから別のWindowsパソコンをリモートコントロールすれば、手元のLinux Mintの入ったパソコン上でWindowsをリモートで使うことができます。これは、自宅でなく外にいる場合でもモバイル通信を使ってリモートすることも可能なので、どうしてもWindowsを持って出ることがない場合には、このOSで私は十分という感じで本当に便利に使っています。こうした事を前提にして、もしも自宅が大きな被害を受けてパソコンが使えなくなったための対策にこのLinux Mintを使おうと考えてみました。
といっても、パソコンを常に身に付けて持ち出すわけではありません。どんなに小さなパソコンでも、本体と電源回りのコードなど、結構かさばります。着の身着のままで逃げるということも考えなければいけませんので、今使っているパソコンを使うためのデータだけでも持ち出すことができれば、どこかで使わなくなった古いパソコンをゲットすることができれば、新たにLinux Mintを本体ディスクにインストールすることで、今使っているパソコンと同じような環境が出来あがるのです。ですから、先日Linux Mintをインストールするために使ったUSBメモリーを常に持っていれば、パソコンを入手する手間と、インターネット環境が必要になりますが、比較的簡単に自分が使えるパソコンを新たに作ることができます。
現在は、そのUSBメモリーをお財布の中に入れて常時携帯しているのですが、スマホとモバイルバッテリーも常に持っているので、最低限のネット環境を維持しながら、自宅からパソコンを持ち出せず罹災してしまっても、どこからかパソコンを入手できさえすれば、快適にブログを書き続けられる環境を作るというのは心の余裕につながります。個人的には、もちろん災害対策用に用意された様々なグッズというものも大切ですが、皆に必要なものは何とか罹災後に入手できる可能性はありますが、自分しか扱っていないパソコンの設定というのは、もはや同じものを入手するのは不可能になってしまうので、こうした用意がないと、パソコンを取りに行こうとして命の危険に晒されるようになってしまわないとも限りません。
というわけで、今Windows10しか使えないパソコンがある場合、ぜひLinux Mintを導入してみてその使い勝手を確かめ、もし気に入ったようなら、インストールするために使ったUSBメモリーを日常的に持ち歩くバッグの中に忍ばせておくことをおすすめします。