南海トラフが動く地震が起こる可能性が上がったということもあり、外出することを躊躇する声もあるものの世間は夏休みということで、行動を中止しないつもりの方もいることでしょう。今回はあくまで、注意喚起ということなので、そこまで行動を自粛することはどうかとも思いますが、それでもきちんと対策を取った上で出掛けることを心掛けたいものです。
それこそ、私の場合先日宮崎で地震が起こった時、リアルタイムに地震が起こったことは知りませんでした。その時はずっと自分の古いパソコンにLinux Mintを導入するのに手いっぱいで、自宅でテレビも付けずにずっと作業をしていたのでした。むろん津波注意報が出たことについてもすぐにはわかりませんでした。ただ、日頃からしてきた一つの習慣によって、比較的早くにそうした情報を知ることができました。
というのも、私は健康状態を常に把握するため小さなスマートバンドをお風呂に入る時以外、寝ている時にも付ける生活をしています。スマートバンドは通話用のスマホと連携していて、自分の健康関連(心拍数が急に上がったなど)以外はスマホからの通知を表示するようになっています。といってもメールにまで反応させてしまうと、かなりの頻度で通知がやってきすぎるので、電話がスマホに掛かってきたりSMSが届いた時、さらにLINE通知に限定してスマートバンドに表示・振動させるようにしてあります。
で、今回の本題ですが、旅行などで人のいない山や海などをぶらつくことはあると思うのですが、もし自分が海沿いを歩いていたとして、地震の振動は感じなくても津波が襲ってくることはあります。もし、実際に危険な状況なのにも関わらず、津波注意報や警報を知らないでその場所にとどまってしまっていたとしたら、最悪の場合命の危険があるかも知れません。せっかくスマホを持っていながら、バッグなどに入れておいて通知に気付かず、情報に気付かないというのは単なる不運では済まないような気がするのです。
ちなみに、私が津波注意報と地震が起こったことを知った経緯は、作業中に急にスマートバンドが振動して、スマートバンドの画面に津波注意報という文字が出たことで、何かが起こっていることを知り、慌ててテレビを付けました。そして九州宮崎で震度6をこえる大きな地震が起こったことと、周辺に津波注意報が出ていることを知ったのでした。
もし自分が注意報の出ている海岸にいた場合でも、何が起こっているかというのは早めに気付くことがスマホ経由のスマートバンドからの表示でわかるわけで、同じように外にいて情報から遮断されている人に伝えることもできます。
そういう意味では、単にスマホを持つだけではなく、手をかざしてすぐに目から確認できるような形で情報を知ることのできる、スマホとスマートバンド(当然スマートウォッチでも可)の連携というのは大事だなと改めて感じることができました。
あと、当然ではありますが旅行であれば特に、スマホだけだと情報を見たり連絡をしたりして色々とスマホを使ってしまうと、電池の減りがいつもより激しくなります。旅行中に持ち運ぶバッグの中には、やはりモバイルバッテリーをいつでも使えるようにして持っておくことが大切だなということも改めて考えました。旅行中ということになると、つい充電するのを忘れてしまうような事もあるかも知れません。少なくとも出掛ける前にはきちんとバッテリーの残量を確認して、満充電されたものを、できれば複数持って行くようにしましょう。旅先で災害に巻き込まれてしまった場合にはスマホの充電ができない状態が長く続く可能性もあります。その時、できるだけ長くスマホを使えるようにしておくことも、立派な災害対策だと言えるでしょう。